「5G」「複眼カメラ」と並び、2019年の3大スマホトレンドの1つとされる「折りたたみスマホ」。
世界初の実機「FlexPai」(中国Royole)を皮切りに、SamsungやXiaomiなど複数のメーカーが製造していると言われています。
しかし、折りたたみスマホのなにが嬉しいのかを報じているメディアがほとんどありません……
なので、無理やり考えてみました。
折りたたみスマホが気になる方、ぜひご意見ください。
「タブレットが小さくなる」メリット
カバンの選択の幅が広がる
タブレットを持ち歩くにはそれなりのサイズのカバンが必要です。
すると自然と、選べるカバンのラインナップが限られてしまいます。
たとえばぼくもChromebookを持ち歩くためボディバッグを買いましたが、厳密にサイズを測った結果、選択肢がめちゃくちゃ減ってしまいました……
しかしタブレットが折り畳めるとなると、カバンの大きさに対する制限が大幅に減ります。
「超気になるカバンを見つけたけどサイズが小さすぎるからダメか……」なんて思わなくてよくなるんです。
これは結構なメリットでしょう。
手ぶらでタブレットを持ち歩ける
パンツのサイズによっては、折りたたんだタブレットをポケットに入れてしまえるかもしれません。
つまり、手ぶらで出かけているのにタブレットを使えちゃう、ということ。
「タブレットのためだけにカバンを持つのが面倒」という人には嬉しいかもしれません。
「スマホの画面が大きくなる」メリット
PCスタイルでの作業が捗る
スマホは基本、指一本で操作するもの。その前提だと、画面は大きすぎないほうが便利です。
しかし
- アプリで画像や動画を編集する
- Bluetoothキーボードとつなげて文章を書く
といったPCライクな使い方だと、「もっと画面が大きかったら捗るのに」と感じると思います。
実際、ぼくはよくスマホ+Bluetoothキーボードで執筆していますが、やはり画面の小ささは気になります。
それがタブレット+Bluetoothキーボードだと、PCに近い環境になるので違和感なく作業できます。
PCスタイルでスマホ作業する人にとって、折りたたみスマホは良い選択肢になりえます。
動画や電子書籍を楽しみやすくなる
単純に画面が大きくなるので、動画や電子書籍を楽しみやすくなるのではないでしょうか。
特に雑誌など、固定レイアウトの電子書籍は画面が大きくないと読みづらいですし。
「本を広げるように、スマホを広げて電子書籍を読む」なんて光景が目に浮かびます。
「折りたたみ」ギミックによるメリット
スマホスタンドがいらなくなる?
- 2つ折り→テントのように置けば立つ
- 観音開き→三面鏡チックに置けば立つ
って思いましたが、そこまでしてスマホを立てたいかは怪しいですね。
複数人で使いやすくなる?
- 2人で向かいあって座る
- 真ん中に「テントモード」の折りたたみスマホを置く
- お互い画面操作できて対戦ゲームが捗る
……的なことを想像しましたが、お互いのスマホでネット対戦するほうが捗りますね。
iPad発売初期にエアホッケーアプリを2人でやってるCMがありましたが、実際ああいうシーンを全く見ないということは、そういうことなんでしょう。
まとめ:「小さくなる」以外のメリットはあるのか?
考えた結果、一番嬉しいのはタブレットが小さくなって持ち運びが便利になるという点でした。
しかしそのためだけにわざわざ折りたたみスマホを買うか?しかも10万超えのものを?
……と言われると、ぼくはNoです。
正直、折りたたみスマホは、画面が曲げられるという技術を無理やりプロダクトに仕立て上げたものだと思っています。
実際に使い込んでみると違うのかもしれませんが、少なくとも本記事初出時点(2019/02/18)では、そういう印象です。
買ってみた人のレポートを待ちたいと思います。
以上「折りたたみスマホのなにが嬉しいのか」でした。