休日、一人の時間はカフェ作業が習慣になっています、NAEです。
先日の土曜日、お気に入りのタリーズで物書きをしていたときのこと。
隣に座ったジェントルマンのポメラさばきがすてきすぎて、ポメラが欲しくなってしまいました。
タリーズコーヒーで物書きしていた
土曜日。カフェ作業のための訪れた近所のタリーズコーヒーでのことです。
いつも通り一人用の席に座って、お気に入りのChromebook Flipで物書きをしていました。
その日は珍しく主な客層である(とぼくが思っている)30代女性よりむしろ男性が多く来店していました。
休日なのにパソコンや本を開いて作業をしている人が多く、いつも快適なタリーズのフリーWiFiが少しモタついていたのをよく覚えています。
隣にジェントルなおじいさんが座ってきた
店に入って30分ほど経ったときです。
隣の空席に60代前半くらいと思われる白髪まじりの男性が座りました。
シャツにジャケット。髪型もきちんと。落ち着いた雰囲気。
ジェントルマンという言葉がとてもお似合いのナイスミドル(ポストミドル?)という感じ。
ホットコーヒーを一口、iPhoneを少し触ったあと、彼がカバンから取り出したのは、文字入力に特化したストイックなデバイス、ポメラでした。
ジェントルマンのポメラさばきが素敵すぎた
ポメラをテーブルに置き、開いたあとの彼のポメラさばきにぼくは目を奪われてしまいました。
超高速のタイピング
手が止まらない。とにかくタイピングが早い。
指先に無駄な動きが一切ない。ホームポジションから手が微動だにしない。
ドラマに出てくるスーパーハッカーさながらの速度で、ひたすら文字を打ち込んでいきます。
書く前に頭の中がすべて整理されていたのでしょうか。
頭の中をそのまま文字に落としているようにも見えました。
Backspaceやスペース連打がゼロ
というかこの人、ほとんどBackspaceキーを押していません。
ミスタッチがほとんどないのでしょうか。文字を削除するそぶりがほとんどありません。
またスペースキーを連打して正しい漢字を選んでいる様子もありません、
文字入力→一発変換→Enter→文字入力→一発変換→Enter・・・
指の1つ1つの動きが文字入力のため、アウトプットのためだけに動いているように見えました。
漢字変換に無頓着にとにかく書いているのか、漢字変換の精度が高いのかはわかりません。
とにかく画面がどんどん文字で埋まっていきました。
きわめて静かな打鍵音
なにより驚いたのは、それだけ高速に文字入力をしているのに、打鍵音がきわめて静かであること。
聞こえてくるのはキーと本体がこすれる「シャカシャカ」という音だけ。
マンガみたいに擬音語をつけるなら「サーッ」です。「カタカタ、ッターン」感が一切ない。
ポメラのキーボードの作りがいいのか彼がジェントルタッチの達人なのかは不明です。
とにかく静かに文字が増えていきました。
iPhoneに文章を送り、さくっと作業終了
圧倒的に高速な執筆を終えて一息。
ジェントルマンが次に取り出したのは、iPhoneでした。
画面がちらっと見えたのですが、表示されていたのは大量の文字列。
おそらくポメラで書いた文章をiPhoneに送ったのでしょう。(いつの間に?)
上から下までスクロールしてなにかを確認したあと、彼はポメラとiPhoneをしまって去っていきました。
・・・
彼が着席してから店を出るまでおよそ20分。
颯爽とタリーズを去ったジェントルマンに見とれていたぼくの物書きは、20分間ほとんど進みませんでした。
使っている人がきっかけで欲しくなる現象
そんなジェントルマンのカフェ作業の一部始終を見ていて、
ポメラが欲しくなってしまいました。
よく洋服の宣伝文句に「芸能人が着用!」なんてものがありますよね。
同じように
- あのドラマで星野源が使っている腕時計
- あのCMでガッキーが着ていた服
- あの番組で玉木宏がつけていたネクタイ
などがきっかけにモノが欲しくなることってあると思います。
これ芸能人だけでなく、街ナカで見かけた人であっても同じ気持ちになるんですね。
街でみかけた人のコーディネートをスマホで撮って似た服を検索するアプリが重宝がられるのがわかった気がしました。
道具を変えると効率が激変する
ぼくは過去、Bluetoothキーボード+スマホで物書きをしていたときがあります。
この組み合わせとパソコンを使ったときの執筆効率について、このように書きました。
これは意外な効果だったのですが、スマホ+Bluetoothキーボードという環境だとより目の前の文章(=思考)に集中できます。
PCだと画面に常に様々な情報が表示されるため目線や意識が散りがち
出典:スキマ時間でのブログ執筆を爆速化するおすすめグッズ3選 | NaeNote
ポメラは文章作成に特化したデバイスです。文字を入力する以外の機能は極限まで削がれています。
そのため文章執筆という意味ではポメラは最高のデバイスなのかもしれない、と思いました。
まとめ:ポメラいいかも
というわけで、隣に座ったジェントルマンがきっかけでポメラが輝いて見えたというお話でした。
仕事ではマウスやディスプレイその他周辺機器にはお金をかけて効率アップを図っていました。
しかしブログをはじめ、プライベートでの文章執筆についてもちゃんと道具に投資すべきなのかもしれませんね。
ちなみにポメラの最新型であるDM200は4万円くらいするそうですが、型落ちのDM100なら2万円くらいで買えるようです。
ただDM200のレビューを見ると「漢字変換精度がかなり向上した」「スマホ連携が便利」という意見がちらほら。
あのジェントルマンと同じスタイルを目指すなら、最新版を買うのがいいのかもしれません。