提供:MadSpace Japan
メーカー様のご厚意で、Makuakeにてクラウドファンディング中のロボット掃除機「neabot(ネアボット) NoMo Q11」を先行レビューさせていただけることとなりました。
neabot NoMo Q11は、
- プロジェクト開始から20日間で7,900万円を突破
- 残り20日時点で1億円を突破
と、かなり注目を集めているプロダクト。
その理由は、手間の少なさにあります。
これまでロボット掃除機は
- 走らせる前は、事前に床の掃除が必須(でないといろいろ巻き込んで動作停止する)
- 走らせた後は、毎回ダストボックスの掃除が必要
と、使う前後にひと手間かかるものでした。
しかしneabot NoMo Q11は、
- 走らせる前の床掃除が不要(障害物検知が優秀で巻き込み事故が少ない)
- 走らせた後のダストボックス掃除も月イチでOK
と、従来かかっていた手間を極限まで小さくする工夫が施されています。
もちろん肝心の掃除性能も、
- 吸引力は最大4000Pa(従来品+1000Pa)
- 無駄のないマッピング&ルーティング
- 水拭きももちろん対応
- スマホアプリから各種制御可能
と、抜かりありません。
実際使ってみても「こりゃ人気が出て当然だな」と。ズボラ家事が捗る捗る。
とはいえ、気になる点がないわけではありません。むしろ、細かく見ていくといろいろあります。
安いモノではないので、そこらへんも含めて詳しく&厳し目にレビューしていきたいと思います。
なお、Makuakeでの応援購入は7/29(木)まで。本記事執筆時点で15%オフで購入可能です。
これまでロボット掃除機を使ったことがあり「使う前後の手間」に悩んできた人は、ぜひチェックしてみてください。
※2021年9月27日追記:一般販売がはじまりました
neabot NoMo Q11の概要
注目ポイント
ゴミ捨ては月1度、自動ゴミ収集ボックスの紙パックを捨てるだけ!
掃除&水拭きが一体化!4,000Paの高吸引力で厚い絨毯でも楽々掃除!
インテリアにもマッチする美しいデザイン
出典:www.makuake.com
……というのがMakuakeプロジェクトページで謳われている「ストーリー」。
が、個人的に注目しているのは、「ズボラ家事」に全力で寄り添っている点です。
ロボット掃除機って、床の上にモノが落ちていないことが前提なものが多いですよね。
でもね、なかなか作れないと思うんですよ、そんな理想的な床。少なくともズボラ家事erにとって毎日は無理。
だから現実的には、ロボット掃除機には、
- できる範囲で履いておいてほしい
- でも落ちているものは巻き込まないでほしい
- たまに理想の床になったときだけ全部ちゃんと履いてくれればいい
- ついでにいうと、ゴミ収集も週1とかのほうが楽
てな感じで振る舞ってほしいんです。
という、ズボラ家事erのしみじみした要求にちゃんと寄り添ってくれるのが、neabot NoMo Q11というわけなのです。
仕様・スペック
本体
- モデル:neabot NoMo Q11
- サイズ寸法:350 x 350 x 87mm
- 重量:約3.3kg
- モーター:Nidecブラシレスモーター
- ダストボックス容量:250ml
- 水タンク容量:300ml
- 定格電圧:14.4V
- 定格出力:47W
- バッテリー容量:5,200mAh
- 吸引力
- 静音モード:650Pa
- 省エネモード:1,500Pa
- 通常モード:2,500Pa
- パワフルモード:4,000Pa
- ノイズ:65db以下
- 充電時間:約6時間
- 推奨作動温度:0〜40℃
- 生産地:中国
自動ゴミ収集ボックス
- 型番:DS0030W
- 重量:4.6kg
- サイズ寸法:397 x 275 x 315 mm
- 紙パック容量:2.5L
- 定格入力:100V-240V / 50-60Hz
