FlexiSpot C7 Airレビュー | 安定のコスパと寝られるレベルの座り心地を備えたフルメッシュオフィスチェア

FlexiSpot C7 Air レビュー

提供:FlexiSpot

NAE
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そろそろちゃんとしたオフィスチェアが欲しい

リモートワークをはじめて3年経ちました。世間には出社回帰の流れもありますが、ぼくの場合はまだまだリモートが続きます。(そもそも会社に全社員分の席ない)

なので、いい加減ちゃんとしたオフィスチェアを・・・と考えていたところ、FlexiSpotさんの案件で、FlexiSpot C7 Airを使わせていただけることとなりました。

いわゆる案件ベースのレビューですが、2週間がっつりリモートワークで使ってみたので、良いところも悪いところも紹介していきたいと思います。

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本記事は商品提供を受けて作成しています

FlexiSpot C7 Airが気になった理由

案件といっても、ぼくはレビュー依頼いただいた全ての案件を受けているわけではありません。マッチしない案件はお断りしていますし、受ける案件にはちゃんと理由があります。(ついでにいうと案件だからといって甘いレビューをするつもりもないです)

1つ目の理由が、以前レビューしたFlexiSpot V9のチェア部分がとても良かったからです。

FlexiSpot V9はいわゆるサイクリングチェアで、椅子の部分がオフィスチェアになっている変わり種でした。しかしそのチェア部分がとても座り心地が良くて。ペダルをこぐのを忘れてチェアの上で寝てしまうなど、全く逆効果だったのです。しかしそれはFlexiSpotのオフィスチェアの品質が高いことを意味します。なので今回は純粋なオフィスチェアであるFlexiSpot C7 Airをレビューしてみたいなと考えたのです。

2つ目の理由が、座面がフルメッシュだったためです。

これまでいくつかのオフィスチェアを使ったことがありますが、いずれも座面がウレタンで。夏にお尻や太ももの裏に汗がたまってしまうのが気になっていたんです。しかし、座面がフルメッシュなら通気性抜群。夏になっても困らなさそう。このレビュー記事を書いているのが冬なのでそこのレビューできなさそうなのですが 、それでも使ってみたいと思ったので、案件を受けることにしました。

FlexiSpot C7 Air概要

  • 背もたれ素材:メッシュ
  • 座面素材:メッシュ
  • リクライニング:128°
  • 座面の高さ:47.5〜56.0cm
  • 座面の奥行き:66.0〜72.0cm
  • 座面の幅:46.0〜50.0cm
  • ヘッドレストの高さ:119.5〜134.5cm
  • 耐荷重:130kg

FlexiSpot C7 Airレビュー

それではレビューしていきます。

オフィスチェアは大型家具に近いので、受取・搬入がそこそこ大変でした。

組み立て:難易度高め

組み立ては、

  • パーツ数と工程が少ないので、理解は簡単
  • とはいえ
    • 大きく重い部品が多いので力がいる
    • キャスターの取付は力に加えてコツがいる
    • 一部ボルトを閉めるとき部品と工具が干渉する

ということで、一筋縄ではいきません。

また、組み立て中に2点気になるポイントがありました。

1つ目が、座面を取り付ける部分に不要なボルトが入っているのをはずす、という、説明書に書いていない追加の工程が必要だった点です。このボルトを外さないと座面と脚がしっかり固定されません。

不親切だなと思いましたし、ここは座面を支える要の部分なのでここの案内をしくじると安全面でも危ういんじゃないか・・・と感じました。

察するに、他のFlexiSpot製のオフィスチェアと部品が共通化されているようなので、途中で混ざってしまったんだと思います。

2つ目が、ボルトを締める手順の各所に「それぞれ平らワッシャーと合わせて」と書いてあるのですが、付属品にワッシャーがついていないですし挿絵にもワッシャーが描かれていないので「?」となった点です。

ぼくは挿絵と付属品のラインナップを信じてワッシャーを入れずにそのままボルトを閉めましたが、組み立て説明書なのに記載に不整合があり読者の解釈の余地があるのはイケていないと感じました。

以上総合して、組み立て難易度は高めです。ぼくは電動昇降デスク(スタンディングデスク)をいくつも組み立てたことがありこれ系に慣れているたので30分程度で済みましたが、初めての人だと1時間ぐらいかかるかもしれません。

NAE
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この指摘は公式サイトのレビューでも書いてありますし、ぼくもレビュー依頼を頂いた担当の方にフィードバックしたので、次回の製作ロットからは改善されていることを願います

機能性とデザイン:フルラインナップ

おおよそ考えうるオフィスチェア機能がすべてついています。

あえてない点を挙げるなら、背もたれ部分に上着用のハンガーがついていないことくらいでしょうか。あくまでサブ要素なので、なくても全く困りません。

デザインも、黒一色で無駄がありません。

FlexiSpotはコストパフォーマンスが売りのブランドなので、お飾り要素はなるべく排除しているのでしょう。

ぼくにとってオフィスチェアは仕事道具。パフォーマンスが全てなので、デザイン要素が排除されているのは大歓迎です。そもそも仕事に集中してるとき、オフィスチェアが視界に入ることはないですしね。

