提供:OneOdio
OneOdio様のご厚意で、2021年4月発売のワイヤレスヘッドフォン「SuperEQ S1」をレビューさせていただけることとなりました。
SuperEQ S1の特長は、なんといっても5000円台でANC対応である点。
完全ワイヤレスイヤホンではなく、ワイヤレスヘッドホンでこの価格はなかなか見ません。
肝心のANC性能は、5メートル先の洗濯機の音が消えるくらいしっかり。
低価格なので 全方位的に100点満点とはならず、音質は値段なりではあるものの、ANC最優先な人には魅力的な一台なのではないでしょうか。
SuperEQ S1の概要
注目ポイント
- 5000円台という超低価格
- 優秀なANC性能
- 値段の割に高級感のある本体
仕様・スペック
- 対応コーデック:AAC / SBC
- 周波数応答:20Hz-20KHz(Bluetooth接続時)、16Hz-40KHz(AUXケーブル接続時)
- スピーカー最大入力電力: 40mW
- スピ一カ一直径:40mm
- 騒音低減の深さ: 28~33 dB
- 充電時間:約2時間
- Bluetooth:5.0
SuperEQ S1レビュー
それではレビューしていきます。
外観・デザイン:価格の割に高級感あり
外側は黒、内側は赤の ツートンカラー。
ハウジング部分にはSuperEQの ロゴマークがあります。
バンド部分には、SuperEQシリーズの標語「BE YOUNG BE FREE」が左右に分かれて印字。
ボタン類は右耳側にまとまっています。
有線接続用ジャックと 充電用マイクロ USB 端子も右耳側。
そのように折りたたむことが可能です。持ち歩く時は折りたたんで付属のポーチに入れると良いでしょう。
接続:問題なし
有線(AUX)接続とBluetooth接続、両対応です。
Bluetooth 接続は AAC 対応。
人の集まる駅の近くでも特に接続が切れることはありませんでした。
装着感:問題なし
ぼくは172センチの男性ですが、特に違和感なく装着できました。
サイズ調整可能、かつイヤーパッド部分は若干上下左右に動くので、耳や頭の形に合わせた微妙な角度調整も可能なので、多くの人にフィットすると思います。
ただし少し締め付けが強めだと感じました。長時間の利用はきついかもしれません。
音質:中の下。平坦
第一印象は平面的なモノラルサウンドだな、です。
音量バランスは低>中>高。
「BE YOUNG. BE FREE」という標語の通り、若者向けに低音が強めな調整です。
一方、それ以外に特徴はなく、中音から高音は同じ距離から平面的に音が飛んでくる、普通のモノラルスピーカーという印象です。
もちろん、ある程度左右の鳴らし分けはされている=ステレオサウンドではありますが、音域別・音色別のメリハリに乏しく、モノラルという印象が先行します。
また、中音域で女性ボーカルの特定の音階がやたら大きく聞こえる(共振している?)現象が見られ、聞いていて少し違和感があります。エイジングである程度は解消するかもしれません。
総じて、音楽の世界に浸って身をゆだねる、という聞き方には使いづらいと思います。
低音メインのBGMをながらで聴き流すような用途向けだと思うほうが無難です。
ANC:かなり優秀
ANCは相当優秀。
5メートル先で回っている洗濯乾燥機の「ゴー」音がほぼかき消されました。
屋外では、たとえば車が走ってくる音や、コンビニ内のアナウンスもかなり小さく聞こえます。自分の足音は全く聞こえません。
5000円台という値段を考えると、相当優秀と言って差し支えないでしょう。
ANC性能にすべてを注いでいるのかもしれません
電池の持ち:十分
- ANCオンのBluetooth接続で45時間
- 有線接続だと60時間
電池の持ちは十分です。
保証:1年
OneOdio製品には標準で1年間の保証が付きます。
そこまで値段は高くないものの、初期不良の際にしっかり対応してくれるというお約束だと思えば安心できますね。
SuperEQ S1こんな人におすすめ
まとめ:低価格で高い遮音性を求める人に
総合評価:
ANC単体で見ると優秀。でも音質を含めた総合得点は低めです。
価格が安いせいか、コストのほとんどをANC機能に振り分けているのでしょう。
音質はある程度妥協した上でANCを含む高い遮音性を求める人にはフィットすると思います。
ピンと来た人はチェックしてみてはいかがでしょうか。
ピカピカの音質を求めるなら1万円以上のものを探す方が幸せになると思います
以上「OneOdio SuperEQ S1レビュー | ANCは優秀、音質は価格なり。5000円台のANC対応ワイヤレスヘッドホン」でした。