- 定格出力:1,000W±10%
- 生産地:中国
neabot NoMo Q11レビュー
それではレビューしていきます。
付属品:交換品が充実している
付属品は一通り揃っています。
特徴をいうと
- ダストパックが合計3枚(1枚は自動ゴミ収集ボックス内に設置済)
- 水拭きモップが合計2枚
- 交換用HEPAフィルターが1枚
- サイドブラシが2つ
と、わりと交換部品が充実している点です。
もしかしたら、クラウドファンディング後から交換部品の販売開始まで時間かかる可能性があることを考慮した優しさなのかもしれません。
外観・デザイン:上品な白物家電
ロボット掃除機とあわせて、最大の特徴である自動ゴミ収集ボックスもじっくり見ていきましょう。
ロボット掃除機本体
本体はシンプルな白。表面はテカテカしているタイプです。
上面。neabotロゴの下に、充電開始・終了ボタンと掃除開始・終了ボタンしかありません。
基本的にアプリから操作するなので、本体のボタンは最小限です。
正面、バンパー部分の黒い帯はセンサーです。
後方に排気口と、取り外し可能なダストボックス兼水タンクがあります。
そのダストボックス兼水タンク、中央下の穴から掃き集めたゴミを吸い取れるようになっています。
裏面を見ていきましょう。
正面からみて右前方向に、クルクル回ってゴミを集めるサイドブラシを装着します。
サスペンションの先に二重歯車のような形のタイヤがついています。段差を乗り越えるための形です。
裏面中央のブラシ。Nidec製。
密度が高く、少し固めな毛がV字で回ることで、床のゴミをこそぎ取ります。
このブラシ、ワンタッチで取り外しが可能です。
絡まった髪の毛を切り取ったり、巻き込んでしまったコード類を引き出すのに便利です。
ダストボックス兼水タンクのこちらですが……
中央上側の穴の中にボタンがあり、そこを押すと取り外せます。
このダストボックス、結構ギミックが細かいので、少し詳しく見ていきます。
まず左側。ゴム製のフタを開けると、水タンク用の給水口があります。
モッピングするときはここに水を入れるわけです。
給水口の隣には、メインブラシ等をメンテナンスするためのミニブラシ。
そして真ん中はダストボックスとなっています。
ロボット掃除機が走ると、ここに一旦ゴミが溜まっていき、自動ゴミ収集ボックスに戻ると吸い出されていく、というギミックです。
吸い出し口は逆止弁が仕込まれているので、ロボット掃除機が走っている最中に吸い込んだゴミが落ちてしまう心配はありません。
ダストボックスのフタの部分は排気フィルターを兼ねています。。
このフィルター、4層構造になっており……
製品スペックに書いてある「HEPAフィルター」は3層目で登場します。
フィルターを全部外すとこんな感じ。
白のHEPAフィルターは交換品があるのですが、それ以外の3つは交換不可能or不要(ブラシで汚れを落とせばOK)なもののようです。
本体に取り付ける、水拭き用のパーツもついでに見ていきましょう。
台座とモップを組み合わせて使います。
こんな感じで組み合わせたうえで……
ロボット掃除機本体にカチャッと取り付けます。
上の写真ではひっくり返していますが……
本体を上に向けたまま、横から滑り込ませるようにしても取り付けられます。
台座の横にあるボタンを押すと取り外し可能。
・・・
以上、ロボット掃除機本体だけでいうと、パッと見ていろいろとギミックは複雑そうですが、一度やり方を覚えれば2回目からはスムーズに使いこなせそうです。
自動ゴミ収集ボックス
次に自動ゴミ収集ボックス(充電ステーションを兼ねる)を見ていきます。
一番目立つ正面の穴。
中には、充電用の端子が左右に2つ、中央にゴミの吸い取り口がついています。
両方とも、ロボット掃除機本体の位置がずれても支障がないように、少し余裕のある設計になっています。
上部正面、「OPEN」の文字があるので開けてみましょう。
カパっと外れました。
