提供:FlexiSpot
デスクワークしつつ運動もできるチェア?
とやらをメーカーさんからご提供いただきました。
フィットネスチェアFlexiSpot V6というのですが、導入してみた結果、
- 座り心地がよすぎて眠くなる
- 眠気覚ましのためにペダルを回す
- 結果、眠気対策と運動が両立する
と、良かったのか悪かったのかわからない感じになりました。トータルではプラス?
詳しく紹介していきます。
FlexiSpot V6の主な仕様・スペック
詳細はFiexiSpot公式サイトの商品詳細ページをどうぞ。
FlexiSpot V6レビュー
それではレビューしていきます。
ちなみに・・・箱の時点でデカくて重いです。
ドア幅ギリギリですし、30kg以上ありますし、一人で持ち上げるのは相当マッチョじゃないとまず無理。
玄関で開封してから部品を一つずつ運ぶことをおすすめします。(ぼくは床においいて横から押して運びました。重かった・・・)
デザイン:良いが、前提がきつい
大きさは、6畳の部屋におくとかなりかさばります。
フィットネスサイクルの上に大きなオフィスチェアを置く形なので、目線の高さにかさばるものが現れる印象になるため、実際の大きさよりも存在感を感じやすいのだと思います。
チェア部分には、オフィスチェアが搭載していてほしい数々の機能やギミックがもれなく搭載されています。コートラックがあるのも地味に嬉しいですね。
注意したいのが、座面の高さが普通のオフィスチェアより20cmほど高いという点です。
↑は普通のオフィスチェアとの比較。172cm男性が座ってちょうどいいくらいに調整した結果、座面の高さがざっくり20cmくらい高くなりました。
普通の高さのデスクと比べるとどうなのかは、FlexiSpot公式サイトの↓の写真がわかりやすいですね。FlesiSpot V6を普通のデスクで使うと太ももがデスク天板に密着します。もちろんペダルなんでこげません。
すなわち、FlesiSpot V6を使うにはデスクもそれなりに高くなければなりません。
一般的なデスクは天板までの高さが70cmくらいだと思いますが、FlexiSpot V6を使うなら90cmくらいないとキツいです。
かつ、デスク天板の下に脚を入れてペダルをこぐことになるので、普通のデスクの上に置く卓上タイプのスタンディングデスクではダメ。
したがって、本格的なスタンディングデスクとの併用が必須なのです。
FlexiSpot公式もそれをわかっているせいか、商品詳細ページに同社の電動昇降デスクとのセット売りオプションを出していますね。
とはいえ、ゼロから全部揃えるとすると軽く10万円オーバーです。
- FlexiSpot V6:69,800円
- E7(脚のみ):57,200円
- 別売りの天板:10,000円〜
うーーーーん、ちょっと前提がきついですね。
ぼくはスタンディングデスクは買って損はないと思っていますし、そのメリットも知っているつもりですが、FlexiSpot V6を使うためにスタンディングデスクもセット買おうかな・・・とはなりにくいのではないでしょうか。
したがって、FlexiSpot V6は今すでにスタンディングデスクを使っている人向けのアイテムと言うべきでしょう。
座り心地:良すぎて寝ちゃう。解決策は・・・
座り心地、誇張なしでめちゃくちゃ良いです。
よすぎるあまり、仕事中の眠気が増しました。
というのも・・・
キーボードまわりのセットアップが↑な感じでして、FlexiSpot V6に座ってリクライニングしつつ手を投げ出せばあとは指先だけで仕事できちゃうんです。
すると脳みそ以外の身体が完全リラックスして睡眠モードに入っていくんです。
これに抗うためにペダルをこいでる感じ。これじゃフィットネスというか眠気覚ましです。
これを解決策するために・・・
脊椎サポートの位置を上げて対処しました。
- 腰の低い部分で背中を支える形する
- 無駄に後ろによりかからなくなり、背筋が伸びる
- 血の巡りもよくなって頭も冴える
ペダルもこぎやすくなりますし、一石二鳥でした。(むしろこれが正しい使いかた?)
このスタイルで2週間使った感じ、
- 集中したいとき → 脊椎サポートを上げて背筋を伸ばす
- リラックスしたいとき→ 脊椎サポートを下げてリクライング
という使い分けがしっくりきました。参考になれば。
ペダルまわり:重さ調整可能。実際にこぐか?
