提供:SUNVALLEY Japan
SUNVALLEY Japan様のご厚意で、2020年1月に同社ブランドTaoTronicsから発売されたサウンドバー「
」をレビューさせていただけることとなりました。TT-SK023は、40W出力・幅80cmの大型サウンドバー。主な用途はテレビ。テレビ台に置いたり、ウォールマウントで使うことが想定されています。
が、Bluetooth接続も可能なので、デスクのモニター下にどーんと置いてPC用の外付けスピーカーに使ってもOK。(ぼくはそうしました)
実際に使ってみると、価格の割に高級感のある外観や、包容力のある中〜低音など、総合力の高いアイテムです。
このサイズのサウンドバー、他ブランドだと1〜2万円が普通ですが、TaoTronics TT-SK023は実売8,000円前後。
手軽なテレビ音質改善やデスクBGM音質アップに、ぜひいかがでしょうか。
TaoTronics TT-SK023に惹かれた理由
自宅デスクのBGM音質アップにいいかな?と思ったのが理由です。
詳しくは、
- デザイン的に、デスクのレイアウトや雰囲気にフィットしそう
- 中低音が主力らしいので、普段流しているLo-Fi Hiphopと相性がよさそう
という目論見です。
もちろん、テレビに使う案も検討しました。
しかし、
- テレビの音質がそこそこ良く、音質に不満をもっていない
- 薄型の壁寄せテレビスタンドを使っており、サウンドバーを置く場所がない
という理由から、テレビにつないで使う案は見送りに。
ということで……
↑ココに置くことを念頭に、サンプルレビューを受諾しました。
モニターアームでモニターを浮かせているからこそできるレイアウトです
TaoTronics TT-SK023の概要
注目ポイント
- 4つの2インチフルレンジスピーカーによる、臨場感あふれるサウンド
- 高級感あふれる外観デザイン
- 2系統の有線+Bluetooth接続に対応
- リモコン付属、イコライザモード搭載
仕様・スペック
- スピーカータイプ:サウンドバー
- モデル名:TT-SK023-JP
- サイズ:80 x 6 x 6 cm
- 電源:コード式電動
- 接続方法:AUX、光ケーブル、Bluetooth
- 出力チャンネル数:2.0
- 壁掛け:対応
- スピーカー出力:40W
- その他:リモコン付き
TaoTronics TT-SK023レビュー
それではレビューに入ります。
外観:値段の割に高級感がすごい
まずは表側を見ていきましょう。
向かって右端にはTaoTronicsのロゴと……
直接操作に使うボタン類が集まっています。
各面は炭で焼いた木のよう質感で、高級感があります。
中央部にはうっすら、各種アイコンが透けて見えます。
起動時は、入力元やモードにあわせ各アイコンが光ります。
向かって左端には何もありません。
次に裏側です。
左右それぞれにウォールマウント用の取り付け穴が備わっています。
付属のネジを確認し混んでこちらにかければ壁掛け可能です。
裏面中央には各種端子類と電源がまとまっています。
入力はAUX(3.5mmイヤホンジャック端子のオーディオケーブル)とOPT(光学ケーブル)の2種類に対応。
電源はメガネタイプです。
底面の両端には、置いたとき滑らないように樹脂の足がついています。
以上、全体的にシックな黒で落ち着いており、高級感があるデザインになっています。
個人的には点数高いです
接続:有線2系統、Bluetooth対応
3系統の接続に対応しています。
- AUX(3.5mmイヤホンジャック端子のオーディオケーブル)
- OPT(光ケーブル)
- Bluetooth(5.0)
テレビとの接続にはOPTかAUX、PCやスマホとの接続にはBluetoothを使うと良いでしょう。
複数の接続系統があると幅広いシーンで使えるので、ありがたいですね。
設置:壁掛けと直置きの両対応
壁掛けと直置き、両対応です。
TVなど接続先が壁掛けなら、その下に一緒にウォールマウントするといい感じに仕上がります。
一方、デスクに置くならデスク奥のモニターしたに直置きすると収まりが良いでしょう。
実際の配置は、記事の後半で紹介します。
機能:フル機能を使うにはリモコン必須
TaoTronics TT-SK023には、
- 音源の系統切替(AUX/OPT/Bluetooth)
- 音量のアップ/ダウン
- 音質モードの切替
など、いろいろ機能が搭載されています。
しかし、フル機能を使い倒すにはリモコンを使わなければなりません。
具体的には、本体のボタンでは音質モード切替ができないんです。
ぼくはサウンドバーをデスクに置き本体ボタンを直接操作する前提で考えていたので、この制約は残念です。