特に留め具で固定されているわけではありませんが、フタの側面が樹脂になっており、その摩擦力である程度固定されるようです。
中には、ダンボールとつながった紙パックのようなものが入っています。
取り出してみましょう。
ゴミ収集用のダストパックでした。
日々ロボット掃除機が集めたゴミがこの中に吸い込まれていく、という算段です。
昔ながらの掃除機と同じ仕組みですね。
ダストパックの下には排気口とフィルタがあります。
吸い取るときの空気はこちらから外に排出されていきます。
これがどこにつながっているかというと……
上の写真の右下部分です。ここが最終的な排気口です。
後ろから見てみましょう。
なんだか座っている人の腰〜尻を切り取ったような形に見えますね。少し艶めかしいデザインとなっています。
個人的には美しさを感じるのですが、普段使っているなかで後ろから見る機会はほぼないので少し残念。
後ろにはいろいろな規格や認証の印字されたシールと……
その左下に、電源スイッチと電源コードの接続口があります。
基本的に電源つけっぱなし、電源つなぎっぱなしだと思うので、電源スイッチの存在意義は若干不明です。
ちなみに充電中はこんな感じで光ります。LEDの明るさは専用アプリで調整可能。
・・・
以上、自動ゴミ収集ボックスは、艶やかめなデザインとシンプルな仕組みでできあがっていました。
無骨さや朴訥さがを感じないオシャレめなデザインなので、リビングに置いていても違和感はなさそうです。
大きさ:やっぱりデカい
ロボット掃除機本体と自動ゴミ収集ボックス、それぞれ単品で見ると美しいのですが、組み合わせると結構かさばります。
特に壁からのせり出しが激しいので、壁に垂直に置くのではなく、壁や家具やなどに沿って置くことになりそうです。
比較のため、標準的なサイズのロボット掃除機Dreame D9と並べてみました。
やっぱりneabot Nomo Q11のほうが3周りくらい大きいですね。
購入前に、置き場所をどこにするのか、シビアに考えるほうがよさそうです。
機能・操作性:ほぼ完璧だが音声操作に非対応
Neabot
Neabot Tech Co Limited無料posted withアプリーチ
初期設定や各種操作は、専用アプリ「Neabot」から行います。
初期設定
基本的に、アプリの指示に従っていけば初期セットアップできるように作られています。
ざっくりと流れを紹介すると、
アカウント登録から「デバイスの追加」へ行きまして……
対象機種を選びつつ、ロボット掃除機本体をちょいちょい操作して……
ロボット掃除機本体に、自宅のWiFiを認識させれば完了です。
流れ自体は簡単なんですが、Androidスマホ(Google Pixel 4a)でWiFi接続設定に苦労しました。
具体的には以下の状況。
- WiFi設定の途中でアプリが落ちて先に進めなくなる
- こちらの公式ヘルプはすべて試しましたがダメ
- 翌日にリトライすると、なぜか設定できた
Androidユーザの方は、「一発ではうまくいかないことがある」と思っておくと良いかもしれません。
iPhoneだと一発でした
スマホアプリからの操作・設定
スマホアプリの作りはとてもシンプル。
ロボット掃除機を買おうと思うような人にとって迷うポイントはありません。
設定項目も、考えうるトピックはほぼ網羅されています。
特長をあげるとすれば、エリア管理(≒マップ管理)です。
具体的には、
- ロボット掃除機が自動作成したマップ履歴が日時別に見られる
- 3枚までのマップを保存できる(3階建てなら1〜3階を別々に管理可能)
というこだわり設計。
3階建てまで対応できる点は、戸建ての方には嬉しいのではないでしょうか。
日本語が少し不自然なところがあるのはご愛嬌
音声操作(アレクサ等との連携)
ありません。個人的にはだいぶ残念。
とはいえ音声操作対応はソフトウェアの作りでどうにでもなるので、今後のアップデートで対応されるかも?
