Nano Easy Umbrellaレビュー | 一瞬で美しくたためる次世代の折りたたみ傘

5.0

提供:AFU

折りたたみ傘ってキレイにたたむのが面倒ですよね。

カシュッと閉じるまではいいものの、何か所も生地を引っぱり出し、折り目をそろえ、ていねいに巻きつけて……それだけで1分くらいかかります。

かといって、なにもそろえずグチャッとたたむと本来よりもかさばるし、なにより見た目が美しくありません。

NAE
NAE

簡単キレイにたためる折りたたみ傘ってないの???

……という問いに答える、魔法のようなアイテムを見つけました。

Nano Easy Umbrella」です。

Nano Easy Umbrellaの特徴
  • 便利さ×美しさ
    ワンタッチで開き、一瞬で美しく折りたたみ
  • 強さ×しなやかさ
    強風にも負けない素材と設計
  • 撥水×遮光×防御力
    大きめの作り、雨傘・日傘のハイブリッド

本記事では、Nano Easy Umbrellaをレビューします。

「折りたたみ傘=たたむのが面倒なもの」という概念をくつがえす、次世代の折りたたみ傘だと感じました。

参考 3秒収納!世界一手間いらずの折り畳み傘「Nano Easy Umbrella」

※一般販売が始まっているようです

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本記事は商品提供を受けて作成しています

Nano Easy Umbrellaの概要

こんな感じの傘です。

スペックは以下の表のとおり。メンズとレディがあり、大きさ・カラー・遮光性などが異なります。

比較項目メンズレディ
重量約460g約470g
全長約60cm約54cm
収納長さ約33cm約28cm
直径約117cm約110cm
親骨数8本8本
開閉ワンタッチワンタッチ
カラーブラックベージュ

Nano Easy Umbrella レビュー

Nano Easy Umbrellaの箱写真
Nano Easy Umbrellaの外箱

今回入手したのは「メンズ」。さっそくレビューしていきます。

見た目と大きさ:おおぶり

Nano Easy Umbrellaの全体像
Nano Easy Umbrella全景

結構おおぶりです。

Nano Easy UmbrellaとWaterfrontの折りたたみ傘の大きさ比較
左:Nano Easy Umbrella 右:Waterfrontの折りたたみ傘

1,000円で売っている一般的なサイズの折りたたみ傘より、二回りくらい大きいです。

また直径は6.5cmほどと、ペットボトルと同じくらいの太さがあります。

リュックの脇ポケットに入れる場合、ペットボトルが入るか確認しておくと良いでしょう。

ボタンを押すと一気に大きく開く

直径117cmは、ビニ傘と同じくらいのサイズ感。

折りたたみ傘としては大ぶりですが、そのぶん大雨でもしっかり守ってくれそうです。

折りたたみ:水に漬けても美しい

Nano Easy Umbrellaの全体像(傘カバーを外したところ)
持ち手のボタンで開閉する

ワンタッチ開閉ということですが、ボタンを押したときの動作は

  • 開くとき:ジャンプ傘のように全部開ききる
  • 閉じるとき:傘部分の骨だけ折れ曲がる

です。なので閉じるときは手作業で折りたたむ必要があります。

新品状態:もちろん美しく折りたたまれる

しかしここがNano Easy Umbrellaのすごいところで……

ボタンを押した直後なのに、気持ちいいくらいにシュッと畳まれています。

水がしみた状態:それでも美しく折りたたまれる

とはいえ、新品の折りたたみ傘はだいたいこんなもの。

問題なのは、布部分が濡れてヘタったときどうなるか?です。

ということで……

Nano Easy Umbrellaを水に漬けたところ

一晩、水に漬けこんでみました

結果……

Nano Easy Umbrellaを水に漬けて一晩置いた直後の生地の様子
それなりに水は染みている
一晩水に浸したNano Easy Umbrellaを閉じるボタンで折りたたんだところ
カシュッと閉じた時点である程度キレイ
一晩水に浸したNano Easy Umbrellaを完全の折りたたんだところ
そのまま巻いてもキレイ

漬けこむ前とまったく変わらず、一瞬で美しく折りたためました。

その後、雨の日続きの週にガッツリ使ってみましたが……

まだまだ美しいです。

美しく折りたためる理由

Nano Easy Umbrellaの内側には樹脂のシートが貼られている
傘の裏側の樹脂シートがガイドの役割を果たす

理由は、傘の布の裏側に貼りつけられた、この薄い樹脂製のシート。

これが折りたたむ際のガイドの役割を果たすため、濡れたあとでも一瞬で美しく折りたためる、というわけです。

一般的な折りたたみ傘の場合

一方、一般的な折りたたみ傘だと……

一般的な折りたたみ傘の生地部分を縮めたところ
これが……
一般的な折りたたみ傘の中骨を短くしたところ
こうなって……
一般的な折りたたみ傘の中骨を雑に畳んだところ
こう

美しさの違いは一目瞭然です。

耐久性・頑丈さ:強い

Nano Easy Umbrellaの裏地・中骨全体像
ふとい骨、厚い生地

太くてガッチリした強い中骨と、しなやかに曲がる末端の骨、そして生地密度の高い生地。

この組み合わせにより、強風にあおられても折れにくい&破れにくい作りになっています。

また生地の密度が一般的な傘の1.5倍あり、破れにくくなっています。

中骨:しっかり丈夫

がっつり太めの中骨が入っています。

1本1本の骨も、剛性確保のためか、しっかり作りこまれています。

末端部分:しなやか

Nano Easy Umbrellaの末端の骨を曲げたところ
末端部分は曲がる

末端部分は、しなやかなカーボンファイバー素材を利用。

強風に吹かれても、竹や柳のように「しなる」ため、折れにくくなっています。

生地:密度1.5倍

  • 一般的な傘:170~190T
  • Nano Easy Umbrella:270T(レディ)、290T(メンズ)

