提供:MOFT
Makuakeでクラウドファンディング中のMOFT Zを先行レビューさせていただけることになりました。
これまでさまざまなMOFTシリーズを使ってきましたが、テレワークが前提となった昨今では、MOFT Zが一番役に立つと感じました。
- ごく小さいスペースでスタンディングデスクが使える
- スタンディングデスクなのに、軽くて移動が簡単
- PCスタンドとして、基礎力が非常に高い
- 立ち・座りの切り替えによるリフレッシュ効果がすごい
それを裏付けるように、本記事執筆時点(2020年4月26日)で、Makuakeでは2,376人から約1,600万円の出資を集めています。
5月25日までMakuakeでプロジェクトを公開中なので、気になった方はぜひ見てみてください。
参考 リモートワーク時代の革命!極薄・4段階をワンタッチ切替、更に進化したMOFT Z|マクアケ
※2020-6-26追記:一般販売が開始されました。
MOFT Zの概要
コンセプトは「頭と体のリフレッシュ」
MOFT Zは、従来のMOFTシリーズ(PCスタンド)のアップグレード版。
「基本的に座りっぱなしのデスクワークの合間合間に立ち姿勢での時間を設けることで、頭も体もリフレッシュ」というコンセプトで開発されました。
25度、35度、45度、60度と4段階の角度調整が可能なことにくわえ、新たにスタンディングデスクモードが追加されました。
立ちと座りの切り替えは大事
一方で、最近の研究では、2時間以上立ち続けるとパフォーマンスが低下するという問題も生じることが報告されています。
立ったまま・座ったままという状態よりも姿勢変換を行う状態をいかに作るかがスタンディングデスクを有効活用するコツです。
とのこと。
実際、1ヶ月ほどスタンディングデスクを使った経験からすると、立ったままだと
- 頭の回転は早いが、作業は遅い(マウスとキーボードの操作性が少し変わり、思考がそのまま画面に落ちていかない)
- さすがに疲労がすごい(主に足の裏の痛みが、夕方くらいから思考の邪魔をし始める)
というデメリットが気になっていました。
そのため、
- 思考重視のときは、立つ
- 作業重視のときは、座る
と、仕事のタイプ別に切り替えるのが適切なのでは……と。
その点、「立ちと座りの切り替え」というMOFT Zのコンセプトは的をえていると感じます。
(参考)スペック
- サイズ:奥23.9×幅27.9×厚さ1.2cm
- 重さ:890g
- 耐荷重:10kg
- 材質:PUレザー、ガラス繊維、磁石、鉄
- カラバリ:ブラック、オレンジ、グレー、ブルー
MOFT Zレビュー
それではレビューしていきます。
外観・デザイン:ミニマルで薄い
いただいたのはブラック。
従来のMOFTと同じく、装飾のないミニマルなデザインです。
折りたたんだ状態での厚さは1.2cm。スマホの1.5倍くらいの薄さで、使わないときは本棚に入れておけそうです。
1枚1枚の板は、片手の指では折り曲げることすらできないほどの固さ。また、組み立てたときズレないように、随所に磁石やみぞが入っています。
薄いながらも、剛性や安定性にはしっかり気を配っているようです。
ちなみに、従来のMOFTシリーズはネオプレン樹脂を使っておりゴムのようなにおいがしていましたが、MOFT Zは素材が違うせいか全く変なにおいがしません。
これまでMOFTシリーズを使ってきたがにおいが気になる、という方でも安心です。
機能:5段階切り替え
MOFT Zは
- PCスタンドとして4パターン
- スタンディングデスクとして1パターン
の、合計5パターンの使い方ができます。
PCスタンドとして
折りたたたみ方を変えることで、4段階の高さ切り替えが可能です。
1〜3段階目まではそのままキーボードを打てます。
しかし4段階目(60度)は角度がかなりきついので、タブレットを置くために使うほうがよさそうで。
スタンディングデスクとして
MOFT Zの本来の使い方です。
写真ではかなり華奢でグラつきそうに見えますが……
実際に使ってみると、驚くほど安定します。
ノートPCを載せてキーボードを叩いてもグラつきません。
重さ:片手で気軽に移動できる
スタンディングデスクとして使うときの安定感とひきかえに、重さはずっしり890g。
