通信容量に縛られて料金が上がっていくのが嫌だったので、楽天UN-LIMIT VIからmineoのマイそく(1.5Mbps)に乗り換えました。
1.5Mbpsで使い放題が魅力のマイそくですが、
- 12-13時は32kbpsと激遅でほぼ使えない
- 楽天UN-LIMITと比べると通信速度が10Mbps以上 → 1.5Mbpsと1/10になる
というデメリットに対処しないとやってられません。
そこで本記事では、マイそく(1.5Mbps)でもスマホを快適に使うためにやったことをまとめます。
同じ境遇の方の参考になれば幸いです。
前提
- スマホ:Pixel 6(デュアルSIM可能なAndroidスマホなら同じことができるはず)
- 電話:ほぼしない
- 動画:ストリーミング利用。画質にはこだわりなし
- 音楽:ストリーミング利用。HD音質以上は必須
- ゲーム:しない
- その他アプリ:Instagram、Twitter、Webブラウザなど
やったこと1:「昼は低速」の影響を最小化する
まず、「12-13時は32kbpsと激遅でほぼ使えない」問題に対処します。
方針は、昼の時間帯だけ別のSIMを使うです。
昼の時間帯用にデータ専用SIMを準備する
Pixel 6はデュアルSIMが可能なので、昼の時間帯に使うデータ専用SIMを準備しました。
選んだのはIIJmioのギガプラン、eSIMのデータのみ2GBです。理由は以下。
- なぜIIJmio?
→もともとIIJmioを使っており、乗り換えが面倒だったから - なぜ2GB?
→過去の通信量実績から、昼だけ2GBならお釣りがくるから
最終的な回線構成はこうなります。
「昼だけSIMを切り替え」を完全自動化する(上級者向け)
基本の考え方は以下です。
- データ通信に使うSIMを、毎日12時にIIJmioに、13時にmineoに切り替える
- この操作を、スマホ操作自動化アプリ「MacroDroid」と、切替操作に必要なアプリ「SIM切替スイッチ」で自動化する
MacroDroid – デバイス自動化
ArloSoft無料posted withアプリーチ
SIM切替スイッチ ~ウィジェットでデータSIMを切り替え
Stsysng無料posted withアプリーチ
おおまかなやり方は
- 「MacroDroid」「SIM切替スイッチ」をダウンロード
- MacroDroidで、画面ロック解除→SIM切替スイッチを起動→SIM切替、の動作を組む(画面タップの自動化)
- MacroDroid、この動作を毎日12時、13時に起動するように設定する
です。
MacroDroidにやらせる動作自体はシンプルなので、処理の流れはかんたんに作れるのですが、実際に各処理ステップに組み込む設定値はスマホの機種によって異なります。
具体的には、画面サイズ、Androidバージョン、「設定」アプリのカスタマイズのされ方に依存します。
そのため、実際の設定投入から動作テストまで、基本的にすべて自前で行わなければなりませんし、その際に出てくる概念(開発者モード、画面の座標、処理の依存関係、ワイルドカード、スマホの処理性能に基づく待機時間の微調整……)をあらかじめ理解しておく必要があります。なので、上級者向けなのです。
それぞれ参考記事を紹介しますので、詳しい方はぜひチャレンジしてみてください。
やったこと2:1.5Mbpsを快適に過ごせるようにする
12-13時の低速には対処できたので、次は昼以外の時間帯で快適に過ごせるようにします。
可能な範囲でデータ節約設定を入れる
普段使っているアプリで、データ節約系の設定をオンにしました。
代表例は以下。
- Amazonプライムビデオ:「ストリーミング品質」を「データセーバー」に
- Amazon Music:「ストリーミング設定」を「利用可能な最高音質」に
- Twitter:「データセーバー」「動きを減らす」をオン
- Instagram:「データ節約モード」をオン、「高画質メディア」は「WiFiのみ」
- Facebook:Facebook Liteを使う
ちなみにYouTubeにもデータ節約設定がありますが、特に設定を入れなくても自動で画質調整されるので、入れていません。
ここらへんは好みによるので、たとえば「表示が遅くてもいいから画質や音質は高いほうが良い」という人は個別に調整を入れてみてください
ブラウザを広告ブロック可能なものに乗り換える
1.5Mbpsだと、広告が多いWebサイトは表示がかなり重くなります。
そのため広告ブロックができるブラウザに乗り換えました。
- Before:Chrome
- After:BraveまたはVivaldi
本記事の初出時点ではBraveとVivaldiを比較検討中です。(今この瞬間はVivaldiが優勢。アドレスバーを画面下に持ってこれるため)
両方ともChromiumベースなので基礎力は変わりません。好きな方を選べばいいと思います。
ただ、本記事初出時点でVivaldiのiPhoneアプリは公開されていないため、iPhoneをお使いの場合はBrave一択になります。
Brave 広告をブロックする高速ブラウザ adblock
Brave Software無料posted withアプリーチ
Vivaldiブラウザ:高速 & 安全、広告ブロッカー内蔵
Vivaldi Technologies無料posted withアプリーチ
なるべく「外部ブラウザで開く」にする
Gmail、Twitter、Feedlyなど、リンクの開き方を選べるアプリは「外部ブラウザで開く」設定を入れます。
理由は、内部ブラウザ(=Chrome)では広告ブロックが効かず表示がもたつくためです。
まとめ:結果としての使い心地は
とても快適です。
マイそくの1.5Mbps、通信のし始めだけは1.5Mbps以上で高速通信する「バースト通信」が入っているようで、
- WebサイトやSNSを開いてすぐの反応は上々
- 動画・音楽のストリーミングも、最初のローディングは短め
と、あまり低速の影響を感じにくくなっています。
くわえて、昼の低速時間帯はIIJmioでしっかりカバーできるので死角がありません。
気になることといえば、時おりYouTubeの画質が480p(超低画質)になってしまうことくらいですが、そもそもスマホにそこまでの画質は求めていないので問題なし。
そもそも、1Mbpsで通信し放題だった時代の楽天モバイルで身体が慣れていたのもあるかもしれませんが、ぼくにとって
の組み合わせが現状の最適解になりそうです。
以上、参考になれば幸いです。