効率アップと時短に効く機能美なガジェットの追求がテーマの当ブログ。
運営している管理人が、2022年に買ってよかったと思えるガジェットを紹介します。
採点基準は以下としました。
- 実際の利用頻度
- 効率アップ・時短効果
- それら以外の特筆すべき要素
厳選に厳選を重ねた結果、3つだけになりました。
目の前に誰かいたら、その人が買いたくなるまでプレゼンをやめないレベルで魂を込めて紹介したいものだけに絞られています。
ではいってみましょう。
前提:評価者である管理人について
評価の前に、評価者である管理人のプロファイルと、それを受けたガジェットに対する優先事項を少しだけ紹介します。
ランキング部分はそこを差し引いて読んでいただければと思います。
- 自身:30代アラフォー男性
- 仕事:フルリモート。自宅デスクあり(参考)
- 家庭:妻と子供2人(小学校低学年未満)。共働きで家事育児や送迎は分担
- 性格:無駄はとことん省きたいタイプ
- 時間:妻子が就寝後の深夜または家事育児のスキマ時間
- 仕事ツールとして:不具合が少ないこと、思考を妨げないこと、小型軽量であること、身体への負担が小さいこと
- 家事ツールとして:手間が少ないこと、耐久性が高いこと、ガジェットに詳しくない妻も使えること
2ミニッツ的ベストバイ2022
それではランキングいきます。
第1位:Corne Cherry
世界でも認められている、日本発の左右分割型40%キーボードの金字塔
第1位、Corne Cherry。
Corne Cherryは、いわゆる自作キーボードの1つ。分類としては、左右分割式のカラムスタッガードな40%キーボードです。
- カラムスタッガード:キーが縦方向にまっすぐ並ぶ配列
- 40%キーボード:テンキーを含む数字キー、F1〜12、矢印キー等がないキーボード
2018年に日本のエンジニアfoostanさんが設計・発表したもので、その優れたデザインから、
- 自作キーボードショップの代表格「遊舎工房」で常設販売機種に選ばれていたり(参考)
- 公開されている設計データに基づいた半完成品がAmazonで販売されていたり(参考)
- Corne Cherry用のケースやアクセサリが企画・販売されていたり(参考)
- 海外Youtubeでも多く紹介されていたり(参考1、参考2、その他多数)
- 利用者数が多いことからネットに情報が多かったり
と、とてもメジャーな存在となっています。
そのせいか、本来はDIYアイテムである自作キーボードでありながら、Corne Cherryは実質的にメーカー品に近いイメージです。
そんなCorne Cherryは、ぼくにとって自作キーボードチャレンジ第一号にぴったりでした。キーボードは仕事道具。不具合で使えなくなっては困りますし、万が一のときサポート情報が手に入りやすい点も背中を押した形です。
そして買って使って2ヶ月。今では手放せないほどお気に入りの道具になりました。仕事はもちろん、出先やスキマ時間での記事執筆にも大活躍しています。
特に仕事面では、思考がそのまま文字になっていくような感覚で使えているので、思考の邪魔をしないという点でCorne Cherryはパーフェクトな仕事道具になっています。
その他のお気に入りのポイントを5つにまとめると以下のとおりです。
- 左右分割式のため、キーボードを叩くとき腕と肩が自然と開き、良い姿勢が保てる
- キー数が少なく本体が小さいため、デスクがスッキリする、かつ軽いので持ち運びが楽
- 各キーの位置取りが絶妙なため、ホームポジションから手を動かさないまあらゆるキー操作が可能
- ホットスワップ対応のため、好きなキースイッチやキーキャップを選び放題
- 有名アイテムのため、ケースやテンティング用の脚など周辺ツールが手に入りやすい
「いや、でも普通のキーボードとぜんぜん形が違うし、打ちにくいんじゃないの?そもそもキーの数少ないってなに?」・・・と思うかもしれません。
たしかに、Corne Cherryは普通のキーボードとは物理的な作りがまったく違いますし、キー数の少なさをカバーするためにキーマップを作り込まなければならないですし、それらに慣れるまでは練習が必要です。
が、練習方法を工夫すれば1週間で慣れます(練習の実録)。そして慣れたあとはめちゃくちゃ快適なキーボード生活が待っています。
どれだけ快適かというと・・・管理人はHHKBが大好きでエンドゲームだと思っていました。でもCorne Cherryを使い始めてから全くHHKBを使わなくなりました。それくらい快適なのです。(もちろんHHKBはとても良いキーボードです。ぼくにとってCorne Cherryがそれ以上の存在だっただけ)