座り心地・使い心地:仕事道具としてはベター

仕事で2週間がっつり使ってみました。

疲れ・痛み

痛みはゼロです。ただし疲れはゼロとは言えません。理由はランバーサポートの出っ張り具合です。

ぼくはそこそこな肩こり持ちでして、予防のために腰・背筋・首・頭を正中線にあわせるとか、自分の背骨のカーブを意識して骨盤の角度を調整するとか、姿勢にこだわらないとすぐに首肩がバッキバキになります。(といっても痛みが出るレベルではなく硬いと感じる程度です)

一方で、FlexiSpot C7 Airの背面部分はぼくの背骨カーブにフィットしないのです。特にランバーサポートが出っ張りすぎていて、一番引っ込むようにセットしてもいまいちしっくりきませんでした。厳密に言うと、浅く座ってリクライニングした時はいいんですが、リクライニングせずに深く座る場合は肩甲骨のあたりだけやたら後ろ方にグイッと持っていかねばならず不自然な姿勢をなってしましました。

もちろん、これは特定のシチュエーションで気になることがあったというだけ。そもそも自分の姿勢に完全フィットしたオフィスチェアとなるとオーダーメイド以外でありえないと思いますし、若干フィットしない部分があるのが普通なことだと思います。

むしろ、それ以外では気になるところはなく快適に使えている点を積極的に評価したいです。特にフル メッシュならではの座面の適度な硬さとお尻へのフィット感は最高です。

寒暖

今回初めてフルメッシュの座面を使ってみたんですが、

  • 部屋が寒いとお尻も寒い。暖かさを求めるなら座面にタオルや毛布を敷くと良い
  • 逆に部屋を暖かくして使っても、お尻や太ももの裏に汗がたまることがなくて快適

という傾向で、個人的には好きでした。

もし お尻や腰の冷えが気になるなら、座面がウレタンのFlexiSpot C7を選ぶと良いでしょう。

作業効率

FlexiSpot C7 Air起因で作業効率が落ちることもありませんでした。

たとえば、立て付けの悪いオフィスチェアの場合、座り心地が悪いからちょっとした調整に手間がかかるとか、座る前後でのチェアの位置の微調整が難しいとか、プラスアルファの手数がかかるものです。

しかしFlexiSpot C7 Airは、初期調整を除いてそのような手間はかかっていません。ただただ心地よいオフィスチェアとして、ぼくの体を支えてくれています。オフィスチェアを仕事道具と捉えるなら、とても優秀だと思います。

ちなみにKeyballシリーズ(写真はKayball 39)と組み合わせると、アームレストから腕を一切動かないままパソコン操作できて快適です。

耐久性:未評価

FlexiSpot C7 Airは値段が39,800円(2024年1月27日現在)。同じような機能性を備えたオフィスチェアの中では安い水準ではあるものの、絶対値としては高額です。なるべく長い間使い続けられるといいな、という意味で 耐久性はあってほしいところ。

とはいえ、本記事執筆時点で使って2週間程度。組み立て時点でメッシュが破れてしまったり、短期間で壊れてしまったりなどの初期不良がないことは確認できたものの、長期的な耐久性は評価できません。

これからも使っていくと思うので、か起きた時にはこちらに追記していこうと思います。

保証:3年

もし 初期不良に当たらなかった場合でもFlexiSpot C7 Airには3年間の長期保証がつきます。安心できますね。

ただし、

FlexiSpotの限定保証は新品のFlexiSpot製品の材料または製造上の欠陥を対象としています。この保証は最初の購入者にのみ適用され、この権利を譲渡することはできません。FlexiSpotの正規販売店または正規再販業者からFlexiSpot製品を購入したお客様のみがこの限定保証の権利を有します。

とのこと。つまりメルカリなどで中古を買った場合は保証対象外となります。

オフィスチェアは値段が高いので中古で買いたくなるところですが、保証が欲しいなら新品を買うほうが良いでしょう。

実際に使ってわかったメリット・デメリット

以上のレビューから、FlexiSpot C7 Airのメリット・デメリットをまとめます。

メリット(良かった点)

  • 安定の座り心地。リクライニングすると寝られる
  • 充実した機能ラインナップ。座面チルトもついている
  • 上記を踏まえると、他のオフィスチェアよりコスパが高い

デメリット(悪かった点)

  • 重いので搬入と組み立てがそこそこ大変(なるべく2人で組み立てよう)
  • 組み立て時に手順にない工程を踏む必要がある(次回の製作ロットでの解消を期待)
  • 冬はお尻が冷える(毛布を敷けばOK)

こんな人におすすめ

  • 大型の組み立て家具に慣れている
  • 想定外の工程があっても対応できる
  • コストパフォーマンスの高いオフィスチェアが欲しい

まとめ:組み立てさえクリアすればコスパ高し

総合評価:

一言でいうと、組み立て難易度が高いかわりに、コスパフォーマンスも高いオフィスチェアです。

つまり、背の高い本棚やデスクなど大型の組み立て家具に慣れている人にとっては単なるコストパフォーマンスの高いオフィスチェア、ということになります。

そうでない人にとっても、誰かに手伝ってもらうなり複数人で組み立てるなりすれば大丈夫。

組み立て難易度の関係で-★0.5したものの、少し苦労すれば寝られる品質の座り心地の良いオフィスチェアが安く手に入ると考えるとお得かなと思います。

ぜひチェックしてみてはください。

以上「FlexiSpot C7 Airレビュー | 安定のコスパと寝られるレベルの座り心地を備えたフルメッシュオフィスチェア」でした。

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