提供:Hofan
AmazonセラーのHofan社様より、Webカメラ兼スピーカーフォンである「eMeet C980 Pro」をご提供いただきました。
テレワークでは
- Webカメラ
- マイク
- スピーカー
の3点セットがほぼ必須。
それぞれ別で買うとデスクがごちゃごちゃしますし、値が張るのも悩みのタネです。
しかしeMeet C980 Proなら、全部コミコミの3 in 1で9,000円台、かつPCとはケーブル1本でつなげればOK。
デスクをきれいに保ちたい方はぜひどうぞ。
eMeet C980 Proの概要
注目ポイント
- Webカメラ、スピーカー、マイクの3 in 1
- 露出自動調整の1080p高解像度カメラ
- ハウリングゼロ
値段が1万円近くすることもあり、全部入りの盛り盛りスペックです。
スペック・仕様
- センサー:1920x1080p CMOS
- レンズ:5つアンチグレアレンズ (AG)
- ビデオ解像度/フレームレート:1920X1080p/60fps
- フォーカスタイプ:マニュアルフォーカス
- フォーカス範囲:0.8-5m
- 内蔵マイク:360°無指向性マイク*4
- 内蔵スピーカー:プロ並みの高性能スピーカー*2
- 視野角:80度
- 三脚対応ユニバーサルクリップ(ノートパソコン、LCD/モニター用)
- 高さ x 幅 x 奥行き:84mm101mm38mm
- ケーブル長:1.83m
- 互換性:Windows10以降、Windows 8、Windows 7、Mac OS10.10以降、Android 5.0以降、Chrome OS
- USB-Aポート
- 日本語取扱説明書付き
eMeet C980 Proのレビュー
それでは実物をレビューしていきます。
外観・デザイン
正面真ん中にカメラ。その左右に1つずつスピーカー、上面に4つのマイク口があります。
正面のカメラには、解像度(1080p )などが記載。
裏側は、給電とデータ転送を兼ねた埋め込み型のUSB-Aケーブルが生えています。
三脚に固定できるようにネジ穴も空いています。
ネジ穴のある底の板を開けると各種認証マーク。PSEも取得しているようです。
iPhone 8と比べると1まわり大きいサイズ感。
片手で持つと手のひらからあふれるくらいです。
カメラ:良い部類
露出の自動調整機能が便利です。
たとえば……
こちらは部屋の電灯をつけた状態で撮影したものですが
部屋の電気を消し、暗めの自然光とディスプレイの明かりだけで撮影してもこの通り。
かなり明るく写っています。
具体的にはこんな状況(被写体は下写真の右側に配置して撮影)↓
そのため、わざわざ別で照明を買わずとも、
- 部屋を暗くする
- ディスプレイの光を光源にする
だけでも、それなりの撮影ができます。
また、解像度は1080p(200万画素)と、一般的なノートPCの埋め込みWebカメラより1段階上。
広角気味で広く映る点やマニュアルフォーカス等の付帯機能を含め、カメラは良い部類に入ると思います。
ただし、Amazonの説明は60fps対応と書いていますが、実際は30fpのみなので、ご注意ください。
スピーカー:きちんと音が飛んでくる
スピーカーフォンとしては優秀です。
相手の音声がちゃんとこちらに飛んできます。音の大きさも、1人でWeb会議に使うなら60〜70%出力で問題なし。最大音量にするとかなり遠くまで聞こえます。
テレワークのため試せていませんが、周囲が静かなら4〜6人の会議でも十分ワークするのではないでしょうか。
ただ音楽を聴くには少し辛い音質です。(音楽鑑賞用ではないので当然)
音楽鑑賞用のスピーカーかイヤホンは、別で準備するほうが良いかもしれません。
マイク:クリアで優秀
かなりクリアです。
50cmほどの距離ではもちろん、3mほど離れた場所からの発話もしっかり拾います。
テレワークのため試せていませんが、4〜6人サイズの会議室ならじゅうぶんカバーできるんじゃないでしょうか。
もちろん、周囲の環境音も拾います。たとえば
- 後ろの子供の泣き声
- 自分のキーボード打鍵音
- イスを引くときの音
は、しっかり入ってきます。スピーカーフォンなので致し方なし。
一方、ハウリング対策はしっかりしています。
