仕事以外で作業するときはだいたい音楽を流しながらのNAEです。
カフェであれ自宅であれ、音楽がないと作業効率がガン落ちします。
正直、仕事中も音楽流してたい。客先だから無理なんですけど。
音楽といえばここ数年ずっとイヤホンで聞いてたんです。3000円くらいのカナル型のやつ。
ですが、わけあって7年前に買った少し高め(当社比)のヘッドホンを久しぶりに引っぱり出してみました。
懐かしいなー、そういえばめっちゃ選んで買ったよなー、なんて思いながらAmazon Music Unlimitedを聞いてみたところ…
異次元でした。
ヘッドホンってやっぱりいいですね。
Audio-technica ATH-M50は初めての高級ヘッドホンだった
そのヘッドホンがこちら。「世界が認めたM50」と呼ばれたAudio-technicaのATH-M50です。
なおATH−M50の発売開始は2007年。現在は生産終了しており、2014年に次世代モデルM50xが発売されています。
ちなみにぼくがATH-M50を買ったのは2010年。お値段たしか2万くらいだった思います。
男なら一度はハマる音質沼に片足を突っ込んだ結果、「どうせ聞くならいい音で」っていうアレで買ったアレです。
初心者なりに一生懸命選びました。何回も電気店に通って、比較サイトも穴がホゲるほど見て。
初めて買った「高級ヘッドホン」ですから、買った当時は本当に嬉しかったんです。
ATH-M50を使わなくなった経緯
ですが結婚してからATH-M50を使う機会がめっきり減ってしまいました。
家では妻や子供と過ごしたいので、ひとり音楽に浸る時間はどんどん減っていく一方。
かたや通勤中はというと、かさばる荷物を増やしてまで満員電車の中で音質を求めるか?ということでイヤホンの圧勝。
こうしてATH-M50は出番がなくなってしまい、奥の方にしまわれていったのでした。
ATH-M50を引っぱり出した(出せた)理由
ですが最近、家で1人で過ごす時間を多めに取れるようになりました。
妻が某資格取得を目指すことになり、子供たちを早く寝かしつけて妻の勉強時間を確保しよう、という動き方をするようになったためです。
子供たちが寝たら妻の勉強タイムのはじまり。邪魔にならないようぼくは1人で別作業。
お互い自分のことに集中する時間ができたってことですね。
それでヘッドホンが登場したというわけです。
ATH-M50はやっぱり異次元だった
で今まさに懐かしのATH-M50に身を委ねているんですが、やっぱりいいですね。
ほんと、イヤホンとは全然違います。
音圧の迫力がケタ違い
まず耳に感じる音圧の迫力がケタ違いです。
カナル型イヤホンが指でツンツンつついているとすると、ATH-M50は思いっきりグーパンしてくる感じです。
もちろんカナル型イヤホンも、低音域を中心に音が直接脳に届くような入ってきかたをするんですよ。
でもATH-M50は耳全体で聞かせにくるようなイメージ。正面切って「オレを聞け」と言ってくる。
分解能がはるかに高い
あと音の分解能がはるかに高いため、
音が丸まらず、1つ1つがとても丁寧に聞こえます。
バックコーラスだけを追おうとしても、聞き失うことなくちゃんと追えます。
またカナル型イヤホンでは聞こえなかった微小な音までちゃんと分解して拾うので、同じ音楽でも全く違う楽しみ方ができます。
極端に言うと8bitのピコピコ音楽がオーケストラになったような印象です。ファミコンがスーファミになったみたいな衝撃。
音を分解して聞くクセのあるぼくにはとっても心地がよいです。
没入させる臨場感
音圧と分解能のおかげか、音楽を聞いているときのトリップ感が格段に違います。
カナル型イヤホンでは出せない臨場感、没入感。目をつぶったらライブ会場にいるのかな?と感じるレベル。
向こう側の世界に行きたいならヘッドホンがいいですね。
エージングされまくった状態での感想です
なおこれらの感想は、死ぬほどエージングされまくった使い古しヘッドホンでの話です。
もし新品時代のATH-M5で聞いていたら、もしくは次世代のATH-M50xで聞いていたら、また別の感想になっているんでしょうね。
3000円のイヤホンと2万円のヘッドホンを比べるのはかわいそうですが、お値段に見合う差はありましたよ、ということで。
まとめ:ヘッドホンはいいぞ
当時このヘッドホンを買うかBOSEのカナル型イヤホンを買うか迷ったんですが、今になってヘッドホンにしてよかったと感じました。
なお7年たってもATH-M50ちゃんは現役バリバリみたいなので、当面は使い続けようと思います。
これからも自宅でひとり作業するときのよき相棒になってくれることでしょう。
以上、久しぶりにAudio-technicaのATH-M50を引っ張り出したらやっぱりよかった、というお話でした。