じゃあCorne Cherryがエンドゲームか、と言われると自信がありませんが、2022年で買ってよかったものの第1位は不動でCorne Cherryです。
ちなみに、ホットスワップかつキーキャップが交換し放題ということで自分なりのベストビルドを探るのが楽しくて楽しくて・・・Corne Cherryを買って以降に書いた記事がほとんどCorne Cherryのカスタマイズ記事になっていました。
本記事執筆時点のCorne Cherryのビルドは以下です。まだ改善の余地がありそうなので、これからもCorne Cherryを楽しんでいこうと思います。
- キースイッチ:Outemu Silent Cream Yellow
- キーキャップ:XVXプロファイル
- ケース:3Dプリント製
- キーマップ:こちら記事の通り
効率化、利用頻度、それ以外の特筆要素、あらゆる点でダントツ1位です
第2位:GameSir X3 Type-C
重たいスマホゲーの処理落ちをゼロにする、至高のゲームパッド
第2位、GameSir X3 Type-C。
GameSirは、台湾のゲーミングデバイス専用メーカー。ゲーミングキーボードやコントローラーを幅広く手がけており、Amazonでもベストラセラーに入る機種を輩出するなど、その道では有名なメーカーです。代表作はお手軽コントローラーGameSir T4 Pro。
そんなGameSirが世に送り出した究極のスマホ向けゲーミングパッドが、GameSir X3 Type-Cです。
スマホゲーム、特にグラフィックが美麗だったりリアルタイムでのオンライン対戦を伴うものをプレイしていると、スマホの熱暴走に伴う処理を落ちに直面します。
これを避けるにはスマホから熱を奪うしかありません。昨今のゲーミングスマホには水冷式の冷却構造を備えているものもあったり、スマホ本体の素材に排熱効率(熱伝導率)の高い素材を使うなど工夫が凝らされているものの、まとまった時間のゲームプレイとなると限界があるのが事実です。
そこで、GameSir X3 Type-Cの登場です。GameSir X3 Type-C独特の冷却構造により、スマホゲームの処理落ちをほぼ0にしてくれます。
その秘密は、使われている素材、ペルチェ素子にあります。ペルチェ素子は電流を流すと片側で熱を発し、その反対側は冷却する、という性質を持っています。
この性質を利用して、
- スマホ側は冷却、反対側は熱を放出させ、
- その熱をヒートシンクに伝播させ、
- ファンの送風で熱を逃す
という構造で、効率的にスマホの熱を奪っているのです。
実際にGameSir X3 Type-Cに電源を入れると、スマホ側の冷却部分がうっすらと結露し始めます。
それもそのはず。ペルチェ素子は冷蔵庫にも使われている素材なんです。要するにスマホの裏に冷蔵庫の冷却部品をくっつけるようなもの。生半可な冷却能力じゃありません。
この冷却能力は、スマホゲームの快適なプレイに大きく貢献しています。
たとえばぼくは原神のプレイヤーなんですが、GameSir X3 Type-Cでプレイしていると処理落ちやコマ落ちが全く発生しません。プレイ中にスマホの一番熱くなる CPU付近を触ってもひんやりしています。それだけスマホから熱を奪い続けているということです。
3Dゴリゴリの重たいオープンワールドゲームである原神ですらそうなんですから、ほとんどのスマホゲームは快適にプレイできるのではないでしょうか。
というか、3Dゴリゴリの重たいスマホゲームがこんなに快適にプレイできること自体、ぼくにとってはびっくりです。熱暴走寸前のスマホを一生懸命うちわで仰ぎながら白猫プロジェクトをプレイしていた時代と比べると隔世の感があります。
ただし、デメリットもあります。冷却のため電源を取る必要があるのです。
電源はコンセントでもモバイルバッテリーでもいいのですが、プレイ中に必ず何かと有線で接続しておかなければいけません。充電と冷却を同時に行う場合はケーブルが2本生えます。外出先でのゲームプレイを考えると取り回しに少し難があるでしょう。(もちろん冷却ファンを回さない状態でも、ゲームプレイ自体は可能です)
ただ、ぼくの場合、ゲームで遊べる時間が妻と子供達が寝たあとの深夜、場所は自宅のデスクでほぼ固定です。なので取り回しのデメリットはデメリットになりません。
以上を総合すると、
- とても快適なゲームプレイ時間を提供してくれ、かつ
- 自分のシチュエーション上、デメリットがデメリットたりえない
ということで、効率化や利用頻度の両面から高く評価しており、第2位としました。