これ、ノートPCスタンドとして考えると、めちゃくちゃ重いです。特に軽さに定評のある従来のMOFTシリースとは比べものになりません。
ただし、スタンディングデスクとして考えると、890gはめちゃくちゃ軽いです。高さ調整ができる他社製品は5〜6kgなんですから。
つまり重さの観点でいえば、MOFT Zは「気軽に移動できるスタンディングデスク」として使うほうがメリットが出やすい、ということ。
たとえば、テレワークで
- ダイニングやキッチンなど、場所を変えて気分をリフレッシュしたい
- 小さい子供を視界い入れておくため、都度場所を変えなければならない
といったシチュエーションでは、MOFT Zが唯一の選択肢になります。
使い勝手:ひと手間あるのがむしろ良い
これはMOFTシリーズ全般に言えることなのですが、複雑な折りたたみ機構を採用しているため、折りたたみや高さの切り替えにはひと手間かかります。
主な理由は、MOFT Zは従来のMOFTシリーズで最多の5段階切り替えだから。使い方もそれなりに複雑になってしまうのです。
しかし実際の利用シーンを考えると、そのひと手間が実はメリットになるんです。
というのも、MOFT Zを折りたたみなおすシチュエーションのほとんどが、座って仕事・立って仕事を切り替えるときだから。
身体を動かし、頭を切り替えるタイミングなので、MOFT Zを扱う一手間がむしろ「良い気分転換スイッチ」になるのです。
つまり、
- 使い勝手そのものは良くない
- ただ、それがメリットに転じやすい
ということ。
MOFT Z、よく考えられています。
実際に使ってみた感想
ノートPCスタンドとして
これまで使っていた、持ち歩きやすさや軽さ重視のノートPCスタンドを、MOFT Zに入れ替えてみました。
結果、安定性がきわめて高く、安心感をもって使うことができました。
具体的には……
ぼくは普段外付けキーボード(HHKB)を使っているのですが、ノートPCの起動するときのPINはどうしてもノートPCのキーボードで入れなければなりませんでした。
そのとき、これまでのノートPCスタンドだと若干グラついたり、力の入れかたによってはスタンドの場所がズレてしまっており、「うーん」と思っていました。
しかしMOFT Zだと、全然グラつきもズレもしません。ぼくのキーボード操作をどっしり受け止めてくれます。
これまで無駄に「ズレないように気をつけないと」と気を使っていたのがなくなり、脳のリソースを無駄に消費しなくてよくなったなあと感じています。
スタンディングデスクとして
自宅書斎のデスク以外の場所で仕事してみました。
すると、家の中であっても、仕事をする場所を変えるとかなり気分がリフレッシュできることに気づきました。
仕事で詰まったら、MOFT Zを片手に移動してみると道が拓けるかも?と思います。
こんな使い方ができるのも、MOFT Zの接地面積が小さく、少しのスペースでも置けるから。これは他にない強みだなあと。
床に置いてミニデスクにするのもよさそうですね。
唯一の気になりポイント
ただ、気になりポイントもあります。
それは、外出のとき持ち歩くには重すぎるという点。890gは、10.1インチの小型ノートPCと同じ重さであり、持ち歩きには向きません。
ただテレワーク前提の昨今、そもそもPCを持ち歩く機会は激減しています。仮に持ち歩くとしても、MOFT miniや元祖MOFTなどを併用すればOK。
つまり使いわけでなんとかなる話であり、MOFT Zそのものに悪い点は見当たらないのが本音です。
MOFT Zはこんな人におすすめ
まとめ:仕事スペースが取りにくい人に救世主
総合評価:
MOFTの真髄ここに極まれり、という感じです。
家の中で気軽にスタンディングデスクを使うなら、MOFT Z一択なのではないでしょうか。特に仕事専用のスペースを取りにくい人には救世主になりえます。
気になる方は、ぜひMakuakeのプロジェクトページを見てみてください。5月25日まで支援募集中です。
参考 リモートワーク時代の革命!極薄・4段階をワンタッチ切替、更に進化したMOFT Z|マクアケ
以上「ミニマルで強かなスタンディングデスク兼PCスタンドMOFT Zレビュー」でした。
※2020-6-26追記:一般販売が開始されました。
※他のMOFTシリーズのレビューはこちら
参考 MOFTシリーズのレビュー
コメント