提供:Banggood
海外通販Banggood様より、BlitzWolfのサウンドバー「BW-SDB1 Pro」をご提供いただきました。
というより、ぼくから「レビューさせていただけないか」、とリクエストしました。
理由は、せっかく良いものっぽいに、知られていないのはもったいないからです。
というわけで、本記事ではBlitzWolf BW-SDB1 Proをご紹介します。
特に、これまで使ってきたアンダー1万円の廉価版サウンドバーと比べて音質はどうなのか、レビューしていきたいと思います。
先に結論をいうと、かなり良いので気に入っています
BlitzWolf BW-SDB1 Proに惹かれた理由
端的にいうと、
- BlitzWolfブランドは、日本では知られていない
- しかし海外レビューは高評価
- これは、もったいないのでは?
と思ったからです。
BlitzWolfブランド、日本では正直無名です。
Amazonにストアはあるものの、出ている商品は本記事初出時点(2021年6月12日)で7アイテムのみ。
ただ、海外通販ではよく見かけるんです。なにかとレコメンドに出てきたり、よくプロモーション対象になっていたり。
で、実際に商品詳細を見てみると、わりと高レビューが多い。レビューの中身もまともなものがほとんど。
なので、「これはもしかしたら、知られていないだけの実力者なのでは」と思っていたのです。
なので、ぜひブログで紹介させてください、と。
良いものを発掘して広めるのもメディアの役目だと思うんです
BlitzWolf BW-SDB1 Proの概要
注目ポイント
- 60W、2チャネル、4スピーカー
- 360°ステレオサウンド
- 独特の三角形フォルム
- 有線3種、無線1種での接続に対応
- バス・トレブルの10段階調整
- 4種類のサウンドモード
- 壁掛け・平置き両対応
仕様・スペック
- Brand: BlitzWolf®
- Model: BW-SDB1 Pro
- Color: Black
- Voltage: 110-220V
- bluetooth Version: 5.0+EDR
- Audio Decoding: SBC
- bluetooth Distance: 10m
- Input: 3.5mm AUX, USB, BT, HDMI, OPT
- Power Supply: DC 24V, 1.75A
- Power: 60W
- Speaker: 4 speakers, 66mm
- Product Weight: 2kg
- Product Size (L x W x H): 90.00 x 7.80 x 7.6 cm / 35.00 x 3.10x 3.00 inches
BlitzWolf BW-SDB1 Proレビュー
ではレビューしていきます。
外観・デザイン:プラスチックだが高級感は十分
前面は金属網のなかにスピーカーが入っています。
スピーカーは若干上に向いています。デスクに置くとちょうど自分の顔に向くくらい。
横から見ると三角形型。
好みがわかれるかもしれませんが、スピーカーの向きを調整することで音の飛び方を調整していると考えれば、「なるほど」となりそう。
左側にはBlitzWolfのエンブレムがあります。
反対側には操作ボタンが集まっています。
USB-Aは入力系統の1つです。珍しいですね。
前面の金属網部分以外はプラスチックですが、質感は悪くありません。
実際デスクやテレビ下に置くと、前の金属網しか見えないので、高級感は担保されるでしょう。
接続:複数系統で使い勝手よし
有線4種、無線1種の接続に対応しています。
- HDMI
- Optical
- AUX(3.5mm)
- USB-A
- Bluetooth
これだけ多様な系統を備えていれば、いろいろなケースで使えるので、使い勝手としては十分でしょう。
HDMIに対応しているのは面白いですね。テレビ向けでしょうか。
なおBluetooth接続はSBCです。
設置:平置き・壁掛け両対応だがプラグが……
壁掛け・平置きの両対応です。(壁掛け用のキットは付属)
今回はデスク用のサウンドバーなので、デスク奥に平置きしました。
いい感じにスチャッと収まっているのですが……
付属するACアダプタがEUタイプ(Cタイプ)なので、コンセントに挿すときは変換プラグをかませなければなりません。
実際はこんな感じになります。
本当はUSプラグタイプがあればよかったんですが、海外製品の宿命です。致し方なし。
なお変換プラグはAmazonで400円くらいで買えます。
機能:モード切替やバス・トレブル調整が可能
リモコンと本体、それぞれに操作ボタンがあります。
- 電源オン/オフ
- 音質モード切り替え(3D、News、Movie、Music)
