carpio 2.0レビュー | マウス操作の高速化と疲れ軽減を両立させるエルゴノミクスリストレスト

4.0
DeltaHUB Carpip2.0 レビュー

提供:Long Field

PC・デスクまわりのガジェット通販を手がけるLong Field様のご厚意で、2022年1月発売のエルゴノミクスリストレスト「carpio 2.0」をレビューさせていただけることとなりました。

carpio 2.0は、2021年9月に実施された輸入販売型クラウドファンディングプロジェクトで184人の支援を集めたプロダクト。

特長は「マウス疲れから手首を守る」なのですが、個人的には

  • マウス操作の高速化に効くの?
  • 手首以外、腕とか肩とかも含めてどうなの?

が気になっているので、そちらを中心にレビューしていきます。

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本記事は商品提供を受けて作成しています

carpio 2.0概要

注目ポイント

  • マウスの操作性を向上し、手首の摩擦を抑える可動式リストレスト
  • 手首にフィットするシリコンパッド / 机との潤滑性に優れたPTFE(テフロン)を使用
  • 外科医との協議を重ね、手首の損傷原因を取り除いた真の人間工学的プロダクト
  • 軽く・持ち運びしやすい サイズ感
  • 3カラー2サイズ展開で、左利き用も。あなたに最適な全12パターンをご用意

仕様・スペック

  • 生産国:中国
  • 材質:シリコン、PTFE(Teflon)
  • カラバリ:ブラック、グレー、ホワイト
  • サイズ:S、L
  • パターン:右利き用、左利き用
  • 寸法:8.5×3.9×1.4(S)、9.5×4.3×1.4(L)
  • 重量:14g(S)、19g(L)

carpio 2.0レビュー

それではレビューしていきます。

(ブラックのLサイズをご提供いただきました)

外観・デザイン:ミニマル

デザイン要素は必要最低限。

特にブランドロゴが切り抜きになっていたり、印字類が底面に集まっているのも超好み。

キーボードもすべて無刻印にするくらいミニマル志向なぼくにはフィットするデザインです。

重さ・大きさ:気にならない

Lサイズの場合、

  • 重さ:実測は20g
  • 大きさ:身長172cmの男性でぴったり

くらい。

使っていて気になる重さではないでしょう。(むしろマウス操作が軽くなる)

コンパクトサイズのマウスLogicool M590と、標準的な大きさのトラックボールLogicool M575と並べてみました。

carpio 2.0自体はそこまでかさばる感じはしませんね。

柔らかさ:左右で異なる

上面のシリコンは

  • 親指側はかため
  • 小指側はやわらかめ

となっています。

デスクに手を置いて力を抜くと小指側が下になりますよね。これが人にとって自然な角度なんです。

それにあわせて、小指側をしずみ込ませるようになっています。

NAE
NAE

角度が斜めになっているエルゴノミクスマウスと相性がよさそう

滑りのよさ:問題なし

細かい凹凸のある木製デスクで滑らせてみました。

ご覧の通り、スルスルとスムーズです。

少なくともcarpio 2.0が引っかかりの原因にはならなさそう。

手を乗せた感じ:位置合わせ必須

しっかりと手のひら(掌底)を受け止めてくれます。

シリコンなので触感もやわらか。極端に冷たいなどの違和感もありません。

とはいえ、これは手のひらが正しくcarpio 2.0に乗っている状態での話。手のひらがずれると違和感Maxになります。

NAE
NAE

carpio 2.0と手のひらの位置合わせは、少し手間になりそうです

マウス操作速度や疲れ具合の変化:スタイルによる

2つのスタイルで試してみました。

  • 楽ちんスタイル:ひじをデスクに置き、肘と手首で操作
  • 高速操作スタイル:ひじをデスクから浮かせ、腕全体で操作

結果は以下の表のとおり。

楽ちん
スタイル
高速操作
スタイル
操作速度変わらずアップ
疲れ軽減効果なし効果あり

細かく言いますと……

楽ちんスタイル

  • Before:マウスに手の重さが集中
  • After:マウスとcarpio 2.0に手の重さが分散?

腕をデスクに乗せている時点で肘から先は浮いているので、carpio 2.0がなくてもそれなりに楽、かつスムーズに動かせます。

carpio 2.0の有無で違いは感じられませんでした。

高速操作スタイル

  • Before:腕全体を自力で浮かせなければならない
  • After:carpio 2.0に腕の重さを任せられる

肩への負担ががっつり減りました。

くわえて、すべりの良いcarpio 2.0に腕の重さが分散されたことで、マウスを動かすときに必要な力が少なくなり、楽に素早く動かせるようになっています。

耐久性:未検証

1週間くらい仕事で使い倒した感じでは、手に触れる部分のシリコンの劣化も、接地部分の摩耗も見られませんでした。

数年スパンで使い倒せるかは不明です。(そもそも本記事執筆時点で発売2ヶ月)

ただシリコン部分は取り外し可能なので、いつか交換部品が発売されたら長く使えるかもしれません。

保証:特になし

2022年3月現在、Long Field社公式サイトに保証規程は設けられていません。

とはいえ特商法の表記には、

商品に欠陥がある場合をのぞき、基本的には返品には応じません。

とありますので、初期不良には返品対応してもらえるようです。

実際に使ってみた感想

良かったところ

  • ひじを浮かせてマウスを使う場合、操作の高速化や疲れの軽減が期待できる
  • 手のひらへのフィット感が心地よい
  • 思った以上に軽い(存在感がない)

悪かったところ

  • ひじをデスクに置いてマウスを使う場合、ほぼ意味がない
  • 手の位置あわせが面倒くさい

carpio 2.0はこんな人におすすめ

  • 普段、長時間パソコンを使う
  • パソコン操作はマウスがメイン
  • 1日が終わるとマウス側の手がピキピキする
  • 少しでもマウス操作を高速化したい

まとめ:スタイルによってはハマる

総合評価:

ひじを浮かせて腕全体でマウスを使うスタイルの人は試す価値あり、です。

わりと値が張るのがネック(なので★-1)ですが、少しでも操作の高速化と疲れ軽減効果を得たい、肩への負担を減らしたい、と思う方は、チェックしてみてはいかがでしょうか。

以上「carpio 2.0レビュー | マウス操作の高速化と疲れ軽減を両立させるエルゴノミクスリストレスト」でした。

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