自宅モニターの高さを変えたい。
そう考えたとき、まっさきに思い浮かぶのが、モニターアームだと思います。
しかし、ぼくはモニターアームではなく、あえて(下位互換と思われがちな)モニタースタンドを選びました。
本記事では、その判断理由を共有します。
ぼくがやりたかったこと
ぼくの要件は以下の4つです。
- モニターの高さをもっと上にあげたい
- ひんぱんにモニターの位置を動かす予定がない
- なるべくデスクの奥にモニターを配置したい(手元スペースを広く保つため)
- モニターのグラつきは可能な限りゼロにしたい
これらをコスパ高く満たすものはなにか?というスタンスから、幅広に探してみたところ、モニターアームとモニタースタンドの勝負に行き着きました。
要件に基づくモニターアームのデメリット
ただモニターアームだと、
- デスクの奥に、畳んだアームの収納スペースが必要だが、奥行き60cmのデスクにそんなスペースはない
- アームの収納スペースをゼロにするには、アームを伸ばした状態でモニターを中央に配置することになるが、それでは揺れが心配
というデメリットが。
また、ひんぱんにモニターの位置を調整する予定がなかったので、ぼくの用途ではモニターアームのメリットを活かしにくいのでした。
モニタースタンドのメリット
一方、モニタースタンドは
- デスクの奥に配置できる(奥行き60cmのデスクでも余裕ができる)
- モニターアームより構造がシンプルなぶん、安定しやすい
- ガススプリング式のものなら、高さ調整もワンタッチでできる
- 値段が安い(4,000円前後)
という点で、モニターアームに勝っていました。
要するに、ぼくの実現したかったことを最低コストでカバーできるのは、モニタースタンドだったということです。
追記:実際に両方試した結果
「LG 34WN780-B」という、モニターアームつきのウルトラワイドモニターを買ってみたのですが、揺れが許容範囲オーバーしており使いものになりませんでした。
いろいろ手を尽してみたところ、揺れを実用範囲内におさえられたとはいえ、それでもモニタースタンドの安定性には勝てず。
結局モニターアームは使わず、モニタースタンド「GREEN HOUSE GH-AMCM01」に付け替えて使っています。
画面が揺れないことを優先するならモニタースタンドを選ぶべきだと、身を持って実証できました。
ただし、エルゴトロンLXだと話は別でした。最高級モニターアームは、やはりしっかり安定しています。
とはいえ、エルゴトロンLXの値段はGREEN HOUSEモニタースタンドの3倍。安定性だけで見ると、モニタースタンドのほうがコスパが優れています。
安定性以外の点でこの値段差が埋まるかは、人それぞれ。良い点・悪い点を以下記事で詳しく紹介しているので、考えの足しにしていただければと思います。
まとめ:アームもいいけどスタンドもいい
モニターの位置調整といえば、まずはモニターディスプレイアームを探す人がほとんどだと思います。
しかし自分のやりたいことを冷静に振り返ると、実はモニターアームよりモニタースタンドの方がしっくりくる可能性が十分にあります。
モニターアームに絞り込んでしまう前に、モニタースタンドも含めて探してみてはいかがでしょうか。
やりたいことが半額で実現できるかもしれません。
以上「モニターアームではなくモニタースタンドを選んだ理由と両方試した結果」でした。