- バス・トレブルの調整(それぞれ10段階)
- 入力元の切り替え
- ミュート
- 音量アップ/ダウン
- (USB内の音楽を再生する場合)再生/一時停止、曲送り/戻り
- 電源オン/オフ
- 入力元の切り替え
- ミュート
- 音量アップ/ダウン
実際の使い方は
- テレビの下に置くならリモコンで
- デスクに置くなら本体直接操作で
となると思います。
ぼくはデスクに置いているので
- 先に、リモコンで音質調整を済ませておく
- 普段のオンオフや音量調整は本体ボタンで
としています。
HDMI Bluetooth Optical AUX
なお入力元や現在の音量などは、サウンドバー中央にデジタル表示されます。
音質:迫力十分。音がこっちに飛んでくる
第一印象は
1万円未満のサウンドバーの2倍くらいはいいんじゃないの
です。
BlitzWolf® BW-SDB1 Proはセール時で実売1.1万円くらい。アンダー1万円にこだわるより、2000円くらい追加で出してこっちを買うほうがいいです。
詳しくいいますと……
廉価版スピーカーにありがちな「こもっている感」「平べったさ」「単一点からしか音が出ていない感」がありません。
イヤホンほどの臨場感はないものの、音場が広く、奥行きの表現もしっかりしているので、音楽に没入できます。
音域別の印象は、ざっくり以下の通り。
- 高音:きらめきは並だが響きが良い
- 中央:ボーカル主眼で他はサブ
- 低音:音圧ががっつり届く
特に低音。サウンドバーから1mの距離ならボンボンきますし、数m離れても十分しっかり届きます。
出力が60Wなので、18畳くらいの部屋なら難なく音で満たせます。
総じて、音質は「優秀」と呼んで差し支えありません
音楽だけだと観点が足りないと思ったので、Amazonプライムビデオでバーフバリを流してみました。
地鳴り、金属音、音声。いずれの点をとっても、リビングのテレビより臨場感がありました。
もう1つ買ってテレビ下につけたくなってきました
耐久性:未検証
使って1週間くらいなので未検証です。
少なくとも初期不良はありませんでした。
保証:30日
海外製品の宿命で、メーカー保証は期待できません。
ただし海外通販サイトBanggood側で、30日間の返品・返金を受け付けています。
実施に使ってみた感想
1週間ほど、BlitzWolf BW-SDB1 Proサウンドバーとともに過ごしてみました。
幅広すぎてデスクの中央に置けない
モニターの下にサウンドバー、というエモい構成を目指しているのですが、どうしてもサウンドバーが真ん中に配置できません。
理由は……
モニターアーム(エルゴトロンLX)の長さが足りず、土台部分とBlitzWolf BW-SDB1 Proサウンドバーの端っこが当たってしまうためです。
「別に中央きっかりじゃなくてもいいじゃん」と思いつつ、やっぱり真ん中きっかりのほうが気持ちいいので、どうにかしたいところです。
EUプラグはやっぱりどうにかしたい
もう1つも見た目関連なんですが、EUプラグに変換プラグがでっぱっているせいで、サウンドバーの向こう側にACアダプタが見えてしまうのです。
「デスク下とかの電源タップに挿せばいいじゃん」と思われるかもしれません。
しかし電源タップは、まわりの空きスペースの関係で電源プラグの出っ張りを収容しきれない、という事情が……。
もし出力の規格が同じ汎用ACアダプタが見つかれば、交換を考えたいと思います。
ただ音質には大満足。一人時間がより良い時間に
とはいえ、音質がいいんです。
音質と比べると、配置や見た目の微妙さなんて小さい話。
スピーカーの本懐は音質なのだから、本来は見た目1割、音質9割です。
今もBlitzWolf BW-SDB1 Proで音楽を聴きながらこの記事を書いていますが、好きな音楽にひたって脳みそトリップする時間は良いものですよ。
一人時間の品質が上がった気がします。
BlitzWolf BW-SDB1 Proはこんな人におすすめ
まとめ:日本では知られていない実力者
総合評価:
プラグ問題さえなければ100%おすすめできたのに超もったいない!
-★0.5はEUプラグだからです。これさえなければ良いサウンドバーなんですが。
EUプラグしかない理由は、BlitzWolfブランドの客層がEUに多いからかもしれません。
そのうち、USプラグ版(=日本のコンセントにそのまま挿せるもの)、またはメガネ型コードで接続できる版が出ることを祈ります。
とはいえ、「プラグ問題など詮無きこと!」という人には100%おすすめできる品です。
ぜひチェックしてみてください。
以上「BlitzWolf BW-SDB1 Proレビュー | 無名の実力派。音場の広さと迫力が魅力のサウンドバー」でした。