提供:SUNVALLEY Japan
SUNVALLEY Japan様のご厚意で、2021年5月に同社ブランドRAVPowerから発売された30,000mAhのモバイルバッテリー「RP-PB232」を先行レビューさせていただきました。
RP-PB232の特長は、入出力のW数がケタ違いに大きいこと。
- よくある30000mAhクラスのもの:たかだか22.5W。スマホやタブレット専用
- RAVPower RP-PB232:最大90W出力、60W入力。ノートPCのサブ電源に使える
実際に持ち歩く身になって考えると、
- 「30000mAhクラスって、かなり重いよね」
- 「なのにスマホやタブレット専用?いやいや」
- 「ノートPCでも使えるほうがいいに決まってるじゃん」
ということで、RAVPower RP-PB232に軍配が上がります。
そのぶん値段は「よくある系」の倍額くらい。差額は4000円程度ですが、
- ノートPCの電池切れで仕事が止まる影響
- カフェなどの電源席を探しまわる無駄な時間
が消えると考えれば、+4000円は安い投資といえます。
移動の多いビジネスパーソンの方におすすめです。
RAVPower RP-PB232に興味を持った理由
電源のない席で長時間作業するケースがある
客先の事情で客先オフィスに常駐できず、会議室の一角を借りて仕事をするケースがあります。
ただ会議室にコンセントがなく、電源に困ってしまうことがありました。
いつもではないとはいえ、たまにであってもノートPCの電池が切れると仕事ができなくなります。
個人的にはクリティカルなので、大きめのモバイルバッテリーの持ち歩きが必要でした。
30,000mAhあればかなりのリスクヘッジになる
一方、これまで使ってきたモバイルバッテリーは20,000mAh。
節電設定なしのノートPCで2.5時間ほど持たせられるため、一時的なカフェ作業であれば十分なものの、1日ずっと電源なしで過ごす場合は心もとなくなります。
なので、リスクヘッジのためもっと大容量のものがあったほうが良い、という結論に至ったのです。
RAVPower RP-PB232の概要
注目ポイント
- 30000mAhの超大容量
- 単ポート90W Power Delivery出力
- 60W USB-C Power Delivery入力
- USB C ケーブル付属
- USB-C + USB-Aポート
- 幅広い互換性
仕様・スペック
- サイズ:約 15 x 8.7 x 2.5 cm
- 重量:約 540 g
- バッテリー容量:30000mAh / 108.9Wh
- 充電時間:2.5時間(60W出力以上のPD対応USB-C充電器で充電した場合)
- ⼊⼒ポート:USB-Cポート x1 (USB-C:⼊出⼒兼⽤仕様)
- 出⼒ポート:2 ポート (USB-C、USB -A)
- USB-C⼊⼒:5V/3A, 9V/3A, 12V/3A, 15V/3A, 20V/3A, 60W (最大)
- USB-C出⼒:5V/3A, 9V/3A, 12V/3A, 15V/3A, 20V/4.5A, 90W (最大)
- USB-A出⼒:5V/3A, 9V/2A, 12V/1.5A, 18W (最大)
- 合計最⼤出⼒:最⼤83W (USB-Cポート PD 65W+USB-Aポート 18W)
- 対応規格:RAVPower iSmart3.0/PPS/PD3.0/QC3.0対応
RAVPower RP-PB232レビュー
それではレビューしていきます。
外観:シンプル。ビジネスシーンもOK
全体的にさらっとしたマット仕上げの黒。
上部には RAVPowerロゴの刻印があります。
裏側には…
濃い灰色の小さなフォントで各種規格や認証マークが印字されています。
PSE マークも付いています。
操作ボタンや端子類は片側に集約。
個人的にはこの方が扱いやすいので好きです。
ボタンを押すと LED が点灯し、電池の残量を知らせてくれます。
反対側には何もありません。
全体的にシンプルで、悪目立ちしません。ビジネスシーンでも使えます。
重さ・大きさ:持ち歩ける水準
容量30000mAhということで、けっこう大柄。
身長172cmの男性の手で、ようやくガバっと掴めるくらいです。
重さは実測で535g。10インチサイズのタブレットやHHKBと同じぐらいです。
それなりずっしりくるので、カバンに入れるとかなりの存在感になります。
とはいえ、ペットボトル1本分。「重すぎる!持ち歩きたくない!」と思うほどではありません。
充電(入力):2.5時間で充電完了
RP-PB232への充電は、USB-Cポートから行います。
入力は最大60W。こちらの65WのPD充電器で空っぽの状態から充電したところ、
- 充電開始時間:14:48
- 充電完了時間:17:23
と、約2時間半で満充電されました。
仕様通りのスピード充電です。
給電(出力):ノートPCを3.5時間以上持たせられる
RP-PB232からの給電能力は以下の通り。
- USB-A:最大18W
- USB-C:最大90W
実際に両方のポートから給電させてみると、
- USB-A:18W急速充電に対応してるスマホで「急速充電中」と表示される
- USB-C:60W給電のノートPCが正常に充電されていく
と、給電量は仕様通りで問題ありませんでした。
10:09 給電開始 13:56 完全放電
ノートPCへの給電をRP-PB232のみにするとどのくらい持つか、実験してみました。
ノートPCにつないだ満充電のRP-PB232が空っぽになるまでの時間を計測した結果、
- 給電開始:10:09
- 完全放電:13:56
でした。
放電しきったのに気づくのが遅くなった点を差し引くと、RP-PB232のみで少なくとも約3.5時間、ノートPCを使えることになります。
電源モードを節電に切り替えればもっと持つ(4〜5時間くらいはいける?)ことを考えると、
- もともとのノートPCの電池:5〜6時間
- RP-PB232による追加分:4〜5時間
となり、そこそこ残業した場合でもまかなえることに。
RP-PB232をノートPC用サブ電源として持ち歩けば安心です。
熱:気になる発熱なし
最大電力で充電・給電しても、目立つ発熱は見られませんでした。触るとほんのり温かいくらい。
きちんと電力量や排熱が制御されているようです。ここらへんの安全性コントロールはRAVPowerならでは。
耐久性:未検証
使って2週間ほどしか経っておらず、長期間での耐久性は検証できていません。
何か不具合が出たらここに追記しようと思います。
保証:18ヶ月の長期保証
RP-PB232には
- 18ヶ月の標準保証
- 製品登録すると+12ヶ月の追加保証
の長期保証がつきます。
安い買い物ではないので、それなりの保証がついていると安心です。
RAVPower RP-PB232はこんな人におすすめ
まとめ:移動の多いビジネスパーソンに
総合評価:
外回りや移動が多いビジネスパーソンの強い味方になるのではないでしょうか。
普段、ノートPCの電池残量を気にしながら仕事していたり、カフェの電源席を探すことが多い方の悩み解消につながると思います。
同時に、容量や出力の関係でモバイルバッテリーを複数持ち歩いている場合、RP-PB232なら1つに集約できて荷物が減らせる、という副次的なメリットも。
それもこれも、RAVPower RP-PB232が大容量・高出力だからこそ。
ぜひチェックしてみてはいかがでしょうか。
以上「RAVPower RP-PB232レビュー | 移動の多いビジネスパーソンに嬉しい30,000mAhの高出力モバイルバッテリー」でした。