HHKB Professional2の購入から2週間、すっかり惚れ込んでしまい、どこでも持ち歩いて使いたくなってしまいました。
しかしHHKBの打鍵音が結構大きい。これでは職場はもちろん、カフェなどで出先では「迷惑をかけているかも」と気にしながら使わざるをえませんでした。
堂々と使えないの嫌だ……
そこで、考える限りの静音化を施しました。
結果、体感で100→20くらいに静音化できました。
耳障りなカチャカチャ音や地味に響く底打ち音はなくなり、上品で落ち着いたコトコト音のみ。
「これなら会議中に使っていても気にならないだろ」という水準まで静音化できました。
この記事では、HHKBの静音化のためにやったこととその効果をまとめます。
同じくHHKBの音に悩んでいる方の参考になれば幸いです。
※その後、結局HHKB HYBRID Type-Sを購入しました。最初からこっちにした方が満足度は高いと思います
HHKB静音化の施策
HHKBの打鍵音が大きい原因は、ざっくり
- キーキャップのカチャカチャ音
- 底打ちのときデスクに響く音
- キーの打ち方そのもの
の3つに分類できます。
なので、ぞれぞれに対策を施していきます。
底に吸振マットを装着する
HHKBの下に吸振マットを取り付けました。打鍵時にデスクに音が響くのを防ぐためです。
HHKBを持ち歩きたい&ミニマル志向なぼくにとって、優先すべき条件は「薄さ・軽さ・静音性の高さ」のすべてを満たすこと。
いろいろ探してもいいものが見つからなかったので、結局自作しました。
といっても、材料費はほぼ0円、製作時間3分ほど。それでいて圧倒的な軽さと静音性を実現しており、大変満足しています。
作り方は次の記事をどうぞ。
軸に静音リングを取り付ける
HHKBの軸に静音用のゴムリングを取り付けました。キーキャップが指に触れたときのカチャカチャ音を軽減するためです。
リングの選択基準は、高さ。ある程度のキーストロークがほしかったので、高さは1mmのものを選びました。
キーキャップ取り外し用の工具は、定番のFILCOではなく、軸の取り外しにも使えるものを選びました。
静音リングの取り付け手順について、起こったトラブルへの対処法を含めて、次の記事で紹介しています。
手のポジションやキーの叩き方の改善
キーボードと手の位置関係や、キーの叩き方や運指も変えました。
音の問題だけでなく、HHKBで高速・快適にタイプするための改善なのですが、静音にも効果があったので紹介します。
- Before:パームレストに乗せた手首が支点。毎ストローク、キーの底まで深くタイプ
- After:デスクの端に乗せた腕が支点。HHKBにフワッとかぶせた指から柔らかにタイプ
ノートPCの平べったいキーボードだと、底打ちしないとキー入力が検知されなかったため、毎ストロークしっかり底まで打ち込んでおり、これが音の原因になっていました。
しかしHHKBは静電容量無接点方式。キーが元の位置より下がったことを検知してキー入力する仕組みのため、そもそも底まで打ち込む必要がありません。むしろ底まで打ち込むのは時間と力の無駄です。
なので、ふわっと打つだけに変えてみたところ、音もあまりしなくなって一石二鳥だったというわけです。
HHKB静音化施策の効果
これら施策の結果、体感ですが、打鍵音が
- 静音化前:100
- 静音化後:20
くらいになりました。ものすごい静音効果です。
高音域(カチャカチャ音)はかなり抑えられ、デスクに響く音はほぼゼロ。聞こえるのはほとんど「コトコト」という上品で落ち着いた音のみ。
もちろん無音とまではいきませんが、少なくともEnterキーを全力で押す人の半分以上は静かであると自信を持って言える水準です。
実際、今客の少ないコメダ珈琲でこの記事を書いていますが、遠くから聞こえる店員さんの話し声のほうが目立つレベルです。
まとめ:好きな道具だから、堂々と使いたい
このくらい静かなら文句ないだろ
と、胸を張って言える状況を作れてとても満足しています。
これなら、仕事先の会議中や出先のカフェでも、音を気にせずHHKBを使えそうです。
好きな道具だからこそ、まわりの目を気にしながらコソコソ使うのではなく、堂々と胸を張って使いたいものですね。
以上「HHKB静音化の施策と効果まとめ。どこでも堂々とHHKBを使うために」でした。