ぜひ対応を期待したいところです
本体ボタン操作
- 掃除開始・終了
- ステーションへの帰還・帰還キャンセル
の2つのみ。
シンプルで迷う余地がありません。
掃除性能:よし
- ルートの効率性
- 掃き掃除
- 拭き掃除(モッピング)
のそれぞれ、詳しく見ていきます。
ルートの効率性
掃除の際の挙動をざっくり言うと、
まず反時計回り方向で掃除可能な全域のマップを作りきり……
把握したマップの範囲内を、同じところを何度も履かないよう、順ぐりに走っていきます。
掃除にかかる時間は、約70平米の3LDKマンションの場合、最初のマップ作成から掃除完了まで30〜40分くらい。
ルート効率は良いほうだと思います。
掃き掃除
帰還後、自動ゴミ収集ボックス内のダストパックと見てみると、しっかりゴミを集めてくれていました。
- 髪の毛や細かいホコリは余裕
- ヘアゴムくらいまではしっかり吸い込む(吸い込んでしまう)
という感じのようです。
さすがにヘアゴムレベルの小さいものの検知・回避は難しいようです。おそらく、どのロボット掃除機でも同じでしょう
拭き掃除(モッピング)
数回試した限り、しっかり拭き取っているように見えます。
少なくとも日々の掃除では困らなさそうです。
牛乳や醤油などは素直に雑巾で拭くほうが安心感する派なので、試せていません……
自動ゴミ収集:便利だがデメリットも
neabot NoMo Q11の最大の特徴である「ステーション帰還時の自動ゴミ収集」。
実際にかなり便利ではあるのですが、実際に使ってみるとデメリットもありました。
メリット
- 毎回ロボット掃除機からゴミを取り出さなくて済む
- 「清掃予約」と併用すると、掃き掃除が完全自動化できる
要するに、手間が減るんです。
月イチくらいでステーションのゴミパックを交換すればOKなので、便利なことこの上ありません。
デメリット
- 間違えて吸い込んだものに気づけないし、救い出しにくい
掃き掃除の完全自動化するというとは、逆に言うと、人が介入する余地がなくなるということです。
具体的になにが起こるかと言うと、
- 吸い込んではいけないものを間違って吸い込んでいても、気づけない
- 気づけたとしてもダストパックの入り口が狭くて個別に取り出すのが面倒
- 最悪、ダストパックの開腹手術が必要
なので、掃除機を走らせる前に、間違えて吸い込まれてしまいかねない細かいものはしっかり拾い上げておく必要がありそうです。
ヘアゴムとかなら「まあいいか」ですが、実はベッドの下に落ちてたアクセサリーが救出できないとかだと悲劇なので、要注意です
音:自動ゴミ収集時は結構大きい
ロボットが掃除するときの音は静かなのですが、最後にステーションでゴミを集めるときの音は大きめ。
といっても、掃除機を最大出力で使ったときと同じくらい。爆音というわけではなく、隣の迷惑になる要素はありません。
障害物・段差対応:かなりの慎重派
かなりお行儀が良いです。
neabotという名前は、neat(行儀のよい)+bot(ロボット掃除機)のことなのかな?と思うくらいです。
障害物の検知と対応
ご覧のとおり、かなりの慎重派。
目の前のものは極力触らない・動かさない、という考え方でコントロールされているようです。
カーテンに対しても遠慮がち。
動いているのを見ていても、壁などの障害物にぶつかる回数はかなり少ないです。
「ロボット掃除機が壁にガンガン当たるのが気にある」という方にはピンとくるかもしれません。
段差の検知と回避
段差8cmのマンション玄関、しっかり検知できました。
ただし……
段差の近くに靴があると、床と勘違いして落ちてしまい、再起不能に陥ります。
靴を少し向こうに避けておくなり、アプリで仮想壁を作っておくなり、ケアが必要そうです。
一方で……
段差2cmくらいなら、ドンドン乗り越えていきます。
帰還性能:ちゃんと戻ってくる
トンネルみたいなステーションなので本当に帰ってこれるのかな?
