提供:FlexiSpot
FlexiSpot様のご厚意により、2020年8月に日本で初めて取り扱いが開始されるスタンディングデスク向け足踏みマット「FlexiSpot DM1」をレビューさせていただけることとなりました。
ぼくは2020年3月から完全テレワークが始まって以来、ずっとスタンディングデスクを使い続けてきました。
するとどうしても気にあるのが、足の裏の痛み。ヨガマットを敷いてしのいできたものの、メンテの観点で問題発生し、途方に暮れていました。
そこで、FlexiSpot DM1の登場です。FlexiSpot DM1は
- 強靭なPU素材
- 適度な反発力
- 足つぼマッサージ
と、スタンディングデスクを扱うFlexiSpotならではの「わかってる」構成になっています。
ただ、値段は7,900円と安くはありません。が、1日8時間この上で過ごすのだと考えると、QOLを上げるには妥当な金額。
実際使い始めると、もう手放せないくらい快適です。
日々スタンディングデスクを使っている方は、 買って損はないかと思いますので、ぜひチェックしてみてください。
FlexiSpot DM1を導入した理由
スタンディングデスクを使い始めて5ヶ月。1日8時間立って仕事していると、さすがに足の裏の痛みが激しくなってしまうもの。
理由は、薄い絨毯に靴下だけだと足裏の防御力が低すぎるから。
そこでヨガマットを買ってなんとかしのいできたのですが、ヨガマットにも限界がきてしまいました。
それが……
ヨガマットだと、掃除が面倒くさい
ボロボロ崩れてしまうことです。
崩れ出た黒い粉は各所に散らばり、部屋を汚します。この掃除が面倒で面倒で……
もしかしたら、安物を買ったせいかもしれません。
しかしそもそも、ヨガマットそのものが、1日8時間も乗られる前提で作られるものではないのかも。
柔らかさはまだしも
これからもテレワークは続く
そして、世界はニューノーマル。テレワークはこれからも続きます。
つまりヨガマットを使い続ける限り、黒い粉は出続け、毎日毎日掃除機を引っ張り出さなければなりません。
いや、仕事場の掃除は毎朝やってるからいいんです。でも黒い粉がフローリングに落ちていると気分が悪すぎて。
くわえて、ヨガマットが消耗していくと、早晩買い替えが必要です。
とすると、気分的にもお金的にも、ヨガマットを使い続けるのはサステイナブルではないと思ったのです。
あと、地味に足裏のむくみが気になりました
FlexiSpot DM1の概要
そこで、FlexiSpot DM1の出番です。
注目ポイント
- 適度な反発力
- 足つぼマッサージ
足裏の痛みは、身体の内と外、両方からくるもの。外は外圧による物理的ダメージ、内は血流悪化(むくみ)によるダメージです。
FlexiSpot DM1は、「外」は反発力により、「内」は足つぼマッサージにより、ダメージをダブルで軽減します。
他社製の似たようなマットには足つぼマッサージがついていないので、ここがFlexiSpot DM1ならではの特長と言えます。
仕様・スペック
- サイズ:82×50×2.5cm
- 素材:PU素材
FlexiSpot DM1レビュー
では実物レビューです。
外観・デザイン:とにかくシンプル
飾りっ気のない黒です。
裏側には滑り止めの溝が入っています。
右側の側面にFlexiSpotのロゴ。
後ろ側にはちょっとした山。
足の指の付け根部分のマッサージができるくらいの硬さです。
前側の傾斜は、つま先を床につけるとちょうど土踏まず部分が刺激されるくらいの勾配。
足裏マッサージ部分も、立つところと同じ高反発素材が使われています。
全般的に、「足元に敷くもの=普段目に入らないものだからデザインよりも機能や利便性重視だろ」という考え方が感じられます。’
大きさ・重さ:特段、不満なし
いつも26.5cmの靴を履いている男性が乗ると、こんな感じ。
足つぼマッサージは足全体に行き渡ります。
足つぼマッサージ部分に立つと、足と足の間が肩幅くらい。
真ん中部分だと「起立」した感じの立ち方になります。
重さは、サッと片手で持てるくらい。
ただ3kgくらいあるので、持ち続けるのは少しつらいかも。
あくまで掃除するときに移動するのは苦になりませんよ、という感じです。
反発力:高いが、それがちょうどいい
親指に体重をかけて思いっきり押しても、全然凹みません。
足でいろいろな立ち方をしてみたら、
- 片足でかかと立ち → かかとの先っぽに床を感じる
- 両足でかかと立ち → 包み込まれる
- つま先立ちその他 → 包み込まれる
