出先でのスキマ時間にAndroidスマホとBluetoothキーボード(英字配列)で文章を書いています。
しかしこの組み合わせ、ショートカットキーまわりが不便だったんです。
ところが、昨今のGoogle日本語入力のアップデートととあるアプリによって、一気に不満が解決しました。
今回は、そうしてできあがった最強の日本語入力環境を紹介します。
Android+Bluetoothキーボードの不便なところ
日本語入力切替のショートカットキー
ぼくはAnkerのBluetoothキーボードを使っています。英語配列のため、日本語入力の切り替えは「Alt+`」で行います。
しかしこの組み合わせ、左手をニョっとホームポジションから動かさないと押せません。
手を移動させずサクサク書きたいぼくにとって、この動作は余計なおものそのものでした。
Ctrlの場所が変えられない
くわえて、Androidは設定でキーマップを変えられないので、Ctrlキーがキーボードの左下で固定されます。
そのため以下のような利用頻度の高いショートカットキーを使うたび、左手を反時計回りにへニョっと曲げなければなりません。
- カット(Ctrl+x)
- コピー(Ctrl+c)
- ペースト(Ctrl+v)
- 元に戻す(Crtl+z)
こちらもまたホームポジションから手が動いてしまうので、かなり不便です。
日本語入力を倍速化する方法
しかし、最近Google日本語入力アプリに導入された新機能とキーマップ変更アプリの導入により、これらのイライラを解消することができました。
具体的な方法を紹介します。
SHIFT+CTRLで日本語入力切替
Google 日本語入力
posted withアプリーチ
Google日本語入力アプリのAndroid版に、2016-07-27のアップデートで日本語入力切替の新ショートカットキーが追加されました。
ハードウェアキーボード で ひらがな ⇔ 英字 の切り替えを行うショートカットとして、これまでの [全角/半角キー] 、[ALT + `] に加え、[SHIFT + CTRL] を追加しました。
出典:Google Developers Japan: Android 版 Google 日本語入力をアップデートしました(2.18.2580.3)
これなら、CtrlキーがCAPSキーの場所にきさえすれば、ホームポジションから動かす必要なく日英切替ができます。
キーマップ変更アプリでCtrl位置変更
「CAPSの場所にCtrlキーがくればいいのに……」という悩みを解消するのが、こちらのキーマップ変更アプリです。
106/109ハードウェアキーボード配列変更(+親指Ctrl)
posted withアプリーチ
具体的には、アプリをインストールすると自動的にCtrlとCAPSの位置がひっくりかえります。
これで左手小指でCtrlが押せるため、Ctrl系のショートカットキーを使えるようになります。
もっとサクサク書くための変換系ショートカットキー
日本語と英語が混ざった文章をGoogle日本語入力でサクサク書くには、日英切替だけでなく変換系のショートカットキーも覚えておくと便利です。
日本語入力モードのとき、文字入力後に下記キーを押すと、直接英語やカタカナに変換できます。
キー | 変換モード | 変換例 |
---|---|---|
Ctrl+t | 半角英数字 | あいう→aiu |
Ctrl+u | ひらがな | あいう→あいう |
Ctrl+i | 全角カタカナ | あいう→アイウ |
Ctrl+o | 半角カタカナ | あいう→アイウ |
Ctrl+p | 全角英数字 | あいう→aiu |
特にCtrl+tは非常に便利。日本語の文章の中に英単語がときどき混ざるくらいなら、常時日本語モード+英語のときだけCtrl+tという使い方がおすすめです。
まとめ:日本語入力を高速化・効率化しよう
今回ご紹介したGoogle日本語入力とキーマップアプリの組み合わせ、個人的にはAndroid日本語入力環境の最終決定版です。
文字入力の高速化にお悩みの方は、ぜひお役立てください。
なお使っているBluetoothキーボードはこちら。2000円代と安いのに、使いやすく壊れにくく、電池の持ちもいいので重宝しています。
以上、Android+Bluetoothキーボードで日本語入力を倍速化する方法でした。
(追記)最近は、音声入力も併用しています。