提供:MadSpace
MadSpace社さまのご厚意により、Makuakeでクラウドファンディング中のサイクロン掃除機「Shunzao Z11 Pro」を先行レビューさせていただきました。
Shunzao Z11 Proは、中国Xiaomi社の運営するクラウドファンディングサイト「小米有品」発のプロダクト。中国国内でのサクセスを受け、日本に上陸してきました。
特長は、巻き込んだ髪の毛を自動切断するクリーナーヘッド。掃除機でありがちな「ヘッドに絡まった毛が取れない」という悩みをゼロにしてくれます。
実際、わりと毛量が多めなわがやで2週間ほど使ってみても、ヘッドに髪の毛が絡まったことは一度もありませんでした。
もちろん、吸引力やゴミ除去性能もしっかりしており、すっかりわがやのレギュラーになっています。
他社製品と比較しても、スペック上は勝っている点が多いため、「次の1台」にぜひいかがでしょうか。
参考 Makuake|シャオミ・エコシステム発!掃除が劇的ラク&時短に!サイクロン掃除機shunzao
Shunzao Z11 Proの概要
注目ポイント
- 髪の毛だけを自動切断する特許技術のクリーナーヘッド
- ダニ吸引率99.9%の吸引力
- 5層HEPAフィルターで排気もキレイ
髪の毛がクリーナーヘッドに絡まって取れない……という地味にうっとおしいアレがなくなるのが最大の特長。
なお、主要スペックでは他社同等品と比較して勝っているそうです。
仕様・スペック
- 製品名称:Shunzao Z1 Proコードレス掃除機
- 型番:Z11 Pro
- メインノズル:特許取得の毛髪絡まり防止機能付き
- 付属品終了:盲唖hつ切断クリーナーヘッド+7個
- 入力電圧:25.5V
- 毎分回転数:125,000RPM(3相ブラシレスモーター)
- 吸引仕事率:150AW
- 稼働時間:最大60分
- 吸引力:26,000Pa
- 電池:2,500mAh
- 充電時間:2〜3時間
- ダストカップ容量:0.5L
- フィルター:5層構造
- 稼働音:72dB
- 製造国:中国
Shunzao Z11 Proレビュー
それでは実機レビューです。
外観・デザイン:ブラックは人を選ぶかも
今回は「ブラック」を選択。
メタリックな色合いとデザインは個人的には好みですが、部屋との相性を考えると「ホワイト」のほうが無難かもしれません。
本体モーター部分に「Shunzao」ブランドのロゴマーク。
ポール部分に「Shunzao Z11 Pro」の印字があります。
フォントや文字間隔がちぐはぐなのが若干気になりますが、実用上は問題ありません。
本体上に、吸引力と電池残量を示すインジケータがついています。(上の写真はシールを貼ったままなので、実際の見た目hは異なります)
その下に、ゴミ捨てボタン。こちらを押すとゴミが溜まる部分がパカッと開き、ゴミを落とせる、というわけ。
組み立てて立たせると、こんな感じ。
ヘッド種類:4種類
4種類のヘッドが付属します。
こちらはメイン、髪の毛自動切断機能がついているもの。
- 灰色のふわふわした部分が回転し、細かいゴミをこそぎ取る
- 赤い部分が歯ぎしりチックに動いて髪の毛を切断する
- サイクロンの吸引力で吸い込まれていく
というしくみです。
こちらは、ダニ吸引用のもの。
口が狭いぶん吸引力が強く、かつブラシでゴシゴシしごく作りになっています。
目の細かいラグ等でも十分ワークしそうです。
大きさ・重さ・取り回し:重戦車のようだが使いやすい
これまで使っていた
と比べると、ふた周りくらい大きいです。特にホース部分が結構長く、172cmの男性が持つと、腕を伸ばした状態で約1m先にヘッドが来るイメージ。
持ってみると手元にずっしり感を感じるため、「こんなに重いと取り回しにくそうだな」と一瞬思います。
が、実際に電源を入れてみると、力をいれなくても勝手にずんずん前に進んでくれます。
どうやら、ヘッド中で回転するブラシがいい感じに推進力を生んでいる様子。
そのため、
- 自分の力だけでコントロールせず、ヘッド自体の推進力を利用する
- その場で押し引きするのでなく、掃除機についていくことで面積をかせぐ
とすれば、取り回しには苦労しなさそうです。
吸引力:強い
これまで使っていたハンディクリーナーと、吸引力を比較してみました。
具体的には、ハンディクリーナーで掃除したあと、吸引力「強」モードのShunzao Z11 Proで掃除して、どれだけ追加でゴミが取れるかを確かめます。
すると……
「これでもか」というくらい、細かいゴミが取れまくりました。
これまでハンディクリーナーでの掃除してきた意味とは……。
なお、ダニクリーナーに取り替えて書斎のイスやリビングのソファーを掃除してみても結果は同じ。
めちゃめちゃ頼もしいです。
音:そこまでうるさくない
文字では伝わりにくいので、動画を撮ってみました↓
撮影用スマホと本体が近いのでわりと大きく聞こえますが、実際使うときは本体と耳の距離はこの倍以上あるので、そこまでうるさくは感じません。
髪の毛自動切断:たしかに効いている
毛量がわりと多めなわがや。
