こんにちは、なにかと分析しがちなNAEです。
ラインブログをはじめて2日目なんですけど、
ブログって1〜2日でこんなPV出るもんだっけ?
という気持ちでいっぱいです。
ラインブログにおけるPVって実はいわゆるブログのPVと違うんじゃないかな・・・
PV(ページビュー)とは?
PVとは「ページビュー(Page View)」の略で、ブログが何回表示されたかを示す値です。
YouTubeの再生回数やホームページのアクセス数とほぼ同じ意味と思ってもらってかまいません。
一般的にPVが多いほど注目を集めていることになります。(人気がある、もしくは炎上している)
そのためブログを書く人にとっては、PVを増やすことがひとつの目標になっています。
ブログ初日で200PVっておかしいでしょ
さて、こちらが2016年11月16日時点でのほくのラインブログのPVです。
初日で約200PV
ブログをはじめてすぐはPVなんて上がらないもの。当ブログだってはじめの1ヶ月くらいは1日2桁PVいけば御の字でした。
それがラインブログでは初日から200PV。Twitterや当ブログで宣伝していたとはいえ、あまりに調子がよくてニヤニヤしてしまいます。
・・・
いや、おかしい
この数字、明らかにおかしい。
ぼくは別にPV自慢をしたいわけではありません。
異常値だから興味を持ったんです。
これもしかして、PVと書いてありながらPVではない別モノなんじゃないの?
ラインブログの特徴をふりかえってみる
そこで、ラインブログの特徴をふりかえってみます。
- LINEでおなじみのスタンプ絵文字が使える
- たくさんのフォントが使える。30種類!
- タグ(#こういうの)で気になる人や話題をカンタンに探せる
- いいね!やフォローで気になった人とつながれる
- 芸能人のブログを気軽にフォローできる
- スマホからしか書けない
- 検索サイトにのりにくい
(出典:ラインブログを一般人が開設する前に知っておくべき注意点まとめ – NaeNote)
ここでキーになるのが
「タグでの検索」「いいね!」「スマホからしか書けない」
の3つです。
もしかしたらラインブログにおいては
- 記事を書く側と読む側、双方の行動がいわゆる普通のブログと異なる
- 結果PV=記事へのアクセスの重みが違う
なのではないでしょうか?
ラインブログでの記事の書き方、コンテンツの質
ラインブログはスマホでしか記事が書けません。
スマホでの文字入力めんどいです。書いた文字を装飾するなんて余計にめんどい。
そのくせラインブログのアプリの作り的に、画像や動画の挿入はやたらカンタン。
結果、自然と
- 文章は短く装飾は少ない
- 画像や動画が主役
というコンテンツが多くなります。
実際、ラインブログの記事ってそういうのが多いんです。ぼくのラインブログもそう。
誰かさんが「チープな書き手」なんて言葉を使っていましたが、ブログサービスやアプリの作り的にチープな記事にならざるをえないんですよね。
重厚な記事を書くのにラインブログは向かない。
ラインブログでの記事の読み方
そうなると逆に、ラインブログのアプリを使っていると長々と書かれた情報たんまりのお役立ち系記事なんて読みたくないって気分になってきます。
したがって、
短い記事をたくさん読むスタイル
になっていくんです。
ぼくなんて普段はお役立ち系の記事が大好きで読みたくてしょうがないのに。アプリって不思議ですね。
実際にぼくがラインブログで記事を読むときは
- ホームボタンをタップする
- フォローしている人の記事のアイキャッチ画像とリード文が一覧表示される
- 目を引いて気に入ったものを「いいね!」する
- 興味があれば開いてみる
- 気が向いたらコメントを書く
という感じ。
ステップ2〜3では、1記事あたり1〜2秒くらいしかかけません。アイキャッチ画像がイケてたら4〜5に移行する感じ。
記事そのものが短いのでステップ4も時間がかかりません。
ラインブログでの記事の探し方
そしてさらに「タグ検索」という機能が記事を大量消費するスタイルを加速します。
気になったワードでとりあえず検索してみて、ヒットした記事をとりあえず上から順に開いて高速で読んでいく。
ラインブログにおける1PVは、軽い
もしラインブログユーザの多くが同じスタイルでラインブログで記事を読んでいるとしたら
- 記事の数は大量
- 興味ある記事を探しやすい環境
- 1記事にかける時間は極小
ということになりますね。
つまり
1PVの重みが極端に軽い
という事実が浮かび上がります。
記事が短いがゆえ1記事あたりのページ滞在時間が極端に短く、ユーザが時間あたりに読む記事数が圧倒的に多い。
これにラインブログは話題のサービスであり、ユーザ数は多いということをかけあわせると
ラインブログ全体で発生する「総PV数」は異常に多い
ということが言えるのではないでしょうか。
PVというより「インプレッション」に近い
となると普通のブログでの1ヶ月100万PVとラインブログでの1ヶ月100万PVは全く意味が異なりますよね。
アプリやサービスの設計、結果としてのコンテンツの質の違いまで考えると、ラインブログのPVは「インプレッション」と近い概念な気がします。
芸能人のラインブログを見てみると「月100万PV達成しました!」などと書いてありますが・・・
1PVの軽いラインブログなら
一般人でも月100万PV目指せるんじゃないの?
と思えてしまいます。
まとめ:言葉を言葉の通りに受け取るとバカを見る
というわけで、ラインブログのPVは実はインプレッションと同等じゃないのか、という分析でした。
いちユーザとしてはPVと名のつく数字がドンドコ上がっていくのはとっても気持ちがいいです。
しかし数字は必要以上にモノを語ります。絶対的で、比較ができ、優劣がつけられる。それだけ尾びれ背びれがつきやすく、軋轢の原因にもなります。
言葉を辞書的な意味どおりに受けとらず、実際にどのような意味をもっているかを一度立ち止まって考えることが大事だと改めて感じました。
そのうち「ラインブログでXXX万PV達成!」とかドヤ顔する人やメディアが出てくるかもしれません。
そのときは、涼しい目で生暖かく見守っていきたいと思います。
とはいえ
PVが多いということは、それだけ人に見られる回数が多いということ。
すると、いわゆる「ブログで稼ぐ」をやるのには適しているのかもしれません。(具体的なやり方は次の記事をどうぞ)
コメント
LINE BLOGの肩を持つ訳ではありませんが、かなり偏っているような。
何をもってチープという言葉を選んでいるかは分かりませんが、システムやUIを理由に「チープな記事にならざるをえない」と言うのであれば、それまでのブロガーだということでしょう…。
コメントありがとうございます。
弘法は筆を選ばず、というご指摘かと思います。
本当の絵描きならフォトショやイラレなんてツールを使わずとも、Windows標準のペイントソフトですごい画像が作れるだろう、というご意見と理解しました。
残念ながら、ぼくたちブロガー全員が弘法レベルというわけではありませんし、システムやUIの作りがコンテンツに影響するのは事実です。
おっしゃることは理解できますが、ぼくを含めコンテンツ製作者のアウトプットは、良くも悪くも使うツールに依存してしまうのですよ。