と思いましたが、器用に帰ってきます。トンネル正面に位置どりしてからバック駐車する感じで。
説明書には「ステーション横にある程度のすき間をとってね」と書いてますが、壁際は壁際近くに置いても大丈夫っぽいです。
バッテリー:十分すぎる
連続稼働時間は120分。
約70平米の3LDKマンションの掃除が30〜40分程度で終わることを考えると、理論上は10LDKくらいまでいけることに。
十分でしょう。
メンテナンス:モッピングがちょっと
ロボット掃除機は長く使うもの。メンテナンスのしやすさは気になるポイントです。
ただ、本記事執筆時点でneabot NoMo Q11は一般販売されていません。交換部品の販売ルートや発売日も未定です。
その前提で、メンテナンスのしやすさを見ていきます。
本体の分解と組み立て
ダストボックス内のフィルターの作りがすこし複雑ですが、他は一度分解すれば一発で理解できるほどシンプルな作りです。
メンテもかんたんと言っていいでしょう。
たまったゴミの廃棄
自動ゴミ収集ボックス内のゴミは、ダストパックごとポイすればいいだけなので、メンテもなにもありません。ただただ楽です。
ロボット掃除機のダストボックス内は、基本ゴミはたまらないので放置でOK。ただ自動ゴミ収集ボックスも完璧ではないので、気づいたときに見てあげるくらいで大丈夫です。
水拭き用モップや水タンクのメンテ
モッピングまわりは、正直メンテナビリティはよくありません。
たとえば……
水タンクに給水しようとすると、充電用の金属端子が濡れてしまって毎回拭かなければならない、とか……
モッピング用台座にモップを装着するとき、マジックテープで一発取り付けではなく、3ヶ所あるツメにモップのポケットをかぶせないといけない、とか……
水タンクを乾かしているときは、ロボット掃除機の充電はもちろん、ダストボックスも外された状態なので掃き掃除もできなくなる、とか。
掃き掃除まわりの使い勝手はものすごい洗練されているのに、拭き掃除(モッピング)となると一気に雑になっているなあ、と……。
排気フィルターの交換・洗浄
分解がかんたんなので、あまり手間なくいけます。
本体の電池交換
おそらく自力ではできません。少なくともネジを外して分解しないと無理。でもそれをやると保証がなくなります。
なので、電池がヘタって稼働時間が極端に短くなったら、保証期間内ならサポートへGo、期間外なら素直に有償修理に出す、にしましょう。
耐久性:未評価
使って1週間未満なので、耐久性は評価できません。
少なくとも初期不良にはあたりませんでした。
保証:1年
neabot NoMo Q11には1年間のメーカー品質保証がつきます。
「1年って長いの?」という意味では、ルンバの無償修理サービスと同じ期間なので、十分なのではないかと。
正直、安い買い物ではないので、しっかり保証があるのは安心です。
実際に使ってみた感想
良かったところ
- 放っておくと掃除が完了している状態になる
- 床におもちゃがちらばっていてもOK
- ゴミ捨てが毎日から月イチになる
「床にモノが落ちていない状態にしなきゃいけない」という、強迫観念に似たものから開放されるのが一番のメリットです。
ズボラ家事erからすると、ロボット掃除機を走らせる前処理すら面倒ですし、その面倒さを乗り越える心理的ハードルがめちゃくちゃ高いので。
ただ、もちろんメリットだらけなわけではありません……。
悪かったところ(とその対策)
- 実際に置いてみると超かさばる
- アレクサ等経由での音声操作に非対応
- 水タンクとダストボックスが一体型であるがゆえモッピングに制約が出る
- サイドブラシが外れやすい(かもしれない)
かさばる点はしょうがないとしか言えません。便利さとのトレードオフなので。
ですが、音声操作非対応、水タンク問題、サイドブラシが外れやすい問題は、個人的には看過しずらいです。
というのも……
音声操作非対応
わがやでは「アレクサ、掃除」と言うとロボット掃除機が動き出すように設定しています。