C980 Proは、スピーカーとマイクの位置が近い作りなのでハウリングを心配しましたが、自分が出している音波を打ち消す処理が入っているせいか、全然ハウジングしません。
なおAmazonのレビューには「複数人いる会議室で使うと、遠くの声が聞こえづらい」とありましたが、テレワーク用途であればそういう問題も起こらないでしょう。
実際に使ってみた感想
会社PCに接続し、仕事のWeb会議で1週間ほど使ってみました。
具体的な環境は以下の通りです。
- Windows 10
- USB 3.0で接続
- 窓際の自室デスク
- 室内灯は逆光気味
- Web会議は1日5〜7時間くらい
- ほぼMicrosoft Teams。ときどきWebExやGoogle Hangout
結果、特定パターンで動作不良が出ることがある点を除き、品質は満足いくものでした。
音質・画質は満足。相手のNW速度は要配慮
議論や雑談など一通りやりましたが、C980 Proの音質・画質起因で意思疎通が阻害されことは、一度もありません。
ただ、ときどき相手側に画面ラグが出ていたとのこと。
C980 Proのカメラ解像度が高いことが原因の1つですが、一番のボトルネックは相手側のネットワーク速度。
Teamsの画面を小さくすることで通信量を節約できることを伝えると、ラグは解決しました。
参考 Microsoft Teams で Web 会議をするときの通信トラフィックを観察してみた – Qiita
Teamsと相性が悪い、かもしれない
Teamsで会議していると、2時間に1度くらい、動作不良に陥りました。
詳しい症状は以下のとおり。
- マイク、スピーカー、Webカメラのドライバは認識されている
- しかし、実際には動作しない
症状が起きたときの接続機器の動作確認サイトでの動作確認結果は以下のとおりです。
会議の途中で話が追えなくなるので困りものです。
回避策は、C980 ProのUSBを抜き差しすること。これで毎回直ります。
なお通知欄の音量インジケータやTeams等Web会議ツールのデバイス設定からは直せません。そもそも操作に反応しなくなります。
原因は不明ですが、切り分けた限り、Teamsとの相性が被疑箇所です。
Chromeブラウザ経由のAmazon MusicやWindows Media Playerで音楽を流し続けても、マイク・スピーカー・Webカメラすべて問題なく動作を続けます。
また過去の経験上、以下の2パターンでは、Teamsを使っても同じ症状が出たことがありません。
- Bluetooth接続のイヤホンやスピーカーを使っているとき
- USB接続の別のスピーカーフォンを使っているとき
そのため症状がでるパターンは、eMeet C980 ProでTeamsで会議しているときだけ。
もしかしたら他の原因が潜んでいるかもしれません。判明し次第、追記していこうと思います。
とはいえTeamsメインの人はちょっとキツいかもです
やはり「正面ちょい上」は画角が良い
これまで会社PCについているWebカメラを使っていたんですが、デスク上の配置の問題で、どうしてもカメラの位置が
- 左斜め前、目線より少し下
- 顔の正面、あごより下
となってしまい、画角(自分の顔が映る角度)が変になってしまっていました。
変に斜め45度だったり、上から見下す感じになってしまったり……
それがeMeets C980 Proをメインディスプレイ上に置くと、カメラの位置が正面かつ目線より少し上にくるため、顔の写る角度が良いんです。
真摯にまっすぐ前を向きながら話しているように映るんです。相手に与える印象がだいぶ改善します。
外付けディスプレイを使っているなら、Webカメラも外付けがいいですね。
eMeet C980 Proはこんな人におすすめ
まとめ:3 in 1はお得だが……
総合評価:
Teamsと相性が悪いのは、Teamsメインなぼくにとっては致命傷。
最近はTeamsのシェアが最大手のSlackを抜いたことから、多くの方に当てはまるでしょう。
いろいろ品質は良い点を考慮しても、厳しいですが★-1.5せざるをえませんでした。
ただTeamsをメインで使っていないぶんには★5あげても良いかと思います。
Slackメインの方は、試してみてはいかがでしょうか。
以上「eMeet C980 Proレビュー | テレワークの味方。1台3役のWebカメラ兼スピーカーフォン」でした。