という感じで、反発力は高めながらも、極端な場合を除きしっかりと足裏を守ってくれます。
この反発力も、スタンディングデスクメーカーならではです。
足つぼマッサージ部分の硬さ:わかってる
突起部分がそこまで硬くないので、上に立っても痛くありませんが、足の裏はしっかり刺激してくれます。
ただ、「青竹踏み」に慣れていると、物足りなさを感じるかもしれません。
とはいえFlexiSpot DM1はスタンディングデスクのマット。足つぼマッサージ部分も仕事しながらノールックで踏むことになります。
なので、もし「青竹踏み」レベルで硬かったら、踏み方や体重の乗せ方を考えながら踏むことになってしまいます。これでは仕事に支障が出るでしょう。
その意味で、足つぼマッサージ部分の硬さを、なにも考えず立っても痛くない&そこそこマッサージ効果があるレベルにおさえている点は、「わかってる」という感じがします。
掃除のしやすさ:快適
足つぼマッサージ用のデコボコがあるので、
- ほうきでサッと掃くor持ち上げてバサバサしてゴミを落とす
- 掃除機でゴミを吸い取る
という手順で掃除します。
表面がわりとツルッと仕上がっているので、ゴミがこびりつかず、楽に掃除できます。
長く使うからこそメンテの手間も気にしたいですよね
耐久性:未検証
本記事初出時点(2020年8月20日)で、FlexiSpot DM1を使って3日目くらい。耐久性の評価はできません。
破れてきたり壊れてしまったら、この記事に追記しようと思います。
保証:2年間
FlexiSpotのすべての製品は、デフォルトで2年間の保証がつきます。
7,900円と安くないため、保証があるのは安心です。
実際に使ってみた感想
というわけで、FlexiSpot足踏みマットDM1をスタンディングデスク作業のお供として使ってみました。
ヨガマット時代との違いを中心に、感想をまとめてみます。
足の裏、特にかかとが全然痛くならない
身体の正中線を意識してスッと背筋を伸ばして立つと、自然に膝が伸びます。
膝を伸ばしたままだと、かかとに体重の7割を支えることになります。
ただ、かかとは接地面積が小さく肉が薄いため、痛くなりやすい傾向があります。
低反発のヨガマットだと、かかとがすぐに沈み込んで床にあたってしまっていました。
しかしFlexiSpot DM1だと、かかとが適度に沈み込むだけ。床にあたらず、足の裏全体に体重が分散される形で安定します。
結果、足の裏全体で体を支える形になりやすく、かかとの痛みがかなり軽減されました。
脚全体が疲れにくくなった
くわえて、
- 前側の傾斜部分に土ふまずをあわせ、軽くつま先立ちする
- 平坦な部分に足の裏を全部乗せる
- 足つぼマッサージ部分に立つ
など、立つ位置や立ち方(足首の角度)を少しずつ変えられるので、脚全体が疲れにくくなりました。
ヨガマット時代は都度足踏みしつつごまかしていたんですが、ほぼ必要なくなりました。
足つぼマッサージが眠気覚ましに効く
足つぼマッサージ部分、足裏の血行改善だけでなく、眠気覚ましにもよく効きます。
スタンディングデスクに慣れてくると、立っていても眠いときはフラフラしてしまうもの。
足裏への刺激で適度に眠気を飛ばせるため、よりシャキっと仕事に打ち込めるようになりました。
疲れたとき、ちょいと座るのにちょうどいい
とはいえ、ずっと立ちっぱなしだと疲れます。Web会議中に座りたくなるときだってあるでしょう。
ただソファのあるリビングルームに行くと子供たちの餌食になりますし、オフィスチェアだと休んだ気がしません。
そんなとき、
- FlexiSpot DM1をスタンディングデスクの下に入れる
- あぐらをかいて座ってみる
とすると、結構ちゃんと休めますし、秘密基地感が出てリフレッシュできたりもします。
スタンディングデスクのレビューでも書いたんですが、意外と快適なんです、スタンディングデスクの下
FlexiSpot DM1はこんな人におすすめ
まとめ:スタンディングデスク派は買ったほうが良い
総合評価:
靴をはくとかヨガマットを敷くとか、小手先でどうにかするより、ちゃんとしたものを使うほうがトータルで幸せ
と、FlexiSpot DM1を使ってしみじみ感じました。
少し高い買い物ですが、1日8時間使うものなので、それなりのリターンは望めます。特に足まわりの調子への影響は甚大。
自宅でスタンディングデスクを使っている人は、ぜひ前向きに検討してみてはいかがでしょうか。QOL、カチ上がりますよ。
以上「FlexiSpot DM1レビュー | 正直必須。足と脚に優しいスタンディングデスク向け足踏みマット」でした。