トラックボールの練習方法。使い方のコツを掴んで慣れるまでにやったこと

トラックボールマウスが使いづらくて慣れない

トラックボールマウス「Digio2 Q」に乗り換えてから1ヶ月、なかなか慣れず苦労しています。

全般的にダメ、というわけではありません。特定の操作が難しいがゆえ、全体の操作スピードと精度が上がらないのです。楽に早くマウス操作するためのトラックボールなのに、これでは元も子もありません。

なので、

  • 慣れるまではそれら操作は別の方法を併用する
  • その間に練習を積む

というアプローチで解決しました。

というわけで本記事では

  • トラックボールでは難しかった操作とその代替策
  • おすすめの練習方法

を紹介します。

トラックボールを使ってみたい方の参考になれば幸いです。

※2021年3月23日追記

その後、M575Sに乗り換えました。これまでの苦労がウソのように、意図通りに操作できています。デバイス選びって大事。

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トラックボールでは難しかった操作と代替策

以下3つです。

  • マウスホバーでのメニュー選択
  • 1文字単位の文字選択(細かな範囲指定)
  • ポインタの縦移動

それぞれ詳しく話します。

マウスホバーでのメニュー選択

操作の例
  1. メニューにポインタを置いてサブメニューを開く
  2. サブメニュー内にポインタを置いてサブサブメニューを開く
  3. (目的のメニューに行き着くまで繰り返し)
  4. (メニューからポインタが外れたらやり直し)

マウスホバーでメニューを開いていくUIです。ポインタの軌跡を緻密にコントロールできることが前提のもの。

しかしこのUIはトラックボールとの相性が最悪。なぜならばトラックボールは、

  • ポインタの素早い移動は得意(画面の端から端まで移動する等)
  • 一方でポインタ軌跡のコントロールは難しい

と言われているためです。

代替策は、キーボードショートカットを使うこと。WindowsならAltを押すとメニューにフォーカスされ、そこから各メニューに割り当てられたキーを入力していけば、メニューをたどれます。

ただしこの方法は完璧ではありません。Web画面やWebアプリだと、メニューにショートカットキーが割り当てられていないケースがあるからです。

なので最終的には、ポインタの軌跡をコントロールできるよう練習あるのみです。

1文字単位の文字選択(細かな範囲選択)

操作の例
  1. 文字列を選択する
  2. ドラッグ&ドロップで移動先まで動かす

かんたんな文字列操作はマウスだけでさくっと済ませてしまいたい。なので個人的にはポインタ操作での文字列選択&移動はよく使います。

しかし、トラックボールは慣れるまでは細かな操作がやりづらいと言われています。たとえばフォントが小さいテキストを1文字単位で正確に選択するなんて、トラックボール初心者には至難のワザです。

代替策は、キーボードを併用すること。具体的には以下の通り、一部をキーボードに分担させます。

  1. だいたいの場所にカーソルを置くまではトラックボール
  2. それ以降の文字列選択はキーボード
  3. 選択した文字列の移動はトラックボール

ただ、そもそもこれなら最初からキーボードだけでやるほうが早いです。かんたんな文字列操作をマウスだけで完結させたいのに、これじゃ本末転倒。

そのため、結局は細かな文字選択も自在にできるよう、練習あるのみです。

ポインタの縦移動

操作の例
  1. ポインタを上下方向に動かす

トラックボールでポインタを縦移動させるには、親指を前後(指先⇔手首)方向に曲げ伸ばしする必要があります。

しかしそもそもの体の作りとして、親指はこの方向の可動域が狭いです。

代替策は、腕の動きを使うこと。親指の可動域の狭さを腕でカバーする、ということです。

しかしこの方法はトラックボールの良さを消してしまいます。腕や手首に負担をかけることなく指先だけで操作できるのがトラックボールのメリットだったはず。

そのため、多少可動域は狭くとも親指だけでスムーズに移動できるよう、練習あるのみです。

トラックボールの練習方法

トラックボールで難しかった操作、いずれも100%の代替策はなく、練習あるのみ、が結論になってしまいました。やはりそんなうまい話はないようです。

では、具体的にはどう練習すればいいのでしょうか。

ぼくは練習に2つのステップを設けました。それぞれでおすすめの方法を紹介します。

第1ステップ:ポインタ位置のコントロール

はじめに、ポインタの位置を正確にコントロールできるようになりましょう。クリックしたい場所にピタッと止め、正確にクリックする練習です。

これはFPSのエイム練習用サイトが役に立ちます。(FPS=一人称視点で対戦相手と戦うシューティングゲーム。エイム=相手に狙いを定めること)

練習用サイトはたくさんあるのですが、ぼくは「Shoot」を使いました。ポインタの稼動域が狭めなので細かい動きの練習になりますし、残り時間の表示もわかりやすいためです。

最後にランクが表示されますが、仕事でトラックボールを使うのであれば、ランクBくらいを目標にすればOKです。(参考までに、ぼくはB〜A-の間くらいです)

参考 Shoot

第2ステップ:ポインタ軌跡のコントロール

意図通りの場所を難なくクリックできるようになったら、次はそこに至るまでのポインタ軌跡のコントロールを練習します。もちろん縦移動を含みます。

これにはポインタを使った迷路ゲームを活用します。特に壁にぶつかるとゲームオーバーのもの。

ぼくはCursors」というサイトで練習しました。ポインタ操作で迷路をクリアするだけでなく、世界中のプレイヤーがどこで壁にぶつかったかもわかるので、マリオメーカーをプレイしている気分で楽しめます。

参考 Cursors

※2022年7月24日更新:Cursorsにアクセスできなくなっていたので、かわりに以下サイトを紹介しておきます。

参考 IT講習会支援サイト マウス ドラッグ練習

まとめ:マスターへの道は地道な努力から

思い返せば小さいとき、マウス練習アプリで一生懸命マウス操作を覚えた記憶があります。

トラックボールは、マウスとはまったく違うインターフェース。マウスと同じレベルで使いこなすには、やはり相当な練習が必要なのでしょう。

よくネットで「トラックボールはすごい」「もう手放せない」とトラックボールの使い勝手を絶賛する記事を見ますが、それを書いている人たちは相当な修練の末にその境地に行き着いた人たちなのだ、ということを忘れないようにしたいですね。

以上「トラックボールの練習方法。使い方のコツを掴んで慣れるまでにやったこと」でした。

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