提供:CIO
CIO社のご厚意で、2021年1月発売の3C1A構成のチャージャー「Lilnob Share」をレビューさせていただけることとなりました。
Lilnob Shareはクラウドファンディング発のプロダクト。65W出力3C1A構成の世界最小・最軽量を目指して開発されました。
実際に使ってみると、びっくりするほど小さいです。給電能力もしっかりしており、熱もありません。これならLilnob Shareだけ持ち歩けばいいんじゃないの?と思えてくるほど。
とはいえ気になるのは値段。約6,000円です。65Wの2〜3ポートなら3,000〜4,500円程度、65Wで3C1Aなら実売価格3,500円のものも存在するなか、6,000円という値段はどうしても高く見えます。
が、USB-Cポートが3ポートある点、そして圧倒的に小型・軽量である点は、Lilnob Shareならでは。このオンリーワンの特性に2〜3,000円出せるか?が判断ポイントになってきます。
たとえば、
- 手元のデバイスやケーブルがほぼUSB-Cに染められている
- とはいえ残存するUSB-Aもケアしておきたい
- それでいて、充電器は小型・軽量でなければならない
というこだわり派の方なら、Lilnob Shareはフィットするでしょう。
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Lilnob Shareの概要
注目ポイント
- とにかく小さく、とにかく軽い
- USB-Cが3つ、USB-Aが1つの多ポート構成
仕様・スペック
- 出力(Type-C):PDO 5V-3A 9V-3A 12V-3A 15V-3A 20V-3.25A(65W Max)、PPS 3.3-11V 5A
- 出力(USB-A)※QC3.0:4.5V-5A 5V-4.5A 9V-3A 12V-2.5A 20V-1.5A(30W Max)
- 製品サイズ:約50mm×51mm×30mm
- 重量:約112g
- 保護機能:短絡防止・過充電保護・過放電保護・加熱保護・過電流保護・過電圧保護
Lilnob Shareレビュー
では実機を見ていきましょう
外観・デザイン:シンプルで良い
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- USBポートの記名
- 底面の仕様・認証一覧
以外は全く印字がなく、表面のザラつき加工も落ち着いている、良いデザインだと思います。
重さ・大きさ:めちゃくちゃ小さい
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実際に持ってみて「うわ小さい」と感じました。
指先で扱えるほどの大きさです。
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隣のコンセントの邪魔をしません。
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混雑しがちな電源タップでも、スッと間に入っていきます。
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重さは実測112g。卵2個分。
そっとカバンに放り込んでも気づかれないくらいの軽さです。
充電性能:十分
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手元の機器で充電速度を検証しました。
以下のパターンでは仕様通り給電されていることが確認できました。
- 45〜65W給電のノートPC→65W給電されている
- 18W給電のスマホ→「急速充電」表示されている
手元の機器に限界がある関係で、Lilnob Shareの出力パターンすべてを網羅的に検証できてはいませんが、少なくとも試した範囲では問題ありませんでした。
音・発熱:なし
1週間ほど仕事用PCの給電に使ってみたのですが、コイル鳴きなどの音はなく、また目立った発熱も見られませんでした。
通常、充電器は小さく・軽くするほど発熱しやすくなるもの。きっと設計の工夫で熱をのがしているのでしょう。
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小型・軽量な充電器を多く手がけているCIOならではです
耐久性:未検証
本記事の初出時点(2021年2月12日)で、利用期間が1週間のため、長期的な耐久性は検証できていません。
少なくとも1週間は問題なく動き続けました、というのが、現時点でお伝えできることです。
保証:180日
CIO社の製品には180日の保証がつきます。
充電器は長く使うものなので、半年間の保証は助かります。
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他の65W充電器との大きさ比較
Lilnob Shareの一番の特長は、小型軽量であること。
そこで、手持ちの65W充電器
- Lilnob 65W(65W 2C1A)
- RAVPower RP-PC133(65W 1C1A)
と、大きさを比較してみました。
Lilnob 65Wとの比較
そもそもフォルムが違うので、絶対的な大小比較はできません。
重視するシチュエーションで優劣が分かれそうです。
たとえば、
- デスク下の電源タップなど、出っ張りが気になる場所で使うならLilnob Shareが優勢
- 持ち歩きを有線するなら、カバンの内ポケットに入れやすい細長フォルムのLilnob 65Wが優勢
など。
Lilnob 65Wも良い充電器ですし、Amazon評価もすこぶる高いので、これあhこれでおすすめ品だったりします。
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RAVPower RP-PC133との比較
大きさ的にはLilnob Shareの完全勝利です。
ポート構成も考えると、Lilnob ShareはRAVPower RP-PC133の上位互換といえます。
もちろん、こちらはこちらで良い充電器です。が、本記事初出時点(2021年2月13日)で発売から10ヶ月。そろそろ「枯れた」部類に入ってきている感はありますね。
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Lilnob Shareはこんな人におすすめ
まとめ:刺さる人には刺さる
総合評価:
6,000円という値段を「USB-C3ポートかつ小型・軽量」に注げるか、が評価の分かれ目です。
正直、刺さる人には刺さるタイプのアイテムです。万人向けではありません。人によって評価は真っ二つに割れるでしょう。
なので管理人の主観と偏見で評価すると、★4です。
ミニマル志向な管理人にとって「小型軽量」は超重要事項なのでベースは★5。-★1した理由は値段です。個人的に充電器に6,000円はハードルが高く感じました。
とはいえ、なににどこまでお金を出すかは個人の価値観次第。この記事にたどり着き、ここまで読んでいただいているあなたにはきっと、Lilnob Shareは刺さります。
ぜひ一度、商品ページ等をチェックしてみてはいかがでしょうか。
以上「Lilnob Shareレビュー | 圧倒的に小型軽量の65W出力3C1A充電器。多機能ミニマルにこだわるなら一見の価値あり」でした。
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ちなみに、USB-Aポートが多いほうが助かるという人には、1C3A構成の充電器「CIO KJ-PD3」がおすすめです。
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