Google Pixel 2を使いはじめて1ヶ月たったので、カメラのレビューをします。
フロントカメラの画素数そのものは1200万画素とハイエンドとしては標準的ですが、DxOMarkスコア史上最高98点をマークした最強カメラとの呼び声のとおり、撮りごこちは控えめに言って最高です。
今回は、なんとなく撮ってみたスナップ写真を使って、Pixel 2のカメラ性能の紹介と感想をシェアしてみます。
カメラ起動から撮影までが一瞬
まず、カメラを起動してから撮影完了するまでのリードタイムがきわめて短いです。
前まで使っていたHuawei nova liteでは、「カメラ起動して~……フォーカス合わせて~……ん~~撮影!」みたいなイメージでした。
しかしPixel 2だと「起動!撮影!次!」くらい早いです。
カメラ起動直後にもうフォーカスがあっていて、すぐシャッターを押しても全然OK。それでキレイに撮れてるからすごい。
スマホカメラ生活が変わるレベルで快適です。
画質はきめ細かやか、発色も違和感なし
画質はきめ細やか。キレイと思える範囲内で心地よく粒度感が出ています。
オーディオ機器でいう「音の分解能が高い」と同じ感覚でしょうか。
少し暗めの屋内で花を撮ってみました。
パッと見るだけで黄ばみ・青み・赤みを感じることはありません。
逆光気味で撮影した空はこんな感じ。
ちらばった雲の端切れまで細かに写っています。
闇のなかの光をかなりつぶさに拾う
暗所で潰れてしまいがちな細かな光を、かなりつぶさに拾います。
上の写真は、右側にある店の看板にフォーカスをあてて撮りました。通常は光量の関係でほかの部分が真っ暗になるところです。
しかしPixel 2では、左側の青く小さな光さえきちんと拾っています。
イルミネーションも、光が潰れることなく細やかに捉えます。
夜景もこの通り。
暗い場所でのライトアップの発色も美しいです。
暗所での撮影でもエッジがぶれにくい
Pixel 2だと、暗い夜道で歩きながらの撮影でもくっきりした写真が撮れます。
上の写真を縮尺なし(等倍)で表示したのがこちら↓
「七」の文字や俵の編み目など、拡大してもディテールのブレが小さいことがわかります。
ポートレートモードは背景がキレイにぼける
一眼レフのように、背景がボケる「ポートレートモード」。
被写体の検出精度がかなり高く、背景だけキレイにボケてくれます。
ただし一点だけ不満があって、被写体が人間であることを前提とした調整が入っていること。
実際、上の写真の左下に写りこんだトミー・リー・ジョーンズの顔にはぼかし処理が入っていません。
ここは評価がわかれるところだと思います。
手ぶれ補正が優秀で、動画酔いしにくい
寒空の下、子供を抱っこしながら左片手で撮影したイルミネーションショーの動画です。
手ぶれ補正のおかげで、細かな画面揺れによる「動画酔い」をほとんど感じません。
スマホで見るぶんには気づきにくいかもしれませんが、Chromecastなどでテレビに動画を映すと一発で違いがわかります。
おまけ:ARで遊べる
Pixel 2についてくるGoogle純正カメラアプリにAR機能がついてたから遊んでみたら、バグったどうぶつの森みたくなった pic.twitter.com/ZThZ7BNQ2t
— NAE@ガジェット好き (@naenotenet) December 16, 2017
GoogleカメラアプリにはARで動画をデコれる機能がついています。
3Dキャラや文字などの動くオブジェをカメラの中に配置でき、一緒に写真や動画の撮影ができます。
誕生日など、イベントのときに使えそうですね。
まとめ:Pixel 2のカメラは「基礎力が最強」
以上まとめると、最&高です。純粋にカメラとしての基礎力が格段に高いと感じました。
「美顔モード」などの小手先エフェクトで点数稼ぎしている系のスマホとは格が違います。
Google Pixel 2は、
- 写真・動画にこだわりたいAndroid派の人
- 一眼レフに近い画質をスマホでもと思っている人
に、自信をもっておすすめできるスマホといえそうです。
https://www.naenote.net/entry/how-to-buy-google-pixel-2-in-japan
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