ぼくは身長172cmの男性ですが、ペダルはかなり軽く感じました。
- 一番重くしても、少し踏ん張ればこげる
- それ未満は、脚の自重だけでこげてしまう
ペダルが重すぎても集中力が削がれるからこのくらいがいいかもな、とは思いながら、これだと筋トレレベルの運動にはならないよな・・・と思います。
座りすぎによる血流悪化、エコノミークラス症候群防止、または眠気防止用だと割り切るほうがいいかもしれません。
あと音は静かです。
実際こぐの?
でいうと、2週間使ってみた結果、座っているときずっとペダルをこいでいるわけではありませんでした。
具体的には、以下の使い分けに落ち着いています。
- 本気で集中作業が必要なときは、ペダルはこがない
- Web会議で対話に集中したいときは、むしろ部屋を歩き回る
- ぼんやりアイデアを練りつつ思考をメモりたいときは、ペダルをこぐ
- リラックスして映画見たりゲームしているいるときは、ペダルをこぐ
脚を動かすための脳のリソースを思考に全振りしたいときもありますし、これまでの経験から対話は歩きながらのほうが創発がはかどるのでそうしています。
ペダルに慣れればもっと利用シーンが増えると思いますが、2週間だとすべて切り替えるには至りませんでした。今後に期待。
もちろんここは個人差があるところなので、人によっては「ペダルをこぐほうが全力集中できるしアイデアも出てくるしサイコー!」ってパターンもあるかもしれません。
もし近くにジムがあったら、行ってみてペダルこぎながら考え事してみると、自分の場合はどうなのか、FlexiSpot V6があっているのか、ざっくりつかめると思います。
計測機能:いろいろ可能
- SCAN:スキャン表示
- TMR:トレーニング時間
- SPD:速度
- DIS:距離
- CAL:消費カロリー
- ODO:合計距離
- PRM:ペダルの回転スピード
消費カロリーを表示したり、運動時間を記録したりできます。どれだけ脚を動かしたかを数字で見られるのはモチベーションにはなりそうです。
ただ、計測データをスマホ連携するなどの便利機能はありません。あくまでサブ機能と割り切る方がよさそうです。
保証:1年
FlexiSpot V6には1年の保証が付く・・・はずです。
言葉を濁した理由は、公式サイトの保証内容・期間ページを見るとカテゴリごとに保証期間が違うんですが、FlexiSpot V6がハマるカテゴリがないからです。
察するに、FlexiSpot V6はチェアとバイクの融合体なので、
- チェア部分:「アクセサリー」のなかの「チェア」にあたるので、1年
- バイク部分:「デスクバイク」にあたる?ので、1年
になるのではないか・・・と思います。
実際に使ってわかったメリット・デメリット
以上のレビューから、FlexiSpot V6のメリット・デメリットをまとめます。
メリット(良かった点)
- 寝れるレベルの座り心地
- 分割キーボードとあわせると超快適
- 脊椎サポートの位置調整で集中モードとリラックスモードを切り替えられる
デメリット(悪かった点)
- 座面の高さ的にスタンディングデスクが必須
- 大きくて存在感がある。置き場所は要熟慮
- ペダルが軽め。運動にはなるが筋トレレベルを求めてはいけない
FlexiSpot V6こんな人におすすめ
まとめ:モノはいいけど前提がきつい
総合評価:
自宅の仕事スペースで過ごすときはだいたいこのチェアに座るようになりました。
座ってて気持ちいいですし、なんやかんやでペダルもこいでるので、導入して良かったと感じています。特にチェア部分のモノは良いですね。
とはいえ、スタンディングデスクとセットで使うのが必須なのと、FlexiSpot V6単体での値段も高いので、両手をあげて「全員買え!」とは言いづらいのが正直なところ。特に当記事の「こんな人におすすめ」コーナーに該当しない方にとってかなりハードルが高い。
という点を考慮して、モノは良いけど値段が高い+利用ハードルが高いことから★4としました。
実店舗での取り扱いやレンタルがあったらまずそっちをおすすめしたいんですが、ないのが残念です。今後に期待
以上「FlexiSpot V6レビュー | 座り心地がよすぎて寝てしまうフィットネスチェア」でした。
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