ぼくにとってはスマホ用ゲームパッドの最終解です
第3位:ROIDMI EVA
ズボラ家事の味方。必要機能全部盛りの全自動5 in 1ロボット掃除機
第3位、ROIDMI EVA。
聞き慣れないメーカーですよね。それもそのはず、ROIDMIは2022年7月にクラウドファンディングで日本初上陸した後発メーカーです。有名どころのルンバやAnker、ECOVACSに比べると知名度は低くて当たり前です。
しかしROIDMI EVAの実力は目を見張るものがあります。先人ブランドたちも同じような機能・性能を持つ5 in 1ロボット掃除機を出していますが、ROIDMI EVAはそのどれよりも価格が安いのです。
では実際の機能・性能や耐久性はどうなの?というと、掃除が激楽になるんですね。具体的には、
- 掃除開始はアレクサに一言かけるだけ。掃き掃除、モッピング、本体内のゴミの収集、モップ洗浄や乾燥まで全自動で完了
- ステーションのボタンやLEDを見れば一発で操作方法がわかる。スマートホームに明るくない人でも簡単に使える
- 普段やることは、モップ洗浄用の水タンクの交換のみ。交換タイミングでスマホアプリで通知がくる
- 本体からステーションへ集められたゴミも半年に1回くらいゴミパック交換すればOK。交換もワンタッチで完了
- 掃除後に髪の毛が残ってるな?と感じたら、本体のブラシに絡まった髪の毛を取り除いてあげれば大丈夫
など。ロボット掃除機を使った床掃除を極限まで自動化して手間を最小化したらこんな感じだよね?が実現されています。
実際の掃除能力も↑のとおり。
ROIDMI EVAが走ったあとの床はいつもピカピカ。裸足で歩くと違いがわかるくらいです。(家に小さい子供がおり砂とかホコリを家の中に持ち込みがちなのでなおさら)
あと、ぼくが不在のときに妻や子供がアレクサやステーションのボタンでROIDMI EVAを動かしてくれたりするのも地味に助かっています。
スマートホーム製品でありがちなのが、ガジェットに詳しい人だけ使いこなしていて他の家族が使いこなせないというパターン。わがやの場合は前者がぼく。
でもロボット掃除機ってみんなで使うものじゃないですか。やっぱり家族の他の人も使いこなせるほうが家事分担を含め自由度が高いと思うんです。
その点からも、ガジェット関連リテラシーが低めの人でも簡単に使えるROIDMI EVAは高評価なのです。
使い始めて半年、週に2〜3回のペースで稼働させていますが、全面フローリングのわがやの床を毎回キレイに磨き上げてくれますし、一度も不具合を起こしたことがありませんし、本当に助かっています。
もちろん、閉まったドアの向こう側には刃が立たないとか、本体が入れない隙間は掃除ができないとか、ロボット掃除機の苦手とする部分は超えられません。なので掃除機との併用は必須。
でも家の床の8割をカバーしてくれていますし、ぼくだけでなく妻や子供たちでも扱えるという点で、ROIDMI EVAは掃除効率アップに大きく貢献してくれています。
利用頻度は毎日とはなりませんが、家事効率化の観点でとても役立っていることから、3位としました。
ロボット掃除機のエンドゲームと言っていいかもしれません
番外編:TP-Link Deco X50
わがやのネットワークの屋台骨。いろいろ言われることもあるけど高性能だし愛用中
番外編、TP-Link Deco X50。
ぼくがガジェット好きなこともあって、わがやはスマートホーム製品やらストリーミングデバイスやらで溢れています。リモートワーク用の仕事PCやスマホを含めると、常時20個くらいのデバイスが通信し続けています。
それらの通信を一手に担ってくれているが、TP-LinkのメッシュWiFiシステム、Deco X50です。
よく考えたら目立たないけど毎日欠かさず使っているので、採点基準に照らすと紹介しないとダメだよね、番外編として紹介させていただきました。(番外編なの詳しい解説はレビュー記事に任せます)
TP-Linkのネットワーク機器はITに詳しいコミュニティではあれこれ言われることが少なくないですが、機能・性能は優秀ですよ。
まとめ:2023年はさらにランクアップしていきたい
2021年末までにデスク環境や家電関連はほぼ整備されきっていた関係で、2022年の「買ってよかったもの」としておすすめできるものはとても少なくなりました。
逆に言うと、本記事で紹介したものは管理人的には厳選をくぐり抜けた逸品たち、ということになります。
心からおすすめできるものたちなので、ぜひチェックしてみてください。
以上「2ミニッツ的ベストバイ2022。買ってよかったガジェットランキングベスト3」でした。