Google Pixel 2を個人輸入で買って1ヶ月。
これまでさまざまな側面からレビューをしてきました。
今回は、「結局買いなのか?」に答えるべく、レビュー全体を総括します。
Googleの考える最高のスマホ。その実力はいかほどなのでしょうか。
本体デザインは平凡だが満足度は高い
- 本体の設計:△
- 重さ、質感:◎
- 画面の作り:△
- 電池の持ち:○
「本体の設計」の△は、カメラ部分が突起しているから。
「画面の作り」の△は、見る角度で若干色温度が変わるから。
しかし、実際に使ってみると全然気になりません。カメラの突起はカバーに埋もれますし、画面を斜めに見ることもないからです。
総じて高いレベルの作りになっています。
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処理性能はiPhone 7〜7 Plus水準で、必要十分
- Antutu:176240点
- Geekbench(Multi-Core):6300点
- Ice Storm Unlimited:38294点
だいたいiPhone7と7 Plusの間くらいの水準です。(ちなみにiPhone XのAntutuスコアは24万点)
普段使いのアプリはもちろん、3DCGゴリゴリのゲームもヌルヌル動きますし、AIが組み込まれたカメラも快適に使える水準です。
電池の持ちなどにも配慮したのでしょう。スコア単体をいたずらに追うのではなく、「良いスマホ体験とは?」を考慮してバランスを取った印象です。
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カメラは「史上最強」に恥じない性能
- カメラ起動スピード:◎
- シャッタースピード:◎
- 暗い所での撮影精度:◎
- 単焦点撮影のボケ感:○
- 動画での手ぶれ防止:◎
カメラはケチがつけられないくらい満足な性能です。
DxOMarkというカメラ性能のベンチマークスコアで、iPhone Xをおさえて史上最高98点をマークしただけあります。
被写体以外の背景をぼかす「ポートレートモード(単焦点撮影)」だけ○なのは、人の顔に特化した機能調整が入っているから。
しかしそこ以外はカメラとしての基礎力が非常に高く、スマホでの写真撮影が楽しくなります。
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もちろん、ピュアなAndroid機
- ブロートウェア:◎
- OSアップデート:◎
- カスタマイズ性:◎
Pixel 2はピュアなAndroid機です。
メーカーの邪魔なアプリ(ブロートウェア)は一切入っていません。
カスタマイズし放題で、スマホを自分の好きな色に染められます。
最新のAndroid OSアップデートもタイムリーに降ってきます。
Pixelシリーズ限定機能は発展途上
……と、ここまで絶賛してきたPixel 2ですが、不満なところもあります。
Google Lensは期待はずれ
カメラで写したものの情報をリアルタイムに画面に表示する「Google Lens」。
2018年1月18日時点では「アーリープレビュー版」なせいか、使い方や画像認識精度はイマイチ。
当面、普段使いすることはないでしょう。2年後に期待、くらいのレベルです。
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Active Edgeは使いみちが見えない
スマホを握るとGoogle Assistantが起動したりアラームが消せたりする「Active Edge」。
そもそも「握る」自体が面倒ですし、握って起動できるものも限られているため、全然使っていません。
今後のアップデートで「握る」操作に任意のアクションがひも付けられるようになれば、使いみちが見えてくるかもしれません。
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とはいえこれらは「先取り」機能
ただし「Google Lens」と「Active Edge」はプラスαの機能。
普通にスマホを使っていてマイナスになることは全くありません。
Pixelオーナーだからこそ先行で触らせてもらってるくらいの位置づけです。
Pixel 2はこんな人におすすめ
Google Pixel 2は、「Googleの考える最高のスマホ」です。
写真や性能はもとより、発展途上のところも含めた未来を体感したい人にはピッタリだと思います。
まとめ:個人輸入してでも買ってよかった
Pixel 2は残念ながら日本で公式販売していないのですが、個人輸入してでも買う価値のある一品だと思います。
Pixel 2を買うべきか、迷っている方の参考になればと思います。
以上、Google Pixel 2レビューの総括でした。