実際に音質モードを切り替える機会はほぼないですが……使える機能に制約があること自体がモヤりポイントです
音質:分解能が今ひとつだが、包容力は高め
聞く音楽によって得意・不得意が別れます。
ざっくりいうと、以下のとおり。
- 得意:ヒップホップなど、中低音でまとめる系の音楽
- 不得意:低〜高音をまんべんなく使った、音が厚い音楽
たとえば、lofi.cafeで流れてくるようなLo-Fi Hiphopは、包み込むような低音の鳴らし具合や、こちらに飛んでくるような高音の響きが心地よいです。
一方PSYQUIなど、音に厚みがあり、かつコントラスト高めな音楽は、若干こもる感じが先行してしまいます。
ただ、同じコントラスト強め系でも、Parov Stelarくらい音色が絞られていればいい感じに聴けます。
以上のことから、TT-SK023の音質を評価すると、
- 分解能は今ひとつ
- ただ中〜低音の包容力は高い
という評価になりそうです。
耐久性:すぐ壊れることはなかった
本記事の初出時点(2021年5月)で、使って1週間くらい。
使い始めてすぐ壊れたり、動作不良を起こすことはありませんでした。
なにか起きたら、ここに追記したいと思います。
保証:12+18ヶ月
TaoTronics TT-SK023には、
- 標準で12ヶ月
- 製品登録で18ヶ月追加
の長期保証が付きます。
初期不良時はもちろん、保証期間であれば返品・交換など柔軟に対応してくれます。
実際に使ってみた感想
当初の目論見どおり、デスクのモニター下に設置しました。
34インチウルトラワイドモニターと相性抜群
TaoTronics TT-SK023と直上の34インチウルトラワイドモニター、両方とも幅が約80cm。
同じくらいの幅とあって、ものすごくしっくりきます。
サウンドバーは筐体が大きいぶん、レイアウトが難しいもの。
34インチウルトラワイドモニターの下に置くのは、1つの正解なのかもしれません。
Bluetooth対応はレイアウト的に嬉しい
Bluetooth接続に対応しているため、配線を最低限に保てます。
たとえばぼくは、使っているデスクの天板中央奥に4口コンセントが埋まっているので、20cmの短い電源ケーブルを使うと、まるでサウンドバー本体しか置いていないようなミニマルなレイアウトが実現できました。
有線接続のみ対応だとこうはいきませんでした。無線は正義。
「サウンドバーのあるデスク」という満足感
個人的な趣味ですが……サウンドバーの置いてあるデスクってかっこよくないですか?
ぼくはほぼ毎晩、自分のデスクで一人エモく過ごす時間を取っているんですが、TaoTronics TT-SK023を置いてからだいぶニヤニヤ度がブチ上がってるんですよね。
これは完全に主観ですし、実益ではなく気分の話ですので、これを読んでいるあなたにはピンとこないかもしれません。
が、「サウンドバーをデスクに置く」という選択肢もあるんだよ、と知っておいてもらえると嬉しいなと思います。
TaoTronics TT-SK023はこんな人におすすめ
まとめ:売れ続けている理由がわかった
総合評価:
音質・機能・デザインを個別に見ると凸凹がありますが、値段を含めたトータルの満足感は高いです。
-★0.5の理由は、個別観点ごとに凸凹があり、完璧とは言い切れないから。(かなり辛口評価)
とはいえ、これは良いものですよと自信をもっておすすめできます。
TaoTronics TT-SK023は、2020年1月の発売後、ロングランで売れている人気機種。実際に使ってみて、その理由がわかりました。
なおTaoTronicsは、売れている製品は機能・性能を改善した「進化版」を出します。たとえば人気のSoundLiberty 53は第4世代まで出ていたり。TT-SK023もそのルートに入るのではないでしょうか。
コスパの高い定番サウンドバーとして、おすすめできる一品です。ぜひチェックしてみてはいかがでしょうか。
以上「TaoTronics TT-SK023レビュー | 40Wの本格サウンドバーでデスクBGM品質をアップグレード」でした。
質問をさせていただきます。
記事を参考にさせて頂き、TaoTronics TT-SK023の購入を検討しています。
「両端3.5mmイヤホンジャックのケーブルだと音が出ません。」
とのことでしたが、ステレオピン(メス)-ステレオミニ(オス)変換ケーブルを使用して、3.5mmイヤホンジャックに差して使用することは可能なのでしょうか?
Nintendo Switchと接続したいと考えております。
初歩的な質問で申し訳ありませんが、ご存知でしたら教えていただきたいです。
よろしくお願いします。
りょ さん
コメントありがとうございます。
こういうものをイメージされていますでしょうか。
実機で試せていないものの、おそらく使えると思われます。