髪の毛がよく落ちるため、ヘッドに髪の毛が絡まないかは一番の心配事項です。
実際、掃除していると上の写真のようにたくさんの毛が吸い取られていくのですが……
ヘッドには一切、髪の毛が絡まっていません。
髪の毛を自動切断する特許技術は、たしかなようです。
なお、髪の毛より一回り太い糸を吸わせてみたところ……
切断されず、そのまま吸い取られていきました。
「髪の毛より太いものは切断しない」という仕様が確認できました。
毛足の長いカーぺとに使っても大丈夫そうです。
連続使用時間:「強」は結構短い
連続使用時間は、吸引力によって違います。
- 強→10分くらい
- 中→40分くらい
- 弱→60分くらい
特に「強」モードは目に見えて電池がモリモリ減っていきます。
その様子を手元のインジケータで見ていると、「やばい早く掃除終わらせなきゃ」という気分になるため、少し心臓に悪いです。
普段は中モード、カーペットやソファー、ベッドシーツなどを掃除するときだけ強モード、と使い分けると良いでしょう。
充電時間:3時間ほど
0%から満充電まで3時間くらいかかります。
掃除機をかけないときは充電したまま放っておく、という使い方をすれば、充電切れで困ることはありません。
収納:ホルダーの付け場所次第
壁にネジを入れてホルダーを固定すると、充電しつつ収納もできるようになります。
とはいえ、結構本体サイズが大きいので、収納場所はしっかり選ばなければなりません。
選ぶ条件は、
- コンセントが近くにある
- 掃除機を固定しても邪魔にならない
- 思い立ったときにすぐ取り出せる
の3つ。(特に最後の1つは見落としがちですが最重要です)
もしこれら条件を満たす場所がない場合、「電池が切れそうになったらバッテリーを本体から外して充電器に差し込む」、という代替案もあります。
しかし電池の減りが結構激しく、1〜2回の掃除機がけごとに充電が必要なので、早めにホルダーの取り付け場所を決めることをおすすめします。
分解掃除:すみずみまで洗える
ゴミを吸い取る部分は細かく分解&水洗い可能。
一個一個の部品を個別に洗えるため、見た目も中身もキレイに保てます。
フィルターや電池の交換:交換品の公式販売に期待
フィルターや電池の付け外し自体は、超簡単ワンタッチでできます。
ただ、本記事執筆時点(2020年9月28日)で、
- 交換用フィルターは今後販売予定
- 交換用電池は販売未定
という状態。
両方の公式販売を期待しましょう。
実際に使ってみた感想
1週間ほど、家の掃除に使ってみました。
これまで使っていたハンディクリーナーとも比較してみましたが、感想をまとめると
「これまでの掃除はなんだったんだ」
です。
ただ100点満点ではなく、個人的に気になるポイントもありました。
細かいゴミがめちゃくちゃ取れる
これでもか!というくらい、細かいゴミが吸えます。
ヘッドのブラシと吸引力の2点で、掃除機としての総合力が高いからでしょう。
ゴミがバンバン取れるので、掃除機をかけるのが楽しくなりました。
ヘッドに髪の毛が全然からまらない
毛量が多めで髪の毛が床に落ちがちな家庭なので、一度もヘッドに髪の毛が絡まないのは感動モノ。
しっかり掃除はしたいけど、掃除グッズ自体のメンテナンスに手間はかけたくない。そんなわがままなぼくの要求に、Shunzao Z11 Proはしっかりと応えてくれました。
少し重いが、3日で慣れる
とはいえ、これまで使っていた軽量クリーナーと比べるとずっしり重いのは事実。
最初はとまどいましたが、3日もすれば取り回しに慣れ、スイスイ掃除できるように。
今はもう、ヘッドを取り替えつつ適材適所で掃除機をかけられています。
クリーナーヘッドの置き場所は100均DIYで
- 充電器とホルダーをどこにつけるか問題
- クリーナーヘッドの収納場所をどうするか問題
は、100均のピン型フックと網棚で置き場所を作って解決しました。
なお充電器兼ホルダーは壁に取り付けないままにしました。立て掛けるだけで安定したのと、本体が結構重いので充電するたび持ち上げるのが面倒だったからです。
良い感じでまとまったので満足です。
参考 Makuake|シャオミ・エコシステム発!掃除が劇的ラク&時短に!サイクロン掃除機shunzao
Shunzao Z11 Proはこんな人におすすめ
まとめ:満足度高いです
総合評価:
クラウドファンディング発のプロダクトはだいたい「セールスポイントの一本足打法」なことが多いのですが、Shunzao Z11 Proは売りの「髪の毛自動切断」以外の基礎力もきちんとしっかりしていました。
お掃除エクスペリエンスが2段階くらいレベルアップしたので、とても満足しています。
あとはクリーナーヘッドの収納や交換用パーツの扱いさえクリアすれば完璧ですが、これはクラウドファンディング完了までにクリアしてくれることを祈るばかり。
本体そのものは良い品だと思うので、ぜひチェックしてみてください。
参考 Makuake|シャオミ・エコシステム発!掃除が劇的ラク&時短に!サイクロン掃除機shunzao
以上「Shunzao Z11 Proレビュー | クラファン発、髪の毛が絡まらないサイクロン掃除機。吸引力もすごい」