ポケモンGOで遊んでいると、すぐにスマホが熱くなってしまうのをどうにかできないの?
という方に向けて、今回はポケモンGOによるスマホの発熱について、
- 発熱対策:スマホの発熱をおさえる方法
- 冷却方法:スマホを効率的に冷やす方法
をまとめてご紹介します。
発熱にともなう処理落ち(画面のカクつき)などが気になる方は参考にしてください。
ポケモンGOのスマホ発熱をおさえる方法
1. ポケモンGOアプリの設定を見直す
ポケモンGOアプリの設定を変更し、スマホが行う処理が軽くなるようにします。
- バッテリーセーバーをオンにする
- ARをオフにする
バッテリーセーバーをオンにする
設定画面から「バッテリーセーバー」の項目にチェックを入れます。
アプリ内部の処理がどう変わるかは公開されていませんが、おそらく、
- ゲームプレイ自体に支障のないエフェクトを非表示にする
- FPSを抑えて描画処理を軽減(ヌルヌル感を失うかわりに軽くする)
などをしていえると考えられます。
「バッテリーセーバー」と名前がついていますが、
バッテリー消費をおさえる
=流れる電気を少なくする
=処理を軽くする
ですので、発熱をおさえる働きも期待できます。
ポケモン捕獲画面でARをオフにする
ポケモンに遭遇した画面、右上にちょこっとでくる「AR」マークをオフにします。
これにより、ポケモン捕獲画面で
- カメラ
- 方位(GPS)
- 角度センサ
の3つを利用しないようにします。
そのぶん処理が軽くなり、熱が持ちにくくなる効果が期待できます。
2. スマホ本体の設定を見直す
次にスマホ本体の設定に手を入れます。
スマホ本体の設定によって、スマホで実行されているアプリであるポケモンGOの処理効率も変わるので、処理効率がいい=発熱しづらくなる設定を入れてあげます。
iPhoneとAndroidに分けて、発熱対策に有効な設定をご紹介します。
iPhoneの場合
設定>バッテリー>低電力モードを有効にします。
低電力モードとは、不要不急の処理をiOSが行わないようにすることでバッテリー消費をおさえる設定です。
スマホの処理スピード(クロック)自体を落とす効果もあるそうなので、そのぶん発熱をおさえる効果を期待できます。
Androidの場合
「開発者オプション」の設定を変更します。
- 設定>端末情報でビルド番号を7回タップして開発者オプションを出す
- 設定>開発者オプションから以下の通り設定変更する
- ウィンドウアニメスケールを0.5xにする
- トランジションアニメスケールを0.5xにする
- Animator再生時間スケールを0.5xにする
- GPUレンダリングを使用にチェックを入れる
- HWオーバーレイを無効にチェックを入れる
- スマホを再起動する
これは、ポケモンGOと同じく処理が非常に重いことで有名な「白猫プロジェクト」というゲームで、処理を軽くするのに効果的だと言われている方法です。
実際の効果は使っているスマホによって異なるようですが、試す価値はあります。
もしほかのアプリで不具合が発生したら、元の設定に戻してスマホを再起動してください。
3. 専用のデバイスを使う
「ポケモンGOプラス(Pokémon GO Plus)」は、スマホがスリープ状態であっても、近くにポケモンが登場したりポケストップが近づくと振動して知らせてくれる、腕時計型のデバイスです。
スマホをつけっぱなしにしなくて済みますし、直射日光に当てずに済むので、それだけスマホが熱くなりにくくなります。
また「ポケットオートキャッチ」は、スマホ無しで手軽にポケモンやアイテムを自動的にゲットできるアイテム。
色違いポケモンも捕獲できますし、バイブレーションや画面のアイコンでステータスを確認できます。
ポケモンGOで熱くなったスマホの冷却方法
1. スマホケースやカバーを外す
スマホケースやカバーは、熱が発散しにくい素材でできていることが多いので、スマホに熱をこもらせてしまいます。
ケースやカバーを外すことで、熱を効率よく逃がすことができ、スマホが冷えやすくなります。
2. スマホに風を送る
