書斎のChromeBox用に、ThinkPadトラックポイントキーボード(英字配列)を導入したので
- 「赤ポチ」の動作
- Fn系ホットキーの動き
- Alt/Ctrl/PrtScあたりの動き
あたりを重点的にレビューしていきます。
ThinkPadトラックポイントキーボードをChromeOSで使いたい方の参考になれば幸いです。
導入したThinkPadトラックポイントキーボード
昔ながらのものです。Amazonの取扱開始日は2013/6/25。
購入理由は、打鍵感です。仕事PCのThinkPadの打鍵感が好きすぎて、自宅PC用もやっぱこれだよね、となりました。
動作検証の結果
さっそく検証していきます。
検証はChromeBoxで行いましたが、Chromebookでも結果は同じだと思います。(積んでるOSが同じなので)
赤ポチの動き
特に問題ありません。
接続した瞬間、赤ポチはマウスとして認識されます。
中央ボタンも正しく動作しますし、中央ボタンを押しながら赤ポチ操作でスクロールもされます。
ホットキーの動き(Fn+F1〜F12)
F1〜F6までは、は刻印されている通りの動きをします。
- F1/2/3:音量オフ/ダウン/アップ
- F4:マイクオフ
- F5/6:画面輝度アップ/ダウン
しかしF7以降は、F10以外は正しく動きません。
- F7:印刷ダイアログ(?)
- F8/9:動作せず
- F10:検索
- F10/11:動作せず
ChromeOS向けのキーボードではF1〜12にChromeOS専用ホットキーが割り当てられていますが、それらホットキーの機能は使えないようでした。(PrtScなどで代替)
Ctrl、Shift、Alt、CapsLockキーの動き
ほぼ正常に動きます。
ChromeOS向けキーボードの検索キーがCapsLockに置き換わっているだけ。
PrtScの動き
PrtScのみ押すと全画面スクリーンショットが撮られます。
しかし、「アクティブウィンドウのみスクショ」「範囲を指定してスクショ」など、他のホットキーと組み合わせての利用はできません。
Awesome Screenshotなど、Chrome拡張を使うほかなさそうです。
Windowsキーの動き
動きません。
なにか機能を割り当てられたらいいのですが、ChromeOS側でそういう設定はできないみたいです。
ChromeOS向けホットキーを使えない影響
ChromeOS配列のキーボードでは、スクショや検索をはじめ、ChromeOSを便利に使うホットキーが使えます。
しかし今回はWindows向け英字配列のキーボードなので、それらホットキーは使えません。
特に範囲指定のスクリーンショット(Ctrl+Shift+F5)を使えないのはなにかと不便です。
しかし、
- ブラウザ内のスクショならChrome拡張で代替できる
- ChromeOSの作業は90%はブラウザで完結する
なので、そこまでクリティカルでもありません。
それならむしろ、常時打ち続ける文字キーの打鍵感を重視したほうがQOLは上がると思います。
有線ならログイン画面も問題なく使える
実は以前、BluetoothキーボードをChromeBoxの外付けキーボードに使えないか試してみました。
するとログイン後にペアリングするぶんにはいいものの、起動後〜ログイン前にはペアリングがうまくいかず、ログインしようにもできない状況に陥ってしまいました。(詳しい検証結果は過去記事「Chromebook / ChromeboxでBluetoothキーボードは使えるか「Ankerウルトラスリム」で試してみた」をどうぞ)
しかし今回は有線版を買ったので同じ問題は出ず。ログイン画面でも問題なく打鍵できています。
相性問題もあるかもしれませんが、少なくとも有線であれば安心して使えるみたいです。
まとめ:特に問題なく使えそう
検証の結果、
- 文字部分やCtrl/Alt/Shiftなど主要キーはそのまま使える
- ホットキーはそれなりに解釈される
- スクショが不便になるが、Chrome拡張で代替可能
という状態のため、文字打ちメインなら問題なく使えそうです。
以上「ChromeBox用にThinkPadトラックポイントキーボードを購入。赤ポチやホットキーの動作を検証」でした。