「XVXプロファイル」という、個人的には聞き慣れないプロファイルのキーキャップを買ってみたところ、今後はXVXプロファイルを第一優先で選ぼうと思うくらい気に入りました。
本記事では、
- XVXプロファイルに行き着いた理由
- 買ってみたキーキャップの紹介
- 実際に使ってみた正直な感想
を紹介します。
XVXプロファイルが気になっている方の参考になれば幸いです。
前置き:XVXプロファイルとは
簡単にいうと、XVXプロファイルとは
- CherryプロファイルとXDAプロファイルのいいとこ取り
- 実態としてはロープロファイル(高さが低め)のMDAというイメージ
というものです。
その他の詳しい解説は商品ページが一番わかりやすいのでどうぞ。
XVXプロファイルが気になった理由
行き着いた経緯はざっくり以下です。
- HHKBでシリンドリカル・ステップ・スカルプチャに慣れた
- メカニカルキーボードKEMOVEでOEMプロファイルを使い始めた
- 中古で買ったErgoDashに同梱されていたMDAプロファイルに惚れた
- しかしキーの高さがネックで、より低いXDAやDSAを試すものの「ダメだ」となった
- MDAに似ていて高さ低めのプロファイルは?で、XVXに行き着いた
この中で見えてきた、ぼくなりのキーキャップに求める要件は以下。
- キーキャップ上面が広めであること(多少指の動きが雑でも打てること)
- 指の移動距離が少ないこと(指の曲げ伸ばしにあわせた形をしていること)
XVXプロファイルはこれら自分なりの要件をきれいに満たしてくれる可能性があるものだったのです。
購入したXVXプロファイルのキーキャップ
AliExpressで購入。選んだ理由は、機能と見た目、両方が自分にフィットしたからです。
具体的には以下。
- 1Uの装飾キーがたくさん含まれており、配列が特殊なCorne Cherryにも対応できそうだったから
- 刻印の英字フォントが細身スクエアでシュッとしていて自分好みだったから
- 白〜紫のモノトーンが手持ちの白ベースなCorne Cherryに似合いそうだったから
キー数やカラーリングにバリエーションがあるので、お好みのものがあるか、ぜひ確認してみてください。
なおXVXプロファイルを扱っているストアはたくさんありますが、実際の製造元はWomier社のみ。広く流通しているものの、売れ行きが悪ければディスコンのリスクがある点は頭に入れておくほうがいいかもしれません。
値段がリーズナブルなのも魅力
以下、実際に購入したものの紹介です。
値段がリーズナブルな割にしっかりした箱入りです。少しびっくり。
横から見た高さはこんな感じ。
商品ページのイメージ画像ではR1〜R5の上面が球面に沿っているように描かれていましたが、実際は、
- R1〜R2が高め
- R3〜R5は低め
と、R2とR3の間にそこそこギャップがあることがわかります。
元ネタであるCherryプロファイルにも同様のギャップがあるので、これはこれで仕様としては正しく、商品ページがあくまで「イメージ画像」だったということでしょう。(AliExpressではよくあること)
Corne Cherryのようにファンクションキー行(R1)や数字行(R2)のないキーボードでは、使われるのがR3/4/5に限られるのでキーボード全体の高さがかなり抑えられます。
印字のズレやかすれは見られませんでした。
なお、これは行ごとに高さが違うプロファイルの宿命なんですが、Corne Cherryのような配列が特殊な自作キーボードで
- キー上の刻印
- キーの色の配置
- 実際のキーマップ
の3つを整合させようとすると、一気に沼にハマります。
今回は装飾キーがたくさん入ったセットを選んだものの、結局は一部妥協することになりました。
同一色で無刻印のキーキャップならこうなりません。
が、本キーキャップ購入時点(2022年11月)では、そもそも無刻印のXVXプロファイルキーキャップは存在しませんでした。AliExpressで穴が開くほど探してもなかったので、きっと存在しないんだと思います。
XVXプロファイルがもっとメジャーになれば無刻印バージョンや同一色バージョンも売られ始めるはず。今後に期待です。
※2023年3月4日追記
毎日使って3ヶ月。よく使うキーの表面がテカりはじめてしまいました。摩耗スピードが早くてびっくりです。。ハズレ個体を引いたのかもしれません。
メラミンスポンジでこすったら一時的に改善するものの、効果が1日持たなかったので・・・
ダブルショットだし印字にはダメージ無いよね、ということで紙やすりで削ってサラサラ感を取り戻しました。
またツルツルになってきたらやすりがけして延命、キーキャップが物理的に摩耗して使えなくなったら新品に買い替える、でいこうかなと思います。
実際に使ってみた感想
Corne Cherryに装着して、仕事で1週間使ってみました。
今回購入したキーキャップが、ではなく、XVXプロファイルがどうだったか、の感想です。
良かったところ
- 上面が広くて打ちやすい。中途半端にキーの角を押して「ん?」となることが非常に少ない
- 上面が球面状に凹んでいて指先がキーになじみやすい。指先がキーの中央に誘導されていくような、吸い付くような感覚が心地よい
- R3/4/5のキーの高さが低くてスマート。パームレストなしで使えるのでデスクがスッキリしやすく出先での使い勝手も良い
悪かったところ
- 無刻印や同一色のキーキャップセットが存在しない(2022年11月現在)。特殊な配列の自作キーボードに使おうとすると沼る
- 製造元がWomierというメーカーのみで、ディスコンのリスクあり
XVXプロファイルはこんな人におすすめ
まとめ:個人的には大好物
総合評価:
相当な理由がない限り今後買うキーキャップはXVXプロファイル一択でもいいかな、と思うくらい気に入りました。
勢いで買ってみたのですが正解でした。使いやすさもそうですが、 新しいシリーズ?ということで値段がリーズナブルなのも魅力です。
もし今後、無刻印や同一色のXVXプロファイルが出たら買ってみようと思います。(摩耗に強いといいなあ)
とはいえ無刻印はマイナーなので、前提としてXVXプロファイルがメジャーになってもらうところから、かもしれません。
がんばれXVXプロファイル
以上「XVXプロファイルのキーキャップをレビュー。指に吸い付くロープロファイルでとても良い」でした。
cxa profile もいいっすよ。
https://cannonkeys.com/products/cxa-bow-wob
背の低いMDAという感じで、XVXに近い感じしますね。
特筆するのはスペースバーっす。
chun999さん
情報ありがとうございます!
拝見しました。めちゃ好みです。印字のフォントもいいですね。
スペースバー、中央が丸く面取りされてるんですね。びっくり。
そのうち試してみたいと思います!