これがめちゃくちゃ便利で、わがやでは
- 朝に子供を幼稚園に送る前、床を可能な限り片付ける
- 出る直前に「アレクサ、掃除!」と指示する
- 帰ってくる頃に掃除が完了しているので、ゴミを捨ててからデスクに向かう
がルーティンになっています。
というより、わがやではスマート家電の操作はアレクサに集約しているので、そここから外れるのはちょっと……
対策はSwitchBotとの併用でしょうか。本体にSwitchBotをつけて、音声操作でボタンを押させる形です。
ただSwitchBot自体がかさばってしまうので、neabot NoMo Q11がソファーやベッドの下に入り込みづらくなる、というデメリットも。悩ましいですね。
対策は、そもそも音声操作を使わず、決まった時間に自動で掃除させることでしょうか
水タンク問題
モッピングさせた後、ダストボックス内の水タンクに水が中途半端に残っているのはよくありません。
流れない水は腐るため、遠からず異臭を発するようになります。
一方、水タンクつきのダストボックスが本体に装着されていないと、そもそもneabot NoMo Q11は掃除に出てくれません。
すると、
- モッピング後は水タンクは空する
- 次回の掃除までの間に乾くことを祈る
- 水タンクが乾いたら本体に装着しなおす
または、
- 毎日モッピングで掃除させる
- 水タンクの残量を都度確認する
- 減ってきていたらタンクに水を継ぎ足す
という運用になります。
でもこれ、どっちも面倒なんですよね。そもそも水タンクとダストボックスが別々ならこんな面倒ごとは起きないので、「なんで一体型にしちゃったかなー」という感想しかありません。
対策は、モッピングを月イチとかに限定する、とかでしょうか
サイドブラシが外れやすい(かもしれない)
4日で3回、掃除中にサイドブラシが外れてしまう事件がありました。
なかには上の写真のように、ベッドの下で外れてしまうケースも。見つからなくて困りました。
こちら、個体ごとの差や、掃除する環境に依存するものなのかもしれません。
正式版の発売に向けては改善してほしいところです。
対策として、サイドブラシの留め具をマイナスドライバーで少し広げてみたところ、問題は再発しなくなりました。
細かい話ですが、金額を考えると最初から外れにくくしておいてほしかったな、と。
しっかり掃除が済んでいると思ったらそうでもなかった、みたいになると残念ですしね
こんな人におすすめ
まとめ:スマホ起動の掃き掃除専用機として見れば最良
総合評価:
総じて、現実的に無理のない範囲で手間が最小化されるロボット掃除機でした。
個人的には
- アレクサなどで音声操作ができない
- モッピングまわりの使い勝手が悪い
の2点がどうしてもダメだったので、それぞれ★-0.5ずつで★-1としました。
が、そもそも家にAmazon Echo等を置いていない人や、モッピングにこだわらない人であれば、★5で良いと思います。
スマホアプリ起動の掃き掃除専用機、という括りなら最良機種と言っても良いのではないかと。
Makuakeでの応援購入は7/29(木)まで。本記事執筆時点で15%オフで購入可能です。
これまでロボット掃除機を使ったことがあり「使う前後の手間」に悩んできた人は、ぜひチェックしてみてください。
以上「neabot NoMo Q11レビュー | ズボラ家事を全力支援。手間なし系ロボット掃除機」でした。
Amazonでニーボットを買い一年も経たずエラーばかりで動かなくなり何度もメールで連絡していますが全く連絡取れず高い買い物をしたにもかかわらずさすが中国だと後悔しています
何か方法はありませんか?
それは大変でしたね。。。
一年以内であれば保証期間内のはずなので、対応はされないのは何かおかしいと思います。
Amazonで購入された際の販売元は正規代理店でしたでしょうか。
もし転売屋など非正規販売者からの購入とだった場合、そこに連絡しても相手にしてくれない可能性があります。
今一度、販売元をご確認させてみてはいかがでしょうか。