提供:Rogbid
Rogbid様のご厚意で、同社のスマートウォッチ「Rowatch 3」をレビューさせて頂けることになりました。
Rogbidは、2016年創業のスマートウォッチメーカー。日本ではマイナーですが、世界40カ国で商品を展開しており、「rogbid smartwatch review」でググるとわりとたくさんのレビュー記事がヒットします。
今回ご紹介するRowatch 3は、同社ラインナップの中では「Health Watch」カテゴリにあたるもの。
スマートウォッチとしての機能は大体網羅されていますが、フィットネスラッキング系ということでそちら方面を重点的にレビューしていきたいと思います。
Rowatch 3スマートウォッチの概要
注目ポイント
- 一度にすべてを計測できる「一括計測」が可能
- 低価格ながら、血圧や血中酸素濃度SpO2計測にも対応
仕様・スペック
- チップ:Nordic 52832
- 画面サイズ:1.7インチ
- バンド幅:22mm
- バンド素材:シリカゲル
- 操作:タッチ操作
- Bluetooth:BLE 5.0
- 電池:180mAh
- 通常利用時間:5-7日
- 待機時間:30日
- カラーバリエーション:Girly Pink、Cool Black、Calm Gray
Rowatch 3スマートウォッチレビュー
それではレビューしていきます。
外観・デザイン:悪くはないが
大きめのフェイス 竜頭ではなくボタン 金具はゴールド 各種センサー類
今回ご提供いただいたGirly Pinkはピンクのバンドに金色の金具。
ベルトは22mm幅。市販のベルトと交換可能です。
フェイスは大きめですが……
ディスプレイ:ベゼルは厚め。視認性よし
画面下に厚めのベゼルが メニュー。アンチエイリアスあり 外でもくっきり
発色が良く、文字もくっきり視認性も良いです。
Retinaディスプレイのような精細さはありませんが、スマートウォッチの機能を使うぶんには困らない精度です。
操作性:反応が悪いケースがある
デスクに置いて人差し指で操作すると、めちゃくちゃ反応が悪いし、誤タップを連発します。
でも腕につけてていると、なぜかスルスルと操作できてしまいます。
もしかしたら、センサーに反応がある状態でのみディスプレイ感度を上げる、的な制御が入っているかもしれません。消費電力を抑える工夫でしょうか。
タッチの感度は良好。
ただし、スワイプ操作はもたつきます。2テンポぐらい遅れている印象。指についついてくる感じはしません。
左から右にスワイプすると戻る操作なのですが、その時も画面が平行移動するのではなく、単に切り替わるだけなので少し違和感。
ここら辺の細かな作りの粗さは、慣れれば実害はないものの、気になる人はいるかもしれません。
スマホ連携:良好
Hero Band 8
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専用のスマホアプリでスマートウォッチをペアリングすれば、一発。
通知の電源や音楽、コントロールなど一通りの機能を備えています。
フィットネストラッキング:本体だけで開始終了
スマートウォッチでは珍しく、運動計測の開始終了がスマートウォッチだけで行うかたちです。
スマホアプリには運動開始的なメニューはありません。
アプリで計測を開始、終了する人にとって使いづらいかもしれませんが、個人的にはむしろ機能配置がすっきりしていて気持ちが良いです。
各種バイタル計測:項目が多く使いやすいが、精度が悪いケースあり
フィットネスラッキングとは違いますが、搭載しているセンサーのすべてを利用して、計測可能な前項目を一度に継続する機能があります。
これは他のスマートウォッチでは見られない特徴で、個人的には面白いなあと。
心拍や血圧、血中酸素濃度やストレスレベルをそれぞれ個別で測るのは時間がかかりますので、この機能は結構便利です。
心拍計測。そこそこ精度よし 血中酸素濃度計測。 精度の良し悪しは分からないが、あるだけ安心 血圧計測。5000円未満のスマートウォッチだと珍しい?
もちろんそれぞれ別々で計測もできます。
ただし……
歩数の計測精度はかなり怪しいです。
家の中を 2〜3 分うろうろしただけで300 歩歩いたことになっていたり、徒歩と自転車合わせて 30分ぐらいの移動で3000 歩歩いたことになっていたり。
実感と全然あわないですし、同時につけていたMi Band 6では半分未満の歩数が出ていましたし、正直歩数計測は当てにありません。参考程度だと思った方がいいでしょう。
また Google フィットなどプラットフォームとの連携もできません。
ここら辺は5000円未満の実力値といったところでしょう。
電池の持ち:4日くらい
スマートウォッチの電池の持ちは有効にする機能の数で決まるもの。
なので同じ機能を有効にして使っているMi Band 6と比較します。
フル充電から電池切れまでの日数は
- Rogwatch 3:4日
- Mi Band 6:6日
でした。
ただ値段がRogwatch 3のほうが安いです。
そこを割り引いて考えるとRogwatch 3は善戦しているんじゃないでしょうか。
その他機能:一通り可能
最近は5000円未満のスマートウォッチでもかなり機能が充実してきています。
Rowatch 3ももちろんそう。代表的なものをピックアップして紹介します。
各種設定
通知連携
フェイス設定
2022年1月22日現在、60種類のフェイスが選択可能。
自分で準備した写真や画像もセットできます。
保証:12ヶ月
公式サイトでは
- 7日間の返品対応
- 12ヶ月の保証
となっています。
実際に使ってみた感想
良かったところ
- 一括計測機能か便利
- 値段のわりに計測項目が多い(血圧や血中酸素濃度計測までできる)
悪かったところ
- 歩数計測があてにならない
- スワイプ操作のテンポが悪いケースがある
Rowatch 3スマートウォッチはこんな人におすすめ
まとめ:バイタル計測優先なら検討して良い
総合評価:
スマートウォッチ上級者が3本目に買うにはいいかなという印象です。
ぼくはスマートウォッチ初心者で、あまり使いこなせる気がしないので、★3としました。
Rogbit Rogwatch 3は、限られたコストをバイタル計測に全てふりむけた、目的特化型のスマートウォッチ。バイタル計測の項目の多さにこだわりがある人向けです。
しかし5000円未満という値段から、計測精度はあまり期待できず。「この値段ならこんなもんだろう」と、”わかってる”ことが前提になります。特に歩数。
あくまで値段なりのものを値段なりの品質で使うという認識のもと使うべきだと感じています。
その意味で初心者向けではなく、上級者が何本目かに買うのに適したスマートウォッチ、と評すのが良いでしょう。
以上「Rogbit Rowatch 3スマートウォッチレビュー | バイタル計測特化型だが「わかってる上級者」向け」でした。