スマホに風(冷たい空気)に当てることで熱を奪い、冷やします。
ぼくが試した範囲ではうちわでスマホを扇ぎながらプレイがとても効果的でした。
うちわが面倒なら、送風ファンつきスマホホルダーを使うといいでしょう。
スマホの熱を奪いながら充電もできるため、ポケモンGOにはもってこいです。
3. 冷たいものをスマホに接触させる
冷えピタ、冷たい机、飲み物などをスマホにつけることで、直接冷やす方法です。
ただし、氷など冷たすぎるものを使うとスマホが壊れる可能性があります。
結露でスマホの中に水が入って、水没したのと同じ状態になってしまうんです。注意してください。
4. 定期的に休み時間を取る
スマホを休ませると、そのぶん処理が止まるので冷えやすくなります。
外から冷やすだけでなく、内から冷やすのもとても有効です。
5. 放熱性を高めるパーツを貼る
金属でできた放熱パーツ(ヒートシンク)をスマホに貼ることで、熱の発散効率をアップさせます。
積極的に冷やすというより、風を送ったり一休みする際に冷えるのが早くなる、という感じです。
ノートパソコン用の小さなものならスマホの邪魔になりにくいでしょう。
ポケモンGOが発熱しにくいスマホの特徴
スマホの発熱のしにくさや冷却の効率は、2つの要因で決まります。
- スマホの性能……性能が高いほど、発熱しにくい
- スマホ本体の素材……素材が金属だと、冷却されやすい
高性能であること
低い性能のスマホだと、100%の力でポケモンGOアプリを動かそうとするため、無理が生じてすぐ熱暴走します。
高性能なスマホは、あまり本気を出さずにもポケポンGOアプリを動かせるので、熱くなりにくい傾向があります。
ポケモンGOのスマホ発熱が気になるなら、ハイエンドと呼ばれている高性能スマホを使いましょう。
素材が金属であること
スマホ本体の素材はおもに「樹脂(プラスチック)」「ガラス」「金属」が使われています。
それぞれの素材によって、熱の伝わりやすさ=スマホの熱を外に逃がす効率が全然違います。
ざっくりいうと、ガラスは樹脂の4倍、金属は樹脂の400倍くらい、熱の発散効率がよいです。
スマホの発熱を気にするなら、背面が金属のスマホを選びましょう。
ポケモンGOでスマホが熱くなる原理と問題点
スマホが発熱する原理
スマホが発熱するそもそもの原因は、電流です。電熱線と同じで、電気が多く流れると回路に熱が発生するんですね。
スマホの場合、重たい処理を行うほどスマホの中の回路に多くの電気が流れます。
つまり、処理の重いアプリを使っているときほど電気がたくさん流れ、スマホが熱くなりやすいんです。
ポケモンGOは重いアプリ
そして、ポケモンGOはとても重いアプリです。
スマホに備わる各種デバイスをヘビーに使い倒し、重たい処理をずっと続けます。
- 位置情報を使うためGPSを常用
- ARのためカメラ+GPS+傾き検知センサを利用
- 3DCGを用いたプレーヤーやポケモンの描画
- ネットワーク通信しっぱなし
だからスマホがすぐに熱をもつんですね。
たとえにポケモン図鑑の詳細画面や、ARモードオンでのポケモン捕獲画面は処理が重たいため、あっという間にスマホが熱くなってしまいます。
スマホが熱くなると起こる問題
スマホが熱くなりすぎると、最悪スマホが壊れます。
- 処理速度ダウンで、画面や操作がカクつく
- バッテリーが劣化し、電池の持ちが悪くなる
- スマホの故障や発火するおそれがある
大事なスマホを長持ちさせるためにも、発熱対策と冷却は重要なのです。
まとめ:ポケモンGOは発熱対策で快適に
というわけで、ポケモンGOの発熱対策と冷却方法のお話でした。
暑い季節でも快適にプレイできるよう、排熱と冷却にも気をつかっていきましょう。
周りには気をつけて、くれぐれも交通事故には注意してくださいね。
※そもそも歩かなくてもよくなるアイテムがあったりするようですが……▼
LG LGE960 Nexus4(2012)でも楽に動きますぜ
torisugari さん
コメントありがとうございます!
そうなんですね。デバイスやセンサーを使い倒しながらも旧機種でも動くようになっている。ポケモンGOの作りに優しさを感じますね!