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Bluetoothトランスミッター「AUKEY BT-C6」をレビューします。
- 低遅延コーデック「aptX LL」対応
- 小型・軽量(たった43g)
- 電源つなぎっぱなしでも使える
- 1台2役、Bluetooth送受信対応
ワイヤレス対応していないAV機器をBluetooth化させたいなら、当面はこれ一台あればオッケーでしょう。
※2022年1月5日追記:BT-C6は終売となったようです。より高性能な代替品はこちら▼
AUKEY BT-C6概要
- 型番:BT-C6
- Bluetooth バージョン:BT5.0
- 対応プロファイル:A2DP、AVRCP
- テクノロジー:aptX、aptX-LL、AAC、SBC
- 周波数範囲:2.402GHz -2.480GHz
- 入力:DC 5V
- 充電時間:2.5h
- 連続使用時間:13h
- 電池のタイプ:リチウムポリマーバッテリー (230mAh)
- 通信距離:最大10m
- サイズ:67 x 67 x 20mm
- 重量:43g
AUKEY BT-C6レビュー
ではレビューしていきます。
付属品:さまざまな規格が考慮されている
- BT-C6 本体
- Micro USB充電ケーブル
- 3.5mmオーディオケーブル
- 3.5mm to RCAオーディオケーブル
- TOSLINK光ケーブル
- 取扱説明書
- 2年間安心な保証カード
RCAオーディオケーブルまでついているので、昔から使っている愛用のスピーカーにも繋げられます。
デザイン:小型軽量
手のひらサイズ。めちゃくちゃ軽いです。
イヤホンジャックをつなげてぶら下げても全然ケーブルが傷まないレベルです。
音質・遅延:低遅延コーデック対応
スピーカーをワイヤレス化するにあたり、最も気になるのは映像と音声のズレ(音ズレ)です。
音ズレの主な原因は、Bluetooth電波を通じて音データをやりとりする際の遅延。遅延が小さいほど音ズレも気にならなくなっていきます。
これを解消するため、BT-C6は低遅延と高音質を両立する最新コーデック「aptX LL」と「AAC」に対応しています。
- aptX LL(Low Latency):Android向け高音質コーデック「aptX」をさらに低遅延にしたもの
- AAC:iPhoneで使われる高音質コーデック
特にaptX LLは遅延値は40ms未満で(参考)、アナウンサーが原稿を読む動画の場合に人が検知できる遅延の限界値である50~120ms(参考)より小さく抑えられています。
つまり、遅延はほぼなしと言えるレベルということ。
ただ、aptX LLは2019年現在で最新のコーデック。手持ちのスピーカーやイヤホンが対応していないケースがほとんどでしょう。
しかし将来aptX LL対応のものを買ったとしても、BT-C6なら問題なく使えるので安心です。
新しいコーデックに対応している最大のメリットかもしれません
機能:あらゆるシーンに対応
- 送信・受信の切り替え
- 2台同時接続
の2点により、あらゆすシーンや使い方に対応可能です。
送信・受信の切り替えが可能
BT-C6は、Bluetoothの受信機にも送信機にもなります。
そのため、
- スピーカー側がBluetooth非対応
- 音源(プレイヤー)側がBluetooth非対応
のどちらの場合でも対応できます。
たとえば
- Bluetooth非対応のテレビの音を、スマートスピーカーで鳴らす
→テレビにBT-C6をつなぎ、スピーカーとペアリングする(BT-C6はBluetooth送信機としてふるまう) - スマホの音楽をBluetooth非対応のスピーカーで鳴らす
→スピーカーにBT-C6をつなぎ、スマホとペアリングする(BT-C6はBluetooth受信機としてふるまう)
というふうに。
とりあえずBT-C6があれば大丈夫ってことです
2台同時接続
BT-C6は、Bluetooth送信機としてふるまう場合、2台の機器へ同時ペアリングが可能です。
たとえば、
- 2台のBluetoothスピーカーと同時接続して、ステレオサラウンドにする
- 2人でそれぞれお気に入りのワイヤレスイヤホンを使って、一緒に音楽や映画を楽しむ
といった楽しみ方ができます。
子供が寝ているなか夫婦で映画を見るとき重宝しそうです
使い勝手:マルチに使えて便利
BT-C6は、トランスミッターらしからぬ特性を備えているので、マルチに使えます。
音量ボタンでリモコンがわりに
BT-C6のユニークな点は、トランスミッターなのに音量ボタン(+/-)がついているところ。
短く押すと音量変更、長押しすると曲の送りができます。
ただし、このリモコン機能はレシーバーモード(RX: BT-C6が受信機としてふるまう)でしか使えないのでご注意ください。
13時間の連続利用が可能
BT-C6は内蔵電池で13時間の連続使用が可能です。
それでも十分なんですが、さらに電源に接続したままでも使えるのがポイント。
そのため、
- 普段は家の据え置きスピーカーと常時接続させておく
- 持ち出すときはサッとカバンに忍び込ませる
という、マルチな使い方ができます。
特に常時電源が入ったスマートスピーカーとは相性が良いです
2年間の保証
ちなみに、製品登録すれば2年間の保証を受けられます。
Bluetoothトランスミッターは、家でつなぎっぱなしで使う場合は電源コードと同じような存在になるので、保証期間が長いのは安心です。
AUKEY BT-C6でテレビとスマートスピーカーをつないでみた
実際BT-C6でテレビの音をスマートスピーカーで鳴らしてみました。
使ったのがaptX LL非対応のGoogle Homeだったため、若干遅延が気になる局面があったものの、おおまか問題なく使えました。
むしろTVのショボい音質がだいぶエンハンスされて、結構満足です。
詳しいレポートはこちら▼
AUKEY BT-C6はこんな人におすすめ
対応コーデックと保証期間の点で、BT-C6は今後も長く(少なくとも2年は)使えるでしょう。
Bluetoothの送信・受信とも可能なので、家の音源・スピーカー、どちらがワイヤレス非対応でも柔軟にBluetooth化できます。
以上のことから、BT-C6は買っても損はしにくいと考えられ、無駄な買い物をしたくない人でも安心して買えるでしょう。
まとめ:「とりあえず」で買ってもいい
総合評価:
BT-C6は、「とりあえず」で買っても良いBluetoothトランスミッターでした。
特に
- apt-X LL対応 → 将来、低遅延なBluetoothスピーカーを買っても対応できる
- 電源さしっぱで使える → 常時オンなスマートスピーカーと相性がいい
の2点は特筆すべきポイント。
Bluetoothトランスミッターを探している方は、ぜひBT-C6をご検討くださいませ。
以上「低遅延なBluetoothトランスミッター、AUKEY BT-C6のレビュー」でした。
※2022年1月5日追記:BT-C6は終売となったようです。より高性能な代替品はこちら▼