高い耐久性を実現しています。

たしかに触ってみた感じ、生地のペラペラ感がなく、しっかりしている印象です。

遮光性:日傘レベルは「レディ」のみ

Nano Easy Umbrellaを屋内の蛍光灯にかざしてみたところ
メンズの場合、そこそこ光を通す

今回入手した「メンズ」は、生地密度は高いものの、遮光性は重要視されていないため、部屋の蛍光灯が透けて見えます。

一方「レディ」は、裏面にブラックのコーティングがされており、99%遮光を実現しているとのこと。

日傘としても併用するなら「レディ」を選びましょう。

撥水性:水がしみても負けない

Nano Easy Umbrellaは、1.5倍の生地密度とテフロンコーティングにより高い撥水性を実現しているとのこと。

実験してみました。

新品状態:めちゃくちゃよく弾く

新品状態では、気持ちいいくらいに水を弾きます。

一晩水に漬けこんだあと:それでも弾く

一晩水に漬けこんだあとは、ある程度しっとりしているものの、まだまだしっかり弾いています。

弾かなくなったらドライヤーで復活可能

ちなみにポリエステル製の傘は、ドライヤーで乾かすと撥水性が戻る性質があります。

もしベチョベチョになってしまったらドライヤーしてあげましょう。

重さ:重いが、スペックとトレードオフ

実測429g。ビニ傘と同じくらい

Nano Easy Umbrellaの重さは429g

429g。持つとずっしり重いです。

ちなみに一般的な1,000円の折りたたみ傘は

Waterfrontの一般的な折りたたみ傘の重さは222g
一般的な傘は222g

222gくらいです。倍くらい軽い。

重い理由は、機能・耐久性・大きさ

Nano Easy Umbrellaは

  • 直径117cmの防御力
  • 美しく折りたたむための樹脂性シート
  • 強さとしなやかさをあわせもつ中骨
  • 密度の高い生地
  • ワンタッチ開閉のための各種機構

などハイスペックを実現するため、さまざまなパーツや素材を使っています。重さはそのトレードオフというわけです。

なので「重い=悪い」と断罪するのではなく、Nano Easy Umbrellaは単に「大きく丈夫で高機能なかわりに重い」という特性を持っているだけ、と捉えるのが正解でしょう。

重いといっても、ビニ傘と同じ

ちなみに、一般的な傘の重さは

  • 普通の折りたたみ傘:200g程度
  • ワンタッチ折りたたみ傘:350g程度
  • 65cmビニール傘:400g程度

と言われています。

つまりNano Easy Umbrellaはビニ傘程度の重さ。

そう考えると、どうせ同じ重さの傘を持つなら、かさばるわりに低機能のビニ傘ではなく、コンパクトで高機能なNano Easy Umbrellaを使うほうが満足度は高そうです。

Nano Easy Umbrellaは海外品のリブランドではなく「発明品」

Nano Easy Umbrellaの内箱
外箱中には「Chirissie Morris」と書かれている

ここまででお気づきの方もいるかと思いますが、この傘、「Nano Easy Umbrella」という名前が一切印字されていません。

かわりに印字されているのは、「Chrissie Morris」というブランド名です。

Chrissie Morrisとは

Chrissie Morris(クリッシーモリス)は、1点ものの靴を専門店に卸しているロンドンのメーカーです。

ただしネットで出てくる情報は多くなく、Webサイトもすっきりさっぱり。ただし靴のラインナップは目をみはるものがあり、まさに「知る人ぞ知るメーカー」です。

参考 Chrissie Morris

海外サイトで購入窓口は見つからず

Nano Easy Umbrellaは海外ブランドを日本向けにりブランドしただけ……だとしたら、海外通販サイトで買えるんじゃ?

と思い、「Chrissie Morris」をキーワードに大手通販サイトをリサーチしました。

しかし購入できる窓口はおろか、同じブランド名の傘すら見つけられませんでした。

理由は「発明品」だから

Nano Easy Umbrellaは金賞・特別章を受賞
金賞受賞を示すシール

それもそのはず。Nano Easy Umbrellaは、46th International Exhibition of Inventions of Geneva(第46回ジュネーブ国際発明展)で金賞および特別賞を受賞した「発明品」です。

おそらく本記事の初出時点(2019年8月)では大量生産前。通販サイトでの取り扱いがないのはあたりまえ……ということです。

まとめ:次世代の折りたたみ傘

総合評価:

Nano Easy Umbrellaは

  • 便利さ×美しさ:ワンタッチで開き、一瞬で美しく折りたたみ
  • 強さ×しなやかさ:強風にも負けない設計・機構
  • 撥水性×遮光性:雨傘・日傘のハイブリッド

という特徴を持つ、次世代の折りたたみ傘です。

機能・性能とのトレードオフでビニ傘と同じくらいの重さはあるものの、どうせ同じ重さならNano Easy Umbrellaのほうがハイスペックで取り回しも良いでしょう。

特に、なにも考えずボタンを押して巻くだけでシュッとキレイに折りたためるのは筆舌に尽くしがたいほど快適です。

クラウドファンディングは8/30まで。気になる方はぜひどうぞ。

参考 Makuake|3秒収納!世界一手間いらずの折り畳み傘「Nano Easy Umbrella」|マクアケ – クラウドファンディング

以上「一瞬で美しくたためる次世代の折りたたみ傘Nano Easy Umbrellaのレビュー」でした。

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