Macでは「かな」「英数」キーを使って、親指だけでスムーズに日英入力を切り替えられます。
しかし、WindowsやAndroidでは同じ方法が使えません。左右のAltキーを使う方法もあるにはありますが、Altキーは他のショートカットで頻繁に使うため、実用的とは言い切れません。
そこで、WindowsとAndroidの両方で親指だけでスムーズに日英入力を切り替える方法を見つけたので、紹介します。
前提
今回の方法は以下の環境で動作を確認しました。
- Windows 11 × Google日本語入力
- Android 14 × GBoard
- IMEのオンオフに関する設定はデフォルトのまま
- QMKベースおよびZMKベースの自作キーボード
この条件に当てはまる方なら、すぐに設定して試せます。
設定方法
今回のキー設定は以下のようになります。
キー | 対応する機能 |
---|---|
Lang 1 | 日本語入力への切り替え |
Lang 2 | 英語入力への切り替え |
この設定にすることで、親指だけで日英入力をスムーズに切り替えられます。
各OSに送られる正確なキーコードはまだ詳しく調査していませんが、実際にこれで動作するので、問題なく使えています。
QMKやZMKでの具体的な設定方法は以下です。
QMKでの設定方法(Remapを利用)

見ての通り、そのまま Lang 1 と Lang 2 を選べばOKです。
ZMKの設定方法(Keymap Editorを利用)

Lang 1は LANGUAGE_1 、Lang 2が LANGUAGE_2 に該当します。
注意点
- Windows標準のMS IMEでは未検証
→ Google日本語入力を使っている場合のみ動作確認済み。 - PowerToysのKeyboard ManagerやAutoHotkeyとの干渉の可能性
→ 他のキーリマップソフトを使用している場合は、設定が競合する可能性があるので注意。
まとめ
これまで、Androidの挙動に合わせて Ctrl + Space を日英切り替えキーにしていました。しかし、これには以下の問題がありました。
- Excelでの行選択(Ctrl + Space)とバッティングする
- 列選択(Ctrl + Shift + Space)がうまく動かない
- キーボードだけでExcel操作がスムーズにできない
実はこれは、自作キーボードでもExcelをサクサク操作できるキーマップで解決できていなかった最後の課題だったのです。
今回の Lang1 / Lang2 設定 によって解決できて、とてもすっきりしました。
WindowsとAndroidの両方で自作キーボードを使いたい方の参考になれば幸いです。
ここまで読んでいただき、ありがとうございました。
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