ガジェット類は仕事効率を1ミリでも高めるために存在する、と考えているNAEです。
本記事ではリストレストとデスクマットの有無でマウスの操作がどれだけ速くなるか検証します。
- リストレストって本当に効果があるの?
- デスクマットって買う意味ある?
と思っている方の参考になれば幸いです。
検証の前提と検証パターン
検証パターンは以下の通り。
- デスクマットなし・リストレストなし
- デスクマットなし・リストレストあり
- デスクマットあり・リストレストなし
- デスクマットあり・リストレストあり
これらパターンにつき、以下のシチュエーションで検証します。
- 単純な操作(カーソル操作): こちらサイトでの平均スコアで定量比較
- 仕事の実務(主にMS Office):各パターンで実務をこなした心象で定性比較
実務での比較を入れたのは、トータルでの仕事効率の差分を測るためです。
仕事柄、同じ作業を繰り返すことがないため、厳密には条件が揃った比較にはならない点、ご容赦ください。
検証結果
まとめると以下です。
パターン | 単純な操作(スコア) | 仕事の実務(心象) |
---|---|---|
デスクマットなし リストレストなし | 74.0(±0.0) | 違和感なし(→) |
デスクマットなし リストレストあり | 70.0(-4.0) | 少しすべりがち(↓) |
デスクマットあり リストレストなし | 73.5(-0.5) | 違和感なし(→) |
デスクマットあり リストレストあり | 76.5(+2.5) | ごく快適(↑) |
各パターン具体的にいうと……
デスクマットなし・リストレストなし
PCを初めて触ってから長年使ってきたスタイルです。
違和感ありませんし、単純操作のスコアもこれがベースライン。
以下のケースは、こちらとの比較の形で評価していきます。
デスクマットなし・リストレストあり
操作スピードも精度も落ちました。
マウスのすべりは快適である一方、すべり過ぎるケースが目立った結果です。
たとえば、
- カーソル移動後からクリック直前にかけての微調整で「少し行き過ぎて戻る」が多発
- 次のターゲットにカーソルを移動するとき、すべりやすいがゆえ、一瞬まったく別方向にカーソルを動かしてしまう
などです。
とはいえ極端に速度・精度が落ちているわけではないので、カーソル速度の調整や慣れでどうにかなる範囲内だと思います
デスクマットあり・リストレストなし
少し手首がお留守になっているな……と感じることが多かったです。
とはいえ実害はなく、操作スピードや精度はそこまで落ちていません。誤差の範囲内です。
マウスを持ち上げて置き直すときの「ガチャ」音がなくなったぶんだけ集中力が保ててるかも?
デスクマットあり・リストレストあり
あらゆる面でスピードと精度がアップしました。
特に、
- マウスをすべらせるときの力の入れ具合
- 細かなアイコンをクリックするときの微調整
の2点。
まさに「スッと動かしてスッと止まる」という印象です。
今回使ったデスクマットがウールフェルト素材だからかもしれません。摩擦がちょうどいい
まとめ
ぼくのケースだと、マウス操作高速化のためには、デスクマットとリストレストはセットで使う必要があるみたいです。
とはいえ、この結果はマウスの操作スタイルや使っているマウスの機種などに依存しますので、あくまで1つの実例として捉えてください。
くわえて、デスクマットやリストレストの要否を考える際は、マウス操作の高速化だけでなく手・腕・方への負担軽減も大事なバロメーター。そちらも踏まえて考えると、より良い選択ができるはずです。
今回検証に使ったデスクマットとリストレストの個別レビュー記事では、それら観点も踏まえて良し悪しを検証していますので、ぜひあわせてご覧ください。
以上「リストレストとデスクマットでマウス操作は早くなるのか?